目次はじめに本書の使い方筆者紹介基礎編 【1】 SEOとは何なのか 【2】検索順位が決まる仕組み 【3】 SEOの歴史 【4】アルゴリズムアップデートについて 【5】 SEOに必要なスキル 【6】上位表示するまでにかかる月数 【7】ビジネス目的 SEOの分類 【8】 SEOに必須のツール 【9】キーワードについて実践編 ①サイト設計 ◆【前提】モバイル対応でサイトを作成する ◆サイト設計の基本はキーワード ◆サイト設計の具体例 ◆内部対策 ②コンテンツ作成 ◆競合相手のリサーチ方法 ◆キーワードからページの内容を考える ◆ページにタイトルをつける ◆記事の書き出し(リード文・導入文)を書く ◆本文を書く ③被リンク対策 ④その他 SEO注意点応用編 【1】 withコロナ時代の SEO ■ Googleの評価基準の変動 ■トレンドワードに注意を払う ■オンライン全国対応!に注意 ■情報の鮮度が落ちないように気をつける ■短期と長期のキーワードの使い分けが必要 ■キーワードをよく知る必要がある ■キーワード選定に SNS利用が不可欠になる 【2】トップページの順位の上げ方 【3】キーワードを掘り下げて競合の上を行く記事の作成方法
【4】他サイトに差をつけるタイトルのつけ方 【5】他サイトに差をつけるコンテンツのブラッシュアップ方法 【6】 Googleアップデート被弾後の回復方法 【7】国家資格保有者等の SEO 【8】コアウェブバイタル( Core Web Vitals)対策まとめ ■コアウェブバイタルとはなんのか? ■コアウェブバイタルを測定する ■具体的な改善策 ■コアウェブバイタルの影響 ■コアウェブバイタルに関する情報収集方法 ■コアウェブバイタル導入で最も重要なこと 【9】造語の使用に注意 【10】 2022年の SEOのポイントおわりに
はじめに本書の使い方 本書は、「 SEOを 1日で習得する」をコンセプトに、 SEOについて「基礎編」「実践編」「応用編」の三部構成で解説しています。 SEOを行ううえでは、ことのほか、前提となる基礎知識や考え方が重要です。 前提知識があるのとないのとでは、まったく異なる結果を招くことになるため、実作業やテクニックを学ぶ前に、まず基本的な考え方を「基礎編」で学んでいただきます。 そして、その前提に基づいて、実際に何をどのように実行に移せば SEOがうまくいくのかを「実践編」で具体的に解説し、最後にそれらの知識と技術を踏まえた応用的な知識を、 2022年という時代への対応を含め「応用編」で解説します。 冒頭から読み通していただければ、基礎的な知識が身につくとともに、サイトの立ち上げからコンテンツ作成を主とした SEOの作業工程と、その後のスキルアップ方法、時代への対処方法までが体系的に習得できる構成になっています。 また、本書は電子書籍の利点を活かして、 Googleのアルゴリズムアップデートを中心としためまぐるしい状況変化に対応していただけるよう、内容を不定期に更新しています。 本書のようなノウハウ本は、紙の書籍の場合、それらの動向に柔軟に対応できず、移り変わりの早い SEO業界の流れについて行くことができません。 タイミングが悪ければ、出版月に Googleのアルゴリズムがアップデートしてしまい、その日から「オワコン」になってしまうこともあるでしょう。 その点、本書は電子書籍の利点を活かし、それらにすぐに対応できます。 つまり、本書は、一度購入していただければ速かに時代の流れに対応できるような仕様になっているわけです。 コロナ時代に対応する SEOについての情報もすでに盛り込まれていますが、新たな展開があった場合には迅速にアップデートを行います。(購入した Kindleの、最新バージョンへの更新方法はこちら) また、内容を更新した際にこちらからその旨をお伝えするためのメールマガジンを用意しましたので、下記より登録していただければ幸いです。筆者の Twitterアカウントをフォローしていただくのでも構いません。 ◆新着情報メルマガ登録はこちら ◆ Twitterアカウント:@ takiguchi-ss ◆ noteアカウント: note. com/ takiguchiss/筆者紹介 申し遅れましたが、筆者は 2000年に Webデザイナーとして就職し、 2003年に独立して以来、第一線でホームページを制作、運営してきました。 SEOは、ちょうど 2010年ごろよりクライアントへのサービスとして開始し、様々な業種の集客を行う形で実践してきました。また、 2014年からは副業としてアフィリエイトを行い、最高で SEOだけで月間 560万 PV( 2016年 12月)を達成するなどの実績を持っています。 それ以外にも、 Googleからペナルティを受けた顧客サイトの実態を目の当たりにしたり、アルゴリズムアップデートの煽りで順位を下げたクライアントのサイトを復活させたりと、実地で様々な経験を積んできました。 また、 2018年には、 Webライティングについて、コンテンツマーケティングの元祖である「バズ部」にて基礎を学び、その後、「バズ部」から記事の執筆依頼を受けていました。 そのため、 SEO対策については、事業向けの知識もアフィリエイト向けの知識も、ライティングの知識もサイト内部の技術的な知識も、幅広い知識を有しています。 本書は、そんな筆者のもつノウハウを集約した内容になっています。 著書としては、本書のほか『 Web集客超入門 2022【仕組み化対応】』( Kindle)があります。こちらは Web集客の全体像がまとまっていますので、 SEOの Webマーケティングでの位置付けや、 SEOでアクセスを集めた後の集客への結び付け方などを解説しています。
何らかの事業を行なっていて、 SEOを集客に役立てたい方にお勧めします。 ちなみに、 withコロナ対策としては、こちらではもっと広範な Webマーケティングの対策を解説しています。 では、自己紹介はこの辺にして、さっそく本編に入りましょう。 本書の内容が、読者のみなさんの「上位表示」に少しでも貢献できれば幸いです。
基礎編
【1】 SEOとは何なのか まず一般的な知識を確認しましょう。 SEO( Search Engine Optimization)とは、「 SEO対策」「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、主に Googleの検索エンジンの検索結果上で、自分の Webサイトをより上位に表示するための技術です。 検索結果の上位に表示されると、よりユーザーの目に止まりやすくなり、アクセス数が格段に増えます。 SEOが功を奏すと、問合せの電話が鳴りやまなくなったり、対応できないほどのメールが来たりといった、ありえない集客力を発揮します。 そのため、 Google上では、あらゆる業種で日々上位表示争いが繰り広げられているのです。[検索順位別クリック率] 1位: 28. 5% 2位: 15. 7% 3位: 11. 0% 4位: 8. 0% 5位: 7. 2% 6位: 5. 1% 7位: 4. 0% 8位: 3. 2% 9位: 2. 8% 10位: 2. 5% ーー SISTRIX調べ( 2020年) 検索順位別のクリック率を見ると、このように上位と下位とでこれだけクリック率に差が出ます。上位 1位と 10位でも 10倍以上の開きがあります。 また、さらに下位( 11位以下)になりますと、クリック率が 1%台まで下がり、 21位以下( 3ページ目以降)ともなるとほとんど人目につかないといっても過言ではないほどアクセスが流れてきません。 つまり、 SEOのメリットの最たるものは、自サイトの露出度が格段に上がり、大量のアクセスが呼び込めることだというわけです。 SEOを行わなければ、ほとんど自分のサイトにアクセスが流れて来ないということになってしまうのです。 ■検索エンジンの国内シェア ちなみに、検索エンジンのシェアは、 Googleに次いで日本では Yahoo!が第 2位のシェアを誇っていますが、 Yahoo!の検索エンジンも 2012年以降 Googleのアルゴリズムが使用されていますので、検索エンジンは現在ほぼ Googleの独占状態となっています。(そのほか Bingというマイクロソフト社が運営する検索エンジンがありますが、シェアが少ないため、通常 SEOというと Googleの検索エンジン対策を指します。) そういった事情から、 SEO業界では、 Googleを「神様」「 Google様」などと揶揄して呼ぶことがあります。 ■ SEOを行う上での大前提【重要】 さて、 SEOを始めるにあたって、最も重要な前提を確認したいと思います。
それは、 Googleは「巨大な Q& Aシステム」だ、ということです。 検索エンジンのユーザーは、ほぼすべての人が何らかの疑問や問題( Q)を抱えており、検索することによって検索結果に適切な答え( A)を求めています。 「ググる」という言葉がありますが、読者のみなさんも一度はググったことがあるでしょう。その際は、やはりなんらかの疑問や問題を抱えていて、それを解決しようとしていたはずです。 SEOを行うということは、そのようにググる側だった皆さんが、今度は、ググった人に対してその回答を提供する側に回る、ということなのです。 Googleの立場になって考えてみてください。 Googleは、その検索者の疑問( Q)とサイト所有者の提供する回答( A)をマッチングさせる立場ということになります。が、では、 Googleはどんな回答を優先的に検索結果に表示したいと思うでしょうか? Google社の主力サービスである検索エンジンが、そのユーザーに「 Googleは最高の検索エンジンだな」と思ってもらうためには、ユーザーにとって「良質なコンテンツ」から順に提示したいと思うのは当然のことでしょう。 つまり、 SEOとは、その「巨大な Q& Aシステム」の裏方に回って検索ユーザーに対して「良質なコンテンツ( A)」を準備する行為であり、 SEOを学ぶということは、検索者の問題や疑問を解決するための「良質なコンテンツ」の作成方法を学ぶことなのです。 これを理解しないまま SEOを学ぶと、上位表示するための文字数だとか、被リンク数、サイト内のページ数、ページ内に含まれるキーワード数など、「数」で Googleに気に入られようとするなど、小手先のテクニックに偏重した SEOを行うようになってしまいます。 再度、 Googleの立場で考えてください。そのような、テクニックに走った中身のないサイトを上位に表示したいでしょうか? 実際に Googleは、昨今、そういったサイトを排除する傾向にあり、ペナルティまで用意して厳しく対処しています。 ですから、 SEOを始めるに際しては、以上のような前提、および、これから解説していく基礎的な考え方がことのほか重要なのです。 さて、本書は出版して以来、「基本的なことしか書いてないじゃないか」という批判を度々受けてきました。が、筆者は、 SEO対策は基本的な知識だけで十分だと考えています。 といいますか、 Googleは、 Webサイトの所有者が基本的な SEO対策以外の裏技的な施策を行って、アルゴリズムの裏をかくことを物凄く嫌がっています。 本章では、そのような Google検索エンジンの仕組みや、 Googleがどのような考え方の方向性を持っているのかという点を知識として習得していただき、 Googleを利用してアクセスを集める感覚を体得していただこうと思います。《まとめ》 ● SEOのメリットは、上位表示した時に大量のアクセスが流れてくることである。 ●そのため、事業者やアフィリエイターによって熾烈な上位表示争いが繰り広げられている。 ● Googleの検索エンジンは「巨大な Q& Aシステム」である。 ●検索エンジンユーザーは、疑問や問題を解決しようと検索し、良質な回答を求めている。 ● SEOとは、その良質な回答を「コンテンツ」としてネット上に準備する行為である。 ●以上のような「良質なコンテンツを提供する」という認識が薄いと、テクニックに偏重した SEOになってしまう。
【2】検索順位が決まる仕組み まず、「良質なコンテンツ」を作成するプロセスを学ぶ前に、 Googleのシステムそのものを理解しましょう。 Googleは、「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」という、サイト所有者向けのガイドラインを公表していて、 SEO対策を行うサイト所有者(ウェブマスター)に対して、このガイドラインへの準拠を促しています。
SEOを行うにあたっては、あらかじめこのガイドラインを読んでおくことをお勧めしますが、要約するとこのガイドラインは次の 5点をサイト運営者に求めています。
● Googleがページの存在や構成を認識しやすいようにサイトを作成すること ● Googleがページ内容を理解しやすいようにソースを記述すること ● Webサイトの訪問者の利便性を第一に考えてコンテンツを作成すること ●他サイトのコピーではなく、独自の情報を提供すること ● Googleや訪問者を欺くような小細工で順位を上げようとした場合はペナルティを課す これがおおむね Googleの意向です。 この Googleの意向から、サイト所有者が行うべき SEO施策の種類を分類すると、 ①サイト設計 ②コンテンツ作成 ③被リンク獲得と、なります。 以下、それぞれについてザックリと解説しましょう。 ①サイト設計 まず前提として、サイト設計がしっかりできているかどうかが問われることとなります。 Googleは、クローラーと呼ばれるソフトウェアをネット上に常時巡回(クロール)させています。 クローラーは、新たなページを発見するとそれを新たにインデックス(検索結果)に登録し、すでにインデックスされているページについてはページ内容が前回のクロール時から更新されていればその部分を認識しなおします。それから、各ページを他サイトのページと比較することで総合的に順位を決定しています。 そのクローラーがサイト内を巡回しやすく、内容を把握しやすい設計がなされているサイトのことを、「クローラビリティの高いサイト」といい、そのようなサイトに属するページは検索上位に表示されやすくなります。 また、サイト設計がうまくなされているサイトは、訪問者(ユーザー)がスムーズに知りたい情報にたどり着けるサイトです。そのような、訪問者にとって使い勝手の良いサイトのことを「ユーザビリティの高いサイト」といい、同様に上位表示が優遇されます。 つまり、 Googleは「クローラビリティ」と「ユーザビリティ」の 2つの基準で検索順位を決めており、「サイト設計」はその両方を高めるために行う施策ということになります。 ただし、 Googleや訪問者を欺くようなサイト設計をするとペナルティ対象となります。 ②コンテンツ作成 それから、コンテンツ(ページ内容)が充実しているかどうかも、検索順位決定の大きな要因になります。コンテンツの充実化は、当然ながら、ユーザビリティを高めるための施策です。 Webサイトの内容が他のサイトよりも充実していて、ユーザーにとって利便性が高く、かつ情報に独自性(オリジナリティ)がある場合には上位に表示されやすくなります。これらの判断も、クローラーが巡回する度に競合サイトと比較することで行われます。 ちなみに、ページ単体の内容が充実していてもそれだけでは上位表示ができないことがあります。これは、ページごとの比較に加えて、サイト全体の総合的な評価でも比較されているためです。 充実したコンテンツが何十ページも何百ページもあるサイトはサイト自体の評価が高くなります。(このようなサイトを、一般的に「ドメインパワーが強いサイト」と呼びます。) そして、そのような評価が高いサイトに属するページは、そのサイトのドメインパワーを引き継ぐことで、優先的に上位表示される仕組みになっているのです。 つまり、ページ単体の充実度や利便性に加えて、サイト全体の充実度や利便性も加味されて順位が決まっているわけです。
ですから、必然的にページ数が多いサイトの方が上位表示されやすくなります。(ただし、むやみにページ数が多いだけではダメで、各ページが充実していないとドメインパワーは強くなりません。) ですから、競合サイトもそれほどドメインパワーが強くなければ、ページ単体の充実度だけで上位表示されることもあります。 要するに、検索順位は、そのページの充実度とサイトのドメインパワーが合計されて、かつ競合サイトとの相対的な比較で決まっているということです。 このようなシステムの存在が、競合相手の強い分野では、新規参入者に対する大きな参入障壁になっています。一朝一夕には強い競合相手には勝てないわけです。 ③被リンク獲得 それから、「被リンク」の質と量が豊富かどうかも問われます。 「被リンク」とは、外部のサイトから自サイトに向けて張られたリンクのことをいいます。 Webサイトの内容が充実していると、自然に他の外部サイトや SNS等からリンクが張られることになります。そういった、外部からの評価を得ているサイトは上位に表示されやすくなります。 ただし、「被リンク」を意図的に増やすなどの小細工を弄するとペナルティ対象となりますので絶対にやってはいけません。(この部分に関しては、訳あって Googleは非常に厳しい目で監視しています。その訳については次項「 SEOの歴史」で詳しく解説します。) ちなみに、「被リンク」の質というのは、上述した Googleの上位表示基準に照らして評価の高いサイト(ドメインパワーの強いサイト)からのリンクで、かつ、関連性の高いサイトから貼られたリンクをいいます。 つまり、 Googleの評価が低く、内容に全く関連性のないサイト(分野の全く異なるサイト等)から貼られたリンクは評価の対象にならないということです。 また、そのリンクが自然に貼られたリンクかどうかも Googleは見ています。お金を払って貼ってもらったようなリンクや相互リンクなどは、評価の対象にならないばかりか、ペナルティの対象になるので、意図的に被リンクを増やすことだけはやめましょう。 以上が、おおまかな上位表示の仕組みです。 「実践編」では、この 3種類の分類に則して、具体的な SEOの方法を解説していきます。《まとめ》 ● Googleは、「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」という、サイト所有者向けのガイドラインを公表している ●当ガイドラインによると、サイトは「クローラビリティ」と「ユーザービリティ」を基準にサイトを評価し、検索結果の順位を決めている ●「クローラビリティ」とは、 Googleのクローラーによるサイトの存在の発見しやすさ、サイトの内部構造の把握しやすさの基準をいう ●「ユーザビリティ」とは、サイト訪問者にとっての利便性や、内容の充実度の基準をいう ●「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」の内容は、「サイト設計」「コンテンツ作成」「被リンク獲得」の 3つに分類できる ●「サイト設計」は、「クローラビリティ」と「ユーザービリティ」向上のために行う施策 ●「コンテンツ作成」は、「ユーザービリティ」を第一に考えて行われるべきもの ●「被リンク」は、インターネット上での存在感を客観的に示す指標だが、良質なリンクが多数貼られていれば Googleから評価の対象となるものの、意図的な被リンクは厳しいペナルティが課される
【3】 SEOの歴史 具体的な SEO施策を見ていくに際して、まず、 Googleをより深く理解するために、また、現時点における SEOの状況を把握するために、「 SEOの歴史」を少し遡って見ていくことにしましょう。 ■ 2012年以前 2012年以前の Google検索エンジンは、上位表示の基準に「被リンク」を最も重要な要素としていました。 「被リンク」とは、上述の通り外部のサイトから自サイトに貼られているリンクをいいます。 つまり、昔は、他のサイトから貼られている自サイトへのリンクの数が多ければ多いほど、ネット上で市民権を得ているサイトとして評価され、ほぼそれだけの理由で検索上位に表示されるという、今から考えれば恐ろしく単純な論理で検索順位が決められていたのです。 2010年〜 2011年ごろには、そのような検索エンジンの性質に気付いた SEO業者が、「被リンク」を 1000本・月 5万円などの料金設定で販売し、多くのサイト所有者が利用して検索順位を上げていました。 SEO業者は、ただ「被リンク」を販売する業者でしかなかったのです。 そのような SEOが横行するようになって、そのような業者が顧客サイトへリンクを貼るためだけに作成した粗悪なページがネット上に溢れかえり、意味不明なページが検索結果に表示されたり、無内容なページが上位表示されたりと、検索結果が荒れる事態を招きました。 ■ 2012年 そんな状況を受けて Googleは、 2012年にパンダアップデート、ペンギンアップデートと呼ばれる検索エンジンのアルゴリズムアップデートを立て続けに行いました。 これらは、まさに革命的なアップデートでした。 Googleはこれにより、それまでの「被リンク」中心の評価基準を大きく見直すとともに、 SEO目的での無内容な「被リンク」が貼られたサイトには、検索結果から抹消するなどの厳しい措置を取るようになりました。 また、同時に、検索エンジンユーザーにとって有意義でない、無内容なページや、文字数を水増ししたようなページ、他サイトのコピーで作られているページについてもペナルティ対象とし、検索結果から一掃する措置をとりました。 先述の「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」が策定されたのもこの年のことです。 これ以後 Googleは、大きく方向転換を行い、とにかく検索ユーザーの視点に立ち、コンテンツ(ページ内容)を重視する方向に大きく舵をきりました。 つまり、小細工が通じる時代が 2012年に終わりを告げ、 Webサイトの内容、検索エンジンユーザーに対する有益性が問われる時代が到来したというわけです。 ■ 2013〜 2014年 2012年の「革命」によりコンテンツの内容が最も重視されるようになったものの、その後しばらくは「では、充実したコンテンツとはどんなものなのか?」、という、検索エンジンユーザーにとっての有益性の定義について Googleが試行錯誤する時期に入ります。 はじめに重視されたのは、ボリュームでした。つまり、文章量です。 2013年ごろは、 1ページあたりの文字数が 700文字とか 800文字程度のボリュームで勝負できていましたが、文字数が検索順位を上げる鍵であることが周知された結果、徐々にそれが増えていき、 2014年ごろには 1000文字、 1200文字は当たり前となりました。 そして次第に、サイト運営者がむやみに文章量を増やすような安易な考えに染まり始めた 2015年ごろ、 Googleは、単純に文章量だけでは上位に表示できなくなるような対応を取るようになります。 ■ 2015〜 2017年 2015年から 16年にかけて、 Googleは、検索エンジンアルゴリズムにランクブレインという名の AI(人工知能)を実装します。これによってアルゴリズムが、検索されたキーワード(検索クエリ)に対する検索者のニーズ(検索意図)をより正確に把握するようになりました。 検索者の検索意図( Q)を深く理解し、それに対してより適切な回答( A)が用意されているページを上位に表示するようになったのです。 それまでは、文章の中にキーワードがいくつ含まれているか、とか、関連する言葉がどれだけ含まれているか、など、わりと機械的な基準により順位が決められていましたが、そういった単純な基準ではなく、あたかも人間が目視でページ内容を把握し、検索者の問いに答えを返信するかのような検索結果を返すようになったのです。 ただし、 AIは、機械学習によってその精度が向上するものです。ですから、当初はそれほど精度の高いものではなく、一時期検索結果が乱れた時期もありました。が、 Googleはそれも承知の上で AIを導入し、機械学習させる道を採りました。
そんなわけで、 2015年ごろから、アルゴリズムはより複雑な評価基準になり、「被リンク」が多ければ上位表示できる、とか、文字数が多ければ評価される、といったわかりやすいものではなくなったのです。 ■ 2018年 2017年末に一つの大きな事件が起きました。 通称「 WELQ事件」といい、 DeNA社が運営していた WELQという健康メディアが、健康に関する根拠のないいい加減な情報を掲載していたとしてひどく炎上しました。結果的に同社は、謝罪に追い込まれた末にサイトの閉鎖を余儀なくされる事態に発展しました。 そして、 2018年初頭には、そんな WELQのいい加減な記事を検索上位に表示していた Googleにも批判の矛先が向きます。 それを受けて、 Googleは 2018年夏に大規模なコアアルゴリズムのアップデートを敢行。 医療や健康、美容分野のキーワードについては、厚生労働省などの公的機関や病院などによるページを優先的に上位表示し、個人等の発信する情報については下位に追いやるという、乱暴とも言える厳しい措置をとりました。これを通称「健康アップデート」といいます。 また、同時に、お金に関するキーワード(投資や金融、財務などに関するもの)についてもそれらの専門機関が上位を優遇されることになりました。 このアップデートによって厳しい措置が取られた分野を、 YLYM( Your Life or Your Money(生活とお金))と呼びます。 このアップデートでは、 YLYMに限らず、 E-A-Tと呼ばれる要素が重視される傾向が生まれました。これは、専門性( Expertise)・権威性( Authoritativeness)・信頼性( Trustworthiness)の頭文字をとった略語です。 つまり、 2018年の後半からは、発信する情報の根拠をしっかりと示すことができない情報が、そうではない情報よりも上位に表示される傾向が強まり、 YLYMほど厳正ではないにしても、あらゆる分野における評価基準に加味されたわけです。 また、この年からページの読み込み速度が遅いページについてもユーザービリティ(ユーザーの利便性)が低いものとみなして、順位が下がる傾向が現れるようになりました。 ■ 2019年 2019年には BERTアップデートというものが行われました。 これは、 BERT(バート)と呼ばれる自然言語処理に優れた AIが Googleの検索エンジンに実装されたアップデートで、 Googleがこれまで以上にページ内の情報(文章)を正確に認識し、検索語句に対して確実な検索結果を返せるようになりました。 このアップデートは、将来的に音声検索に移行することを見越してのアップデートではないかと言われています。 ただし、アップデートの際にそれほど大きな順位変動があったわけではなかったこともあり、現段階では別段、なにか特別な SEO上の対策に迫られるようなこともないので、今後の動向に注意しておけばいいでしょう。 ■ 2020年 2020年には 1月と 5月、 12月にアルゴリズムのコアアップデートがあり、とくに 5月のアップデートでは大きな順位変動がありました。 この 5月のアップデートの影響で、主にネットビジネス系のアフィリエイトブログが大きく順位を下げ、かたや、本名を公表してサイト運営を行なっているリアルビジネスのサイトは無風か、もしくは順位を上げ、とくに 2018年に大きな打撃を受けた医療健康系が大きく順位を上げる結果となりました。が、その 7ヶ月後、 12月のアップデートでこれらの打撃を受けたサイトが若干順位を戻すこととなりました。 2020年という年は、大局的に見ればそれほど大きな変動があった年ではなく、これまで通り、 E-A-Tをしっかりと表現することによるコンテンツの充実化がよりいっそう問われる流れが強化された年だったといえます。 コアアルゴリズムのアップデートが行われると、大きな順位変動が起こる場合があり、それに対応するための SEO施策が必要になることがあります。 しかし、どんなアップデートが行われても、 Googleが公式に定める「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」への準拠が基本となっていますので、まずそれを踏まえる必要があります。 ■ 2021年 6月中旬から 8月にかけて「ページエクスペリエンスアップデート」というアップデートが行われました。 これは、どんなアップデートだったかというと、簡単に言いますと、「コアウェブバイタル」と呼ばれる、サイトの読み込み速度や表示の安定性に関する指標が導入されたアップデートで、 Googleは以下の 3つの基準をできるだけ良好に保つことを推奨しています。 1) LCP( Largest Contentful Paint)…画像やテキスト等の表示速度 2) FID( First Input Delay)…マウスオーバーやクリック等ユーザーのアクションに対する反応の速度 3) CLS( Cumulative Layout Shift)…レイアウトのズレをはじめとした見た目の安定性
これら「コアウェブバイタル」と呼ばれる指標がそれぞれ良好に保たれているかどうかが基準として導入されました。 これらの指標をチェックするための公式サイトも用意されています。 PageSpeed Insights こちらにご自分のサイト URLを入力して分析すると、以下の画像の通り、ご自分のサイトが上記 3つの指標でどの程度の状態にあるのかがわかり、さらにその改善ポイントを指摘してくれます。このスコアを改善することで、コアウェブバイタルを改善、維持することができます。
ちなみに、コアウェブバイタルは、モバイル端末での検索だけに適用され、 PCでの検索には適用されない旨が Googleによって前もって公表されています。ですので、上記サイトのスコアもモバイルものを主に見ておくといいでしょう。
上記のアップデートは、 2020年から大々的に発表され、非常に大きな順位変動が予想されていましたが、蓋を開けてみればほとんど大きな変動のないアップデートでした。 ちなみに、上記のアップデートの他に 6月と 7月、 11月にコアアップデートがありました。つまり、 6〜 8月には様々なアップデートが同時に行われましたが、ページエクスペリエンスアップデートよりも 6、 7月のコアアップデートの方が順位変動がありました。 11月のアップデートもそれほど大きな順位変動はありませんでした。 この 3回のコアアップデートは、これまでの流れ通り、 E-A-Tが重視される傾向に拍車がかかるものとなり、匿名のアフィリエイトサイトの順位が下がる結果となっています。 また、そのほかに Googleは、 8月にページタイトルに関連するアップデートを行い、そのページに不適切なページタイトルは Googleのアルゴリズムが適切なタイトルを付けて検索結果に表示するというアップデートを行いました。 これによって、一時ユーザーから不評を買うようなページタイトルの改変が行われましたが、その後さらにアップデートが行われて調整が入りました。(このアップデートではそれほど検索順位に変動はありませんでした。) ■ 2022年 2022年には、 2月に再びページエクスペリエンスアップデートが行われることになっています。 これは、 2021年のページエクスペリエンスアップデートが、上述の通りモバイル検索にかかるもののみであったことから、今度は PCでの検索結果にも適用されるアップデートを行うとのことです。 再度ページエクスペリエンスアップデートが行われるようですが、やはり 2021年同様、あまり大きな変動が起きることはないのではないかと予測されていますが、どうなるかは 2月を待たなければなりません。 ですが、 2021年に対策ができているサイトであれば、それほど大きな影響が出ないのではないかと思われます。(コアウェブバイタルについては、第 3章・応用編でもう少し踏み込んで対策等について解説していますので、詳細が知りたい方はそちらもご確認ください。) 【2022年の SEOの要点まとめ】 ●被リンクについて 「被リンク」は依然として評価の基準にはなっているものの、数よりも質が重要であり、意図的な「被リンク」を増やす行為はペナルティ対象となるため絶対にやってはいけないものとして戒められている。 ●文字数について 文字数は、多い方が良いとか少ない方が良いとかいうものではなく、あくまでも文章(コンテンツ)の内容が問われているので、文字数を意識する必要はない。 ●コンテンツの形式について コンテンツは、基本的に文章で書かれるものだが、適宜、図表や画像、動画などを用いてとにかくユーザーにとってわかりやすいものにする必要がある。 ●基本を忘れない まず、 Googleの定めるガイドラインに準拠して、クローラビリティを高めつつ、ユーザー視点でコンテンツを作成することが大前提である。( Googleのアルゴリズムを過度に意識しない) ● E-A-Tをしっかり表現する 「専門性・権威性・信頼性( E-A-T)」をユーザーにしっかりと伝える努力をする。 これは、あくまでも Googleに対するアピールではなく、ユーザーに対するサービスのクオリティ向上を意識して行うべき施策である。 ●コアウェブバイタルを良好に保つ PageSpeed Insightsで、ご自分のサイトを分析し、数値を極力改善することで、ユーザビリティを高く保つ。(コアウェブバイタル対策詳細は第 3章・応用編をご確認ください。)
【4】アルゴリズムアップデートについて 次に、 SEOの歴史を見てきたついでに、 Googleが度々行っているアルゴリズムアップデートについて学習しておきましょう。 以上見てきたように、 Googleはたびたび検索エンジンのアルゴリズムをアップデートしており、そのたびに大なり小なり順位変動が起こっています。 アルゴリズムのアップデートは、実は毎日のように常に行われていて順位に影響を及ぼしていますが、中でも大きな順位変動を及ぼすアップデートはコアアップデートと呼ばれています。 コアアップデートは、通常その月の月初( 5日前後)から 1〜 2週間ほどかけて行われ、 Googleの Twitter公式アカウントで発表があります。(コアアップデート以外のアップデートは発表がありません。) 例えば、 2020年 12月に行われたコアアップデートの際には以下のようにツイートでアナウンスされました。
コアアップデートの影響を受ける場合、早ければその月の 3〜 5日に、遅ければその月の 10日前後に影響が出ます。
また、順位が大幅に下がる場合でも、直前に順位が大幅に上がったりといった変動の仕方をして、一喜一憂させられることが多々あります。 これは、他の競合サイトが先に影響を受けて順位が下落し、その分だけ自サイトの順位が上がったものの、遅れて自サイトも順位が下がる時などによく見られる現象です。 逆に順位が上がる際には、一度順位が上がって、そのままの高順位を維持し続けることになります。 それから、コアアップデートの頻度ですが、近年では年間 3回ほど( 4ヶ月に 1回ほど)の頻度で行われています。( 2019年は 3, 6, 9月、 2020年は 1, 5, 12月、 2021年は 6, 7月, 11月にコアアップデートがありました。) さて、コアアップデートの内容についてですが、上記 Twitterでリンクが貼られている通り、コアアップデートごとにそれぞれ内容をリンク先のブログで公開されることがあります。が、ただし、それらの記事を読んでも、通常、基本的なことしか書かれていません。 Googleは 2019年 10月に、「 Googleウェブマスター向け公式ブログ」で「 Googleコアアップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと」という記事を発表していて、その後、コアアップデートの都度、「この記事に書いてあることをよく読んでサイトを育てろ」、という内容のアナウンスを繰り返しています。ですから、まずはこちらの記事を熟読してみてください。 書いてある内容については、本書をお読み頂ければそれほど目新しい内容はありませんが、これが Googleの公式見解だということを知っておくことは必要ですので一読しておいたほうがいいでしょう。(要は「とにかくコンテンツに集中しろ」の一言に尽きており、それ以上具体的なことは何も書かれていない印象ではありますが…) つまり、基本的なコアアップデートの方向性は、サイトのユーザーに対して、どれだけ有益で、わかりやすく、信頼の置けるコンテンツを提供できるのか?という部分が問われていて、その基準がコアアップデートごとに改定されているということです。 コアアップデートは、 Googleによって、その「有益なコンテンツ」の度合いを測る基準が変更になったり、新たな基準が加味されたり、といったことが行われ、それらが競合サイトと比較されることで相対的に順位が変動するものだという認識でいいでしょう。 そのような大きなアップデートが、 4ヶ月に 1度ほどのペースで行われているというわけです。 最後に、コアアップデートに対する心構えですが、基本的に、どうすれば悪影響を回避できるか、どうすれば順位が上がるかという基準は、年々わかりにくくなっています。どんなにコンテンツを充実させても順位が下がることがあるのです。 ですから、コアアップデートは、定期的に会社に税務署が来て税務調査が行われるようなものと捉えて、多少は影響を受けて順位の上下動があるというように、中長期的な視点で、懐深く構えておくのがいいかと思います。 大きな順位下落があった場合にはサイトの根本的な改善が必要ですが、若干順位が下がった程度であれば、それは自サイトの評価が下がったのではなく、競合が高評価を得て抜かされた分だけ自サイトの順位が下がったものと見ることもできます。 もちろん、競合がどのようなコンテンツをアップしているのかなどのリサーチは必要ですが、そのような場合でも、基本的には本書に書かれているような基本を押さえて、ユーザー視点でコツコツとサイトを育てればいいだけなので、あまり気にせずにサイトコンテンツを充実させましょう。 それが、 Googleのいう「コンテンツに集中しろ」という言葉の指し示している意味だと捉えて間違いないものと思われます。《まとめ》 ●アルゴリズムアップデートのうち、重要なアップデートをコアアップデートと呼ぶ ●コアアップデートは、おおよそ 4ヶ月に 1度行われ、 Twitter公式アカウントで発表される ●コアアップデートについての基本知識は「 Googleウェブマスター向け公式ブログ」で「 Googleコアアップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと」に書かれており、これに則ってサイトを育てるべきである ●サイト運営者のとるべき指針は、要は「コンテンツに集中する」の一語に尽きていて、とにかくユーザーにとってのコンテンツの充実度、わかりやすさ、 E-A-Tを強化することである ●コアアップデートへの心構えは、税務調査と同様、長期的にサイトを所有していれば一度や二度は何らかの悪影響があるものと心得て、懐深く構えてサイトを育てるのが良い
【5】 SEOに必要なスキル では、 SEOの歴史とアルゴリズムアップデートについて学んだところで、実際に SEOを行うに際して必要なスキルについて、上記 SEO施策の区分に基づいて解説しましょう。 (※実際に必要となる作業については次章「実践編」で解説します。) ①サイト設計 サイト設計には、まず HTMLや CSSの、最低限のコーディング技術が必要です。また、 WordPressでサイトを構築する際には、 WordPressの設定や、更新の仕方を一通り習得する必要があります。 この部分については、ある意味 SEO以前のスキルになりますので本書では解説していませんが、かなりの部分の情報がネット上にありますので、「 HTML基本」「 WordPress設定方法」などで検索してみてください。 そして、それらの基礎ができた上で、 SEOの内部対策を行う必要があります。 WordPressを利用する際には、なるべく新しいテーマを選び、すでに内部対策が施されているものを利用したり、 SEO対策のプラグインを入れれば問題ありません。 それから、サイト内のディレクトリ分類を Googleに対して最適化する必要があります。 内部対策とディレクトリ分類については次章で詳しく解説します。【サイト設計に必要なスキル・まとめ】 ・HTMLや CSSのコーディングスキル ・WordPressの設定・更新スキル・内部対策スキル・サイト内のキーワードごとのディレクトリ分類スキル ②コンテンツ コンテンツを作成するスキルとしては、 SEOライティング( Webライティング)の知識と技術が不可欠です。 SEOライティングの技術というのは、コンテンツの本文を書くことはもちろんですが、適切なページタイトルをつけたり、適切なディスクリプション(ページの要約)をつける能力も含まれます。また、キーワードから、その語句を検索した人の検索意図を汲み取る感覚や、クリックしたくなるようなタイトルをつけるテクニック、感覚を養う必要もあります。 昨今では、 E-A-T(専門性・権威性・信頼性)をアピールするために、専門家や知識人に取材してコンテンツの質を高めるという手法も使われるようになっているため、取材力も必要になってきています。 専門書から引用したり、わかりやすい図表や動画で解説するなど、多岐にわたる能力も求められます。 それから、コンテンツを作成する前段階として、競合をリサーチする能力も必要でしょう。 また、詳しくは応用編で解説しますが、 withコロナ時代に対応するためのコンテンツ作成スキルとして、トレンドを捉えて新しいキーワードを見つけるスキルも今後は試されそうです。【コンテンツ作成に必要なスキル・まとめ】 ・SEOライティングのスキル(本文・タイトル・要約文の作成スキル)・キーワード選定のスキル・キーワードから検索意図を汲み取るスキル ・「専門性・権威性・信頼性」を表現するスキル・リサーチするスキル・トレンドワードを見つけるスキル
③被リンク獲得 被リンクを獲得するために何かアクションを起こすこと(とくに、リンクを購入すること)は原則的に禁止されていますので、自然に被リンクがつくのを待つしかありません。 ですが、被リンクを自然に獲得しやすいコンテンツの作成方法は、ライティングスキルの一種としてあることはあります。 具体的な方法については次章で少し紹介しますが、簡単に言いますと、リンクが貼られやすく拡散されやすいコンテンツを作るスキルが必要となります。【被リンクを獲得するスキル】・自然にリンクが貼られるようなコンテンツを知り、作成できるスキル
【6】上位表示するまでにかかる月数 次に、検索上位表示に要する月数について解説しましょう。 これは、上位表示を狙うキーワードの難易度によっても違いはありますが、おおむね昨今の検索エンジンでは、新たな記事をアップロードして検索エンジンにインデックスされてから、 1〜 3ヶ月ほどの時間をかけてそのページの持つ本来の順位が確定する傾向にあります。 仮に、あるキーワードで 1位になるほど完璧なコンテンツができた場合、そのページが 1位におさまるには 1〜 3ヶ月ほどの時間がかかるということです。 キーワードの難易度(競合の多さや強さ)が低ければ 1ヶ月ほどでも上位表示できることがありますが、難易度がそれなりに高ければ 3ヶ月程度(もしくはそれ以上)の時間を要します。 その間、じわじわ順位を上げて、時には下がったり、検索結果から消えたりすることもありつつ最終的にあるべき順位におさまる、といった不規則な変動を繰り返します。 ■順位が定まってからの順位変動 また、その後も他サイトのページとの兼ね合いで上下動を繰り返します。その変動を左右する数値としては、次の指標が挙げられます。・クリック率:検索結果に表示された回数のうち、クリックされる確率/高い方が良い・ページ滞在時間:訪問者がページに滞在した時間/長い方が良い・直帰率:訪問者がそのページからサイト内の他のページに移動せず検索画面等に直帰してしまう確率/低い方が良い・ページ内容の陳腐化:ページ内容が時間の経過とともに古くなると順位が下がる そのほか、検索エンジンのアルゴリズム変動によって大きく順位が変動することがあります。 ただし、そのキーワードが、競合ひしめく難易度の非常に高いワードであった場合には、そもそもそのページ単体だけでなくサイト全体のドメインパワーが必要になるので、完璧な 1ページに仕上げても 1位はおろか 10位以内、 20位以内にすら表示されないこともあります。 ですから、一概にはどれぐらい時間がかかるとはっきり言えないところではありますが、ともかくサイト自体のパワーも含んだそのページの評価が完全に定まるまでには、およそ 1〜 3ヶ月程度の時間がかかると見てください。 サイト立ち上げ時であれば、そのサイト自体の評価が定まるのには、全ページがアップロードされてから 1〜 3ヶ月ほどの時間がかかるものと考えるといいでしょう。 実際にはページ構成やページ内容等に試行錯誤が必要になりますし、一度に大量の「良質なコンテンツ」を作成することは難しいため、 SEOを 1から始めた場合には、半年から 1年ほどかかるものと考えてください。《まとめ》 ●ページの検索順位が定まるには、 1〜 3か月の期間を要する ●検索順位が定まってからも、「クリック率」「ページ滞在時間」「直帰率」によって、他サイトのページとの兼ね合いにより順位が変動する ● Googleのアルゴリズム変動でも大きく順位変動する ●高難易度のキーワードでの上位表示には、それ相応のドメインパワーが必要で、ページ単体では勝負できないことが多い ●サイト立ち上げから順位が安定するまでには 1年ほどの時間を要する
【7】ビジネス目的 SEOの分類 ビジネス目的で行う SEOには、大別して次の 2種類の SEOがあります。 ⑴小さな会社や個人事業者の事業用 SEO(リアルビジネス用 SEO) ⑵アフィリエイト等のオンラインビジネス用 SEO リアルとオンラインとでは、リアルビジネスのための SEOのほうが難易度は低く、オンラインビジネスのための SEOのほうが難易度は高い傾向にあります。 それは、オンラインビジネスの多くが、おおむねリアルビジネスよりも単価が低いためで、多くのアクセスを集めなければ収益が上がらないからです。 わかりやすく数字で表しますと、小規模なリアルビジネスでは、月間 2000〜 3000 PV(ページビュー)程度でも十分な集客が行える場合があるのに対して、オンラインビジネスでは、それなりの収入を実現するには数万〜十数万の PVが必要になります。 また、リアルビジネスでは、事業規模によっては少ないアクセスで十分な集客ができてしまい、こなせる仕事量のキャパシティを超えてしまうようなことがありますが、オンラインビジネスでは、アフィリエイトのようにそもそもキャパシティがないビジネス形態が多いのも要因です。 多くのアクセスが必要な上に、アクセスを集めれば集めるほど儲かるため、誰もがあらゆる手段を使ってガンガン SEOを行なっていることから、結果、競争が激化して難易度が上がっているという事情もあります。 それから、大企業等が運営する Webメディアなどは、組織的に運営が行われることから、オンラインビジネスと同様にガンガン SEOを行うことができるため、そういったメディアと競合するサイトを運営すると激しい競争に巻き込まれることになります。(そしてほとんど勝ち目はありません。) そのせいもあり、また、 Googleの評価基準で専門性や権威性が重視されるようになったこともあって、アフィリエイトを中心としたオンラインビジネスにおける SEOは、年々難易度が上がっています。 通常、本書のような SEOの入門書や教本、またはネット検索で引っかかる記事の多くは、 SEOの魅力を最大限に強調し、その威力を知ってもらおうとするので、必然的にオンラインビジネス向けの「大規模な SEO」を教示する内容になっています。 その方が書籍自体に箔がつきますし、そもそもそういった派手な効果を出す SEOの方が、そこそこの集客を目指すような「小規模な SEO」よりも魅力があるからです。 本書がこれから解説する内容も、基本的に、月間何十万 PVもアクセスを集めるような「大規模な SEO」の方法ですが、次章の「サイト設計」の項で個人事業者や中小企業向けの「小規模な SEO」のノウハウもお伝えしています。 また、余談になりますが、 Web集客は SEOでアクセスを集めればそれだけで良いというものでもなく、 SEOで集めた訪問者をサイト内で成約に結びつけなければなりません。 つまり、集客を実現するためには、 SEOでアクセスを集めた後の見込み客の誘導も必要です。また、場合によっては SEO以外の手段でアクセスを集めた方がいい場合などもあります。 本書は SEOについての書籍ですので、そのあたりの SEO以外の話については紙面を割けません。 もし興味がおありでしたら、別著『 Web集客超入門 2022』で解説していますので、併せてお読みいただければと思います。 Web集客全般の基本について、 SEO以外の集客方法についても解説しています。 また、すでにサイトを運営されていて SEOや集客が難航していらっしゃる方には、筆者の行なっている有料の『サイト診断』のご利用もお勧めします。 こちらの診断は、上記『 Web集客超入門』の理論に基づいて、筆者があなたのサイトを集客ツールとして最大限活用するにはどういった改善が必要なのかを診断するサービスになっています。 ネット検索で得られるような一般論ではなく、あなたのサイトだけのために、上位表示に必要な改善策をご提案します。《まとめ》 ●ビジネス向けの SEOにはオンラインビジネス向けの「大規模な SEO」と、小規模なリアルビジネス向けの「小規模な SEO」がある。 ●難易度はオンラインビジネス向けが難しく、リアルビジネス向けが易しい傾向にある。 ●小規模なリアルビジネスでは、それなりのアクセスがあれば集客に結びつく。
【8】 SEOに必須のツール ■ Google Search Console(サーチ・コンソール) サーチ・コンソールは Googleの提供するツールで、インデックス登録を Googleのボットに促したり、サイトマップを送信してサイト構造を伝えたり、また、現在自サイトがどのようなキーワードでの検索に引っかかっていて、何位に表示されているのかなどを知ることができるツールになります。 また、 Googleからペナルティが科せられた際には、その通知を受け取ることもできます。 Googleアカウントさえあれば、ブラウザでアクセスして使用できる無料ツールです。 → Google Search Consoleの導入はこちら ■ Googleアナリティクス こちらは Googleの提供するアクセス解析ソフトです。 やはり Googleアカウントがあればブラウザ上で利用可能です。 各ページの headタグ内にトラフィックコードを埋め込むことで、リアルタイムでのアクセス状況も確認でき、データの蓄積によって様々な分析ができます。 ちなみに、 Googleの検索エンジンは、各サイトのコンテンツ内容をチェックするだけでなく、ページごとの離脱率や直帰率、ページ滞在時間といった、サイト訪問者のサイト内での動きを観察していて、そのサイトが有益なサイトであるかどうかを把握していると言われています。 それら、 SEOを行う上で必須となるデータが確認できるのが、この Googleアナリティクスになります。 こちらも無料ツールです。 → Googleアナリティクスの導入はこちら ■キーワード選定に必要な各種ツール 以下のサイトは、サイト設計やコンテンツ作成時に必須の「キーワード選定」に使用するためのツールになります。 キーワードを抽出し、その検索ボリュームを調べ、記事を書いたときにアクセス流入が望めるかどうかをあらかじめリサーチする際に必須のツールです。 具体的なリサーチ方法は次章で解説します。【代表的なキーワード抽出ツール】 ・https:// www. related-keywords. com/【キーワードの検索ボリュームを調べるツール】 ・Google広告内、キーワードプランナー(一部の機能は有料) ・http:// aramakijake. jp/《まとめ》 ● Google Search Console(サーチ・コンソール)と Googleアナリティクスは SEOに必須のツールである(いずれもブラウザで動作する無料ツール) ●キーワード選定には「各種キーワード抽出ツール」と「検索ボリュームを調べるツール」が必要である( Google広告内・キーワードプランナーは一部有料)
【9】キーワードについて SEOに着手する際にまずやらなければならない作業として、キーワード選定という作業があります。 どんなキーワードで検索された際に、自分のサイトを上位に表示するのかをあらかじめ決める必要があるわけです。 SEOの難易度は、この作業で選ぶキーワードによっても左右されます。 その際の予備知識として、まず、キーワードの意義について解説しましょう。 ■キーワードの意義と重要性【重要】 本書冒頭から述べている通り、 Googleは「巨大な Q& Aシステム」です。 検索ユーザーはそれぞれの疑問や問題( Q)を Googleに投げかけ、良質な回答( A)を検索結果に求めています。 そのプロセスにおいてユーザーが「 Q」を投げかける際に用いられるのがキーワードということになります。 つまり、キーワードというのは、検索者の疑問・問題( Q)が凝縮されたものなのです。 何度も申し上げている通り、 SEOは、検索ユーザーの「 Q」に対して、良質な回答( A)をコンテンツとして準備する行為ですが、「良質なコンテンツ」を作成するためには、まずキーワードから「ユーザーが何に困っているのか」「どんな疑問や問題を抱えているのか」を的確に受け取る必要があるというわけです。 キーワードというのは、 SEOを行う側が検索ユーザーにアクセスする唯一の手がかりなのです。 ですから、まず上位表示すべきキーワードが見付けられなれば、こちらから検索ユーザーに対して何も働きかけられないということになってしまいます。ですから、こちらから特定のユーザーにアプローチするために、キーワード選定という作業が重要な位置を占めてくるというわけです。 では、キーワードについてさらに深く理解を深めましょう。 ■キーワードはニーズの塊【重要】 上記を言い換えると、キーワードというものは「ニーズの塊」だということができます。 ご自分が検索エンジンを利用して、検索する際のことを考えてみてください。 その検索ウインドウに入力するワードは、あなたが検索することによって知りたいと思っていること、つまり、あなたの「ニーズ」そのものなのです。 ですから、検索結果に表示されるべきページを用意する SEOにおいて、キーワードを選定するという行為は、同時に検索者のニーズを知ること、検索者のニーズを汲み取ることにほかならないわけです。 その「ニーズ」を把握するという作業は、 SEOの要であるコンテンツ作成における何よりも大きなよりどころになります。 キーワードというのは「ニーズ」の塊であり、キーワード選定というのは、 SEOを行う上で検索ユーザーにアプローチする唯一の手段を手に入れる行為なのです。 ■キーワードの種類 キーワードには以下の 3つの種類があります。【ビッグキーワード】【ミドルキーワード】【スモールキーワード(ロングテールキーワード)】
例えば、それぞれ次のようなものが該当します。【ビッグキーワード】 =「 SEO」【ミドルキーワード】 =「 SEOやり方」【スモールキーワード】 =「 SEOやり方被リンク」「 SEOやり方被リンク初心者」 このように、検索語句の数が 1語のワードを「ビッグキーワード」といい、 2語のものを「ミドルキーワード」、 3語以上のものを「スモールキーワード(またはロングテールキーワード)」と呼びます。( 1語でも検索需要が少なければミドルキーワード、 2語でも検索需要が多いものはビッグキーワードと呼ばれることもあります。) ■キーワードの種類ごとの難易度 そして、当たり前ですが、 SEOの難易度は「ビッグキーワード」 >「ミドルキーワード」 >「スモールキーワード」の順で高くなっています。 「 SEO」 1語のみでの上位表示は非常に難しく、「 SEOやり方」での上位表示はやや難易度が下がり、「 SEOやり方被リンク」「 SEOやり方被リンク初心者」はさらに難易度が下がります。 また、通常、検索ボリュームも同様に「ビッグキーワード」 >「ミドルキーワード」 >「スモールキーワード」の順で多くなっています。ですので、それに比例して上位表示できた時のアクセス流入数も多いため、できれば「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」での上位表示を目指したいわけです。 ■キーワードの内容・認知度ごとの難易度 それから、上記のほか、難易度はキーワードの内容によっても決まります。 上の例で使用した、「 SEO」というワードは非常に難易度の高いキーワードです。なぜかというと、 SEOのプロが組織的に総力を挙げて上位表示を競っているワードだからです。 そのワードの認知度に加え、ビジネスに直結する(つまりはお金になる)かどうかも難易度を決定する要素になっています。 ですから、例えば、ビジネスとは関係のない「織田信長」というワードは同じビッグキーワードでも「 SEO」よりもだいぶ難易度は下がります。 そのような難易度はどのようにして知ることができるのかというと、キーワードの検索ボリュームとリサーチによってある程度知ることができます。(具体的なやり方については、次章で詳しく解説しますので、ここでは割愛します。) ■トレンドキーワードで競合に差をつける 以上の概念とはまた違ったキーワードの概念に、「トレンドキーワード」というものがあります。 Googleで検索されるキーワードは、毎日のように新しく前日までまったく検索されていなかったキーワードが生まれています。例えば、新しいニュースや、新商品が開発されたり、新しい観念や概念が生まれたり、新たに注目されるようになった人物や会社、事象などが生まれるたびにそれまでほとんど検索されることがなかったワードが突然多く検索されるようになるわけです。 そのように、突如として検索ニーズが伸びるキーワードのことを「トレンドキーワード」「トレンドワード」と呼びます。 これらのワードは、競合サイトがまったくノーマークであったり、まったくそのワードに関するコンテンツがネット上に存在していない、ということが十分ありえます。 そこにはじめて記事を書くことで、あっという間に上位表示が可能なことがあるわけです。 ■トレンドワードを見つける方法 トレンドワードを見つける方法としては、主にニュース記事や、 Twitterの「トレンド」が参考になります。 ネットのニュース記事を読んだ際に、新しい言葉や気になる言葉、知らない言葉をひたすら抜き出します。 また、 Yahoo!リアルタイム検索の利用もお勧めです。ここに時々アクセスして、めぼしいワードがないかどうかをリサーチします。 次に、それらのリサーチからピックアップしたワードを「 Googleトレンド」で検索してみます。 この作業で、過去から現在までの検索需要の変遷が確認できます。
以下は、「アフターコロナとは」で検索した画面です。
グラフが突然右肩上がりに伸びていますが、ここまで極端でなくとも、右肩上がりに上昇していればトレンドワードといえます。 Twitterの「トレンド」からワードを引っ張ってくることもできますが、そもそも Twitterはトレンドワードの宝庫と言ってもいいほどタイムリーなワードが転がっていますので、アカウントを作成してタイムラインを眺めつつ、ワードを引っ張ってくるという手法もおすすめです。 ご自分のビジネスにマッチしたワードを見つけるために、同業者のタイムラインを眺めてみるというのもお勧めです。 トレンドワードを見つけることができると、サイト立ち上げ時など、まったくアクセスがない状態のサイトに大量のアクセスを集めることもできますので、手間と時間をかけて探してみる価値があります。 また、後述するように、コロナ禍の社会変革は、様々なトレンドワードがたくさん生まれ、現在進行形でトレンドワードが生まれています。 このような大きな変革期には日々新しいワードが生まれていることから、 SEOを行う上では大きなチャンスと捉えることもできます。 このトレンドをうまくご自分のビジネスに合わせて利用できるかどうかも、今後の SEOでは重要な位置を占めてくるでしょう。 ■トレンドワードの注意点 最後に、トレンドワードを扱う上での注意点を解説します。 トレンドワードは、それらが流行しているうちは大きなアクセスが見込めるものの、流行が過ぎ去るとあっという間にアクセスが集まらなくなる可能性のあるものです。 一過性のアクセス増は見込めますが、それに頼るのも考えものです。 そこで必要となるのは、トレンドワードとは逆に、それほど大きな需要があるわけではないものの、時間が経過しても常に一定の検索需要のあるワードとの併用です。 常に需要のあるワードは、安定したアクセスを集めてくれますので SEOを安定させます。 詳しくは応用編「 withコロナ時代の SEO」で解説しますが、コロナ禍で新しく生まれたワードのうち、この騒動が収まってもなお検索需要があり続けるようなワードを狙えるとベストということになります。 そこを見極めるのはなかなか感覚的な作業で経験を要しますが、そういった観点から、一過性のアクセス増で終わらないような視点を持ってキーワードを選定することも必要な視点になります。《まとめ》 ●まず、 SEOを行う際には、自サイトをどんなキーワードでの上位表示を目指すのかを決めるためにキーワードを選定する必要がある。 ●キーワードは、検索者の疑問( Q) =ニーズが凝縮したもので、こちらから検索者にアプローチするための唯一の手がかりである。 ●検索者にアプローチするためには、キーワードから的確に検索者の疑問点を特定する必要がある。 ●キーワードには、「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード(ロングテールキーワード)」の 3つがある。 ●検索ボリュームは通常、「ビッグキーワード」 >「ミドルキーワード」 >「スモールキーワード」の順で多い。 ●ゆえに、 SEOの難易度は「ビッグキーワード」 >「ミドルキーワード」 >「スモールキーワード」の順で高い(競合が多い)。 ●そのほかキーワードの認知度やビジネスに直結するか否かで難易度が変わる。 ●トレンドワードは、何らかのニュースやテレビ報道などによって急激に検索ニーズが増加したキーワードをいう。
●トレンドワードを見つけて、適切な記事が書けると、あっという間に大量のアクセスを集められる可能性がある。 ●ただし、トレンドワードは流行が去るとあっという間に需要がなくなり、一過性のアクセス増しか望めない可能性がある。 ●逆に、一度に多くのアクセスは望めないものの、常に一定数の需要があり続けるワードというものがある。そういったワードでの上位表示ができると、 SEOが安定する。 ●コロナショック以降、巨大な需要を持ったトレンドワードがたくさん生まれているが、そういったワードも一過性のものと長期的にアクセスを集められるワードとがあり、できれば後者を見極めたい。 基礎編は以上になります。 では、次章から、以上の基礎を踏まえて、実際に SEOを実践するにはどうしたらいいのかを見ていくことにしましょう。
実践編
①サイト設計 ◆【前提】モバイル対応でサイトを作成する【重要度: ★★★★★】 まず、サイト設計の前提となる知識の確認になりますが、現在インターネットユーザーの約 7割がモバイル端末(スマホおよびタブレット)での利用といわれています。(ちなみに、この 3割は PCということになりますが PCユーザーも通常スマホやタブレットを所有していますので、ほぼ全員がスマホでネットを利用していると考えてもいいでしょう。) そのため、サイトをモバイル対応で作成するのは、ユーザビリティを考慮した観点から必須となっています。モバイル端末に対応していないサイトでは SEO対策はできないと言ってもいいでしょう。 実際、 Googleはその Webサイトが「モバイルフレンドリー」かどうかという尺度でサイトを認識しており、モバイルフレンドリーでないサイトについては検索順位を下げる措置を取っています。 ご自分のサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、 Googleの提供するこちらのツールで判定できます。・モバイルフレンドリーテスト: https:// search. google. com/ test/ mobile-friendly? hl = ja また、上述の必須ツール、 Search Console内では、ページごとの「モバイルユーザービリティ」に問題があった場合に通知してくれる機能がありますので、個別に修正箇所を確認できます。 モバイル対応のサイトを作成する場合は、 WordPressでサイトを作成するか、 HTMLで作成する場合にはレスポンシブデザインで作ることをお勧めします。 大規模な SEOを行うにあたっては、それなりの高い頻度でページをアップロードしていく必要があるので、サイト規模が 50ページ以上になるような場合には WordPressの方がいいでしょう。
◆サイト設計の基本はキーワード【重要度: ★★★★★】 SEOを意識してサイトやブログを設計する際は、キーワード主導で設計するということが非常に重要です。 どういうことか解説します。 通常、事業者のホームページは、・トップページ・会社概要・社長のごあいさつ・実績の紹介・商品やサービスの詳細・料金表・問い合わせフォームなど、自社を売り込むための情報を中心に、自社の都合主導で設計されます。 これらの売り込み要素は、たしかに、企業サイトには必要不可欠なものです。 が、そのように自社都合で設計しただけでは、せいぜい SEO効果があるページはトップページだけ、ということになってしまいます。 つまり、そのように自社の都合主導で作られたサイトは、アクセスの流入口が 1つしかないということになってしまうのです。 かたや、 SEOを意識して、上記売り込みのためのコンテンツ群の他に、 1ページにつき 1つのキーワードでの上位表示を狙って作成したページをコンテンツとして用意しているサイトには、そういったキーワード主導で作られたページの数だけアクセスの流入口があるということになります。 10ページ作れば 10個、 50ページ作れば 50個の入り口があるサイトになるというわけです。 ですから、アクセスを最大限に呼び込もうとした場合には、自社都合の売り込みページとは別に、「キーワード主導でサイトを設計する」という考え方に基づいたアクセスを呼び込むためのコンテンツが必要だということになります。 また、上述の通り、 2018年から Googleは「専門性・権威性・信頼性( E-A-T)」を重視するようになりました。 「専門性」を意識したサイト設計を行うためにもこの考え方は必須の考え方になります。 Googleは、そのサイトの「専門性」を、キーワードベースで認識しており、例えば、サイトに「 webデザイン」の専門性をもたせたければ、「 webデザイン」関連のキーワードでの上位表示を狙ったページをサイト内にたくさん集めなければならず、そこに「 webデザイン」とは関係ないページがあると、サイト全体の「専門性」が低くなってしまうというわけです。 そういった観点からも、 SEOを行うためには、サイトをキーワードマターで構成する必要があり、そのような考え方が SEOのためのサイト設計の基本ということになります。 では、以上を踏まえて、次ページ以降、実際にサイトを設計してみましょう。
◆サイト設計の具体例【重要度: ★ ★ ★】 では、ここでも「 webデザイン」というキーワードに狙いを定めて、「 webデザイン」で上位表示するためのサイトを実際に設計してみます。 ⑴関連キーワードを抽出する まず、先ほど紹介したサジェストキーワードツールから、キーワードを抜き出します。 https:// related-keywords. com/で「 webデザイン」を検索した画面がこちらです。
⑵関連キーワードから検索者の属性を分類し、ターゲット層を決める
まず、これらの抽出されたキーワードをよく眺めてみます。そして、そのワードで検索した人の属性や傾向を、ザックリ分類していきます。 「 webデザイン」の場合、まず見えてくるのは検索している人の属性が主に、 ・webデザインを学びたい人/学んでいる人 ・webデザイン関係の仕事を探している人 ・webデザインの素材やアイデア、制作方法を探している人 ・webサイト制作の発注先を探している人といった感じに分類できそうです。 次に、このターゲット層をどこまで絞るか考えます。 ターゲットをもっとも広く取る場合は、すべてをターゲットにします。 が、今回はサンプルとしてわかりやすくするため、「 webデザインを学びたい人/学んでいる人」(学習者)および、学習者が学習の結果たどり着く「 webデザイン関係の仕事を探している人」にターゲットを絞ることにしましょう。 ただし、求人サイトの要素を含めると、特殊なシステムが必要になり、サイトの規模が拡大しすぎてしまうので、求人関係のキーワードは除外することにします。 ここから、さらにニーズの分類をしていきます。 ⑶サイトの設計図を作る ■第二階層の柱を決める 次に、上記で絞り込んだキーワードのうち、ミドルキーワード( 2語)としても、スモールキーワード( 3語)としても繰り返し出てくる以下のキーワードに注目します。 「webデザイン独学」 「webデザイン勉強」 「webデザインスクール」 「webデザイントレンド」 「webデザインポートフォリオ」 これらのミドルキーワードは、他の単語との組み合わせで何度も検索されているワードのようで、検索需要が特に多いようなので、サイトの設計上も重要です。 「 webデザイン」での上位表示は、これらのミドルキーワードを無視しては不可能だと言っても言い過ぎではありません。 このようなミドルキーワードが特定できたときは、上記サイトでさらにこれらのミドルキーワードでの検索をかけ、それらの下階層のサジェストキーワードを抜き出す必要があります。 そして、サイト設計上これらはトップページの下に「独学」「勉強」「スクール」「トレンド」「ポートフォリオ」というカテゴリを作り、第二階層とします。 この第二階層は、上記のミドルキーワードでの上位表示を狙う記事です。
■第三階層のキーワードを抽出する では、ここからさらに、上記 2語キーワードそれぞれのスモールキーワードをサジェストツールで抜き出します。 先ほどのサイトで「 webデザイン独学」という 2語ワードで検索をかけると、以下の 3〜 4語ワードが出てきました。 webデザイン独学本 webデザイン独学何から webデザイン独学無料 webデザイン独学副業 webデザイン独学期間 webデザイン独学サイト webデザイン独学方法 webデザイン独学ポートフォリオ webデザイン独学転職 webデザイン独学おすすめ webデザイン独学本おすすめ webデザインコーディング独学 webデザイン独学最短 webデザイン独学就職 webデザイン独学主婦 webデザイン独学初心者 webデザイン独学仕事 webデザイン資格独学 webデザイン独学スクール webデザイン制作独学 webデザイン独学費用 webデザイン独学フリーランス webデザイン独学まず webデザイン未経験独学 webデザイン独学限界 webデザイン独学順番 webデザイン独学時間 webデザイン独学順序 webデザイン独学独立 webデザイン独学勉強法 webデザイン独学パソコン webデザイン勉強独学 webデザイン独学 30代 webデザイン独学 40代 ひとまず、これらの検索ボリュームを調べ、ボリュームが 100以下など少ないものや、内容がかぶるものを除外して整理します。
例えば、「 webデザイン独学順番」と「 webデザイン独学順序」、「 webデザイン独学期間」と「 webデザイン独学時間」は被っているので一方を削除する、「 webデザイン独学本」と「 webデザイン独学本おすすめ」は「 webデザイン独学本おすすめ」に統合する、などです。 整理できたら、それらのキーワードは、すべて 1キーワードにつき 1記事で第三階層の記事にします。 ■第二階層と第三階層のリンク構造を設計する そして、ここが設計上で最も重要なのですが、第二階層の「 webデザイン独学」のページからこれらの第三階層すべてに対してリンクを貼ります。つまり、第二階層のページを、第三階層のサイトマップのような体裁にするわけです。 こうすることで、 SEOのパワーを第三階層から第二階層に集中させます。(詳細はコンテンツの項で再度詳しく解説します。) この要領で、残りのミドルキーワード、 「webデザイン勉強」 「webデザインスクール」 「webデザイントレンド」 「webデザインポートフォリオ」についても、スモールキーワードを抽出し、第三階層の記事として第二階層と相互にリンクを貼り合います。 ちなみに、上記以外のミドルキーワードも、先ほどの要領でキーワードを間引きしたり、統合したりと整理して、それぞれを第二階層以下の記事とします。その際、ただ第二階層に漫然と並べるのではなく、適当なカテゴリーごとにディレクトリ分類をします。 場合によっては、上記の「勉強」「スクール」「トレンド」「ポートフォリオ」のカテゴリーに含めても構いません。 この部分は、 Googleを過度に意識するのではなく、それぞれの記事がアクセスしてくれたユーザーにとってわかりやすく分類されているかどうか、ユーザーが見つけやすいかどうかを基準に分類するようにしてください。 このようにして設計したサイトマップが以下になります。 →サイト設計図サンプル PDF この設計図で、およそ 580ページです。 「 Webデザイン」で上位表示するには、これぐらいの規模のサイトが必要となり、さらに新しいキーワードが生まれ、需要が変動すればその都度、新たなキーワードを追加していくことになります。 以上が SEOを意識したサイト設計の具体的な方法です。 ⑷サイト設計のダウンサイズ方法 前章「【 7】ビジネス目的 SEOの分類」で解説したように、上記のサイト設計の方法はページ数が数百〜千ページ規模にのぼる「大規模な SEO」を行うためのものです。 PDFを見ていただければお分かりいただけると思いますが、このようなサイトは、個人で作成するのは不可能で、組織的にコンテンツ作成を行わなければなりません。 が、ここでは、これを、個人でも作成可能な小規模な事業の集客用(リアルビジネス用)にダウンサイズする方法を解説します。 サイト設計の際に、まず、最終的に上位表示を狙うキーワードをミドルキーワード、もしくはスモールキーワードにしてサイトを設計します。 つまり、上記設計図でいえば、
この部分を仮に通常の企業サイト(トップページ・会社概要・ご挨拶・サービスの紹介など)に加えて、任意のミドルキーワード、もしくはスモールキーワードでの上位表示を狙ったセクションを設けるわけです。
こうすることにより、そのセクションを「入口ページ」として機能させ、アクセスを集め、売り込みページへ誘導して問合せ・申込みにつなげるわけです。 場合によっては、上図のように、特定のミドルキーワードでの上位表示を、ディレクトリ構造をしっかりと組んで狙う必要もありません。トップページ(第一階層)の下に、すべてのページが第二階層横並びという構造でも、小規模なサイトでは問題ありません。 入口ページとして、スモールキーワードを狙ってしっかりとした記事が数ページ(場合によっては 1、 2ページ)追加するだけで、アクセス数が 2〜 3倍に増えることもあります。 それが可能かどうかは、競合の数や競合サイトの強さなどにもよります。 以上のように、小規模なサイトでは、すべてのページが第二階層横並びでも SEOが可能です。 これではまったく「サイト設計」になっていませんが、先述の通り、ページ数が少なければ、内部リンク構造をしっかり組めば、 Googleも訪問者もそれほど迷うことなくサイト内を巡回することができます。 ですから、サイト設計の重要度は【 ★ ★ ★】としました。 要はサイト設計よりも断然「コンテンツ作成」の方が重要なのです。 どんなにサイトを綺麗に設計できても、サイトの中身(コンテンツ)がしっかり作り込まれていなければ「サイト設計」はほぼ意味のないものとお考えください。 とくに、ページ数の少ないサイト(目安としては 50ページ以下)では、サイト設計は考えなくても構わないので、きっちりコンテンツを作成するようにしましょう。
◆内部対策【重要度: ★★★★★】 サイト設計の次は、サイト内部の施策に移りましょう。 「内部対策」とは、サイト内部におけるソースの記述方法の最適化です。つまり、 Googleのクローラビリティを高めてサイト内を巡回しやすくしたり、サイトの内容を正確に伝えたりするための施策をいいます。 「内部対策」を正しく行わないと、どんなに上手くサイト設計を行っても、また、どんなに充実したコンテンツを用意しても、それを Googleが正しく認識できないことになってしまい、結果的に上位表示が望めなくなってしまいます。 そのため、内部対策はサイト設計の次の工程として、また、コンテンツ作成の前提としてもまずやっておかなければならない施策という位置付けになっています。 では、具体的にやるべき施策内容を見ていきましょう。 ⑴内部リンクの最適化【必須】 内部リンクとは、サイト内の各ページへのリンク(各ページ同士のリンク)を言います。 サイト内リンクの貼り方は前述のサイト設計に基づいて、第一階層から第二階層、第三階層へと上から下に張り巡らし、さらに第二階層同士、第三階層同士と横へも張り巡らすのが基本です。 そうすることによってユーザーのページ遷移を助ける目的と、適切なサイト設計に基づいて構成されている旨を Googleに伝える目的の 2つの目的があります。 どのようにリンクを貼るかに迷った際には、まず、とにかくユーザーのページ遷移をしやすくすることを第一に考えてください。 ⑵ titleタグの最適化【必須】 ある意味、内部対策の中で最も重要なのが titleタグの設定になります。 titleタグの具体的な書き方は「コンテンツ作成」で解説しますが、 titleタグにはまず、そのページで上位表示を狙うキーワードを含める必要があります。 それによって Googleに対してそのキーワードでの上位表示を希望する旨を伝える必要があるのです。 ページ内容が非常に充実したものになっていたとしても、ここにキーワードが含まれていないなど適切なページタイトルが付けられていないと台無しになってしまいますので注意してください。 それから、 titleタグは、 Googleの検索結果上にもスニペットのリンクとして表示される部分になります。
⑶ meta descriptionの最適化【必須】 titleと同様、 headタグ内の meta descriptionには、そのページの要約文を適切に載せる必要があります。
descriptionに記載した文章も、やはり検索結果のスニペットとして表示されるため重要な要素です。(具体的な書き方については「コンテンツ作成」で解説します。) ちなみに、 meta descriptionに類似する headタグ内の設定に、 meta keywordの設定があります。 ここには「,(カンマ)」区切りで上位表示したいキーワードを設定することができますが、この設定は、昔は意味のある内部対策でしたが、昨今はほぼ意味のないものとされているため、設定してもしなくてもどちらでもいいというのが定説になっています。 もし、やっておきたいというようであればやっても構いませんが、その場合は、 1つか 2つ主要なキーワードを入れておきましょう。間違ってもここにキーワードをたくさん詰め込むような行為だけはやめましょう。(旧来の SEOはそれが推奨されていましたが、現在ではペナルティを喰らいます。) ⑷見出しタグ( h 1、 h 2、 h 3…)の最適化【必須】 SEOを意識した Webサイトの本文は、基本的に見出しをこまめに使ってページ構成を Googleに伝えます。 中でも重要なのは h 1タグで、これは titleタグと同様そのページで狙っているキーワードを含めます。 h 1タグは 1ページにつき 1つのみ使用します。 本文内で使う h 2、 h 3…はいくつ使っても構いませんが、 h 2以降は入れ子状になるように使用します。 入れ子にせず、横並びで見出しをつける場合は h 2のみをいくつも繰り返します。 h 2の中にさらに小見出しをつける場合は h 3を使います。 理論上は h 3の文章中でさらに小見出しをつけたい場合に h 4を、 h 4の中で小見出しをつけたい場合は h 5を使うということになりますが、ページ構成が複雑になりすぎるので、 h 3までにとどめることをお勧めします。 また、 h 3の中で h 2を使うなど、順序を変えると Googleが混乱してしまいますので、しっかりとわかりやすく使用するように心がけてください。 ⑸ XMLサイトマップを設置、送信する【必須】 XMLサイトマップは、自分で作成することもできますが、以下のサイト等で自動作成することも可能です。 http:// www. sitemapxml. jp/ 作成する際は、ファイル名を「 sitemap. xml」とし、サーバーのトップページ( index. html)と同じ階層にアップロードします。
そして、前章でご紹介した必須ツール Search Console内で Googleに「(ドメイン名)/ sitemap. xml」とサイトマップを設置した URLを送信し、サイト構造を伝えます。 これによって正式に Googleに対してサイトの構造を送信し、把握してもらいます。 この作業は、ページを追加したりページ構成が変わった際には再度行うべき作業です。その際にはサイトマップを作成し直し、アップロードしてから Search Consoleで送信しましょう。 ⑹キーワードの詰め込みは厳禁【必須】 これは、 meta keywordのところで少し触れましたが、 meta descriptionや見出しタグ、画像の alt属性、またはコンテンツ本文内に、執拗にキーワードを詰め込む行為はペナルティにつながる恐れがありますのでやめましょう。 上位表示を狙っているキーワードは、 titleタグと h 1タグに 1度ずつ記載し、他は自然にキーワードが出てくる分には構いませんが、不自然な繰り返しはマイナスですのでそのように心得ましょう。 ⑺できればやっておきたい内部対策 ■画像の alt要素を適切に使用する alt要素は本来、何らかの理由により画像が表示できない場合に画像の代わりに表示される文字列です。 ですので、画像の代わりに表示させたい文章を簡潔に記述しておきます。 ここにもキーワードを詰め込むのは禁忌です。 ■「パンくずリスト」の設置 ページ数がある程度多いサイトの場合は、「パンくずリスト」と呼ばれる、今現在どの階層のページにいるのかを示す機能を追加する必要があります。 WordPressのテーマによってはデフォルトでこの機能が入っていますが、入っていない場合はプラグインで組み込むことができますので、「 WordPressプラグインパンくずリスト」などで検索してやってみてください。 ■ファイルの読み込み速度を意識する 最近の SEOは読み込み速度が重視される傾向にありますので、画像ファイルをなるべく圧縮するなど、なるべくファイルサイズを抑えるようにしましょう。 CSSや JavaScript等のファイルも、ファイルサイズ自体を軽くしたり、無駄なファイルを読み込まないようにするなど、サイトの読み込み速度を注意しましょう。
②コンテンツ作成 【(全ての項目)重要度: ★★★★★】 では、ここからいよいよコンテンツ作成の方法について解説していきます。 ここまで解説した「サイト設計」は、ある意味 SEOの準備段階に位置する施策です。 ここからの「コンテンツ作成」が SEOのメイン施策ということになります。 ◆競合相手のリサーチ方法 コンテンツを作成する前に、まず競合のリサーチを行います。 リサーチは、まずこれから上位表示を狙っていくキーワードを実際に検索してみて、検索結果に出てくる上位 10位以内のページについて分析します。 競合リサーチは主に 2つの方向性があります。 それは、「数量的なリサーチ」と、「質的なリサーチ」です。 「数量的なリサーチ」とは、例えば、競合サイトの総ページ数や更新頻度、 1記事あたりの文字数などを調べるということで、「質的なリサーチ」とは、実際に競合がどのような記事を書いているのか、どのように読者の心を掴んでいるのか等、その記事の質を調査するということです。 このうち、どちらが重要なのかといえば、昨今の SEOでは、圧倒的に後者「質的なリサーチ」のほうが重要になっています。(今後もおそらくその傾向が強まることと思われます。) つまり、数量よりも質をリサーチし、質的に競合を上回ることを念頭にコンテンツを作成すべき、ということになります。 では、それぞれのリサーチ方法について解説しましょう。 ⑴数量的リサーチの方法 数量的なリサーチは、年々その必要性が薄くなっていますので、簡単に触れる程度にしたいと思います。 ここでご紹介するのは、そのサイトの総インデックス数を調べる方法です。これによってその競合サイトの「 Googleにインデックスされている総ページ数」を知ることができます。 まず、 Googleの検索窓に「 site:」と入力し、その後に競合のドメインを入力して検索します。 検索結果の一番上にグレーの文字で「約〇〇件」と出ます。これがその競合サイトの総インデックス数ということになります。 必ずしも言い切れない部分もありますが、概ねこの総インデックス数が多いサイトは SEO的に強いとみることができます。 目安として、総インデックス数が 100程度であればそれほどアドバンテージがあるとは言えませんが、 1000以上になるとかなり手強いと見ていいでしょう。 記事数ではなくページの内容(コンテンツ)が最も重要なのはいうまでもありませんが、概ねの目安として知っておいてもいいでしょう。 そのほか、 1記事の文字数、更新頻度などがどれぐらいなのかを見ていくのが数量的なリサーチです。 これらも一つの目安として参考程度に見ておいてもいいでしょう。
が、数量的なデータは、あくまでも参考程度にとどめてください。 先ほども書きましたが、重要なのは質的なリサーチであり、また、数値を気にしすぎると数値ばかりが気になるようになってしますので、ほどほどにしておくことをお勧めします。 ⑵質的なリサーチ方法【重要】 では次に、競合サイトの記事の質についてリサーチする方法を解説します。 質的なリサーチの方法は、記事ごとの質の高さを図る感覚をつかむことで、競合の記事を見ればその記事がどの程度の SEO的な強さで、どの程度の記事を書けばその記事より上位を獲得できるのか、という部分の判断を下す方法です。 ここでは、その際に見ていくポイントをご紹介しますので、あとはそのポイントを意識して、ひたすら競合サイトの記事を分析して感覚をつかんでください。 ■記事のターゲット層 その記事が対象としている読者層がどんな層なのかを見定めます。 対象読者層を絞るとシャープでキレのある記事になり、 SEO上の評価も高くなります。 ■記事のゴール その記事がその読者層をどういったゴールに導いているのかを見きわめます。 ゴールがはっきりしている記事は、その記事がどんな記事なのかということを 1文で表せる記事になり、これもまたシャープな記事になって SEOの評価を上げます。 ■解説のわかりやすさ その記事の解説がどの程度の密度なのか、どの程度噛み砕いて表現しているかを見ていきます。 解説の密度とは、どこまで細かく解説しているか、ということです。省略が多いざっくりとした解説なのか、細部まで解説しているか、ということです。 それから、記事のわかりやすさも見ておきましょう。専門用語が使われているかどうか、どの程度噛み砕いて解説しているか、という部分です。 昨今の SEOは、この「わかりやすさ」がことさら重要視されています。 ■解説方法 その記事が、どのように解説しているかをみます。 基本的に全て文章であることは共通していると思われますが、そのほかに、例えば、図表や画像、動画、 SNS・書籍からの引用など、解説の仕方について着目します。 その解説の仕方がハマっているかどうか、有効かどうかかという点も見ておきたい部分です。 この基準も「わかりやすさ」を助ける要素として SEO上重要です。 ■独自の視点の有無 オリジナルな体験談等、その記事を書いたライターにしかかけない部分があるかどうかを見ます。 これも、その独自の情報がその記事の信憑性を上げているかどうか、効果的に挿入されているかどうかもみましょう。 これは、記事の独自性を上げる要素として SEO上評価されます。 ■競合サイトの運営会社 これは、ある意味、 SEOで勝負するか勝負せずに撤退するかの判断基準になります。 例えば、これから上位表示を試みようとするキーワードで検索して見て、上位 10位以内のページがどれも官公庁などの公的機関や、大病院、大手マスメディアや大企業、有名どころの大手 Webメディアなどが独占している場合などです。 この場合、まず勝負するには、相当な予算が必要になるかと思われます。つまり、これらの巨大な組織が競合サイトである場合、先方は組織的にコンテンツを作成しています。 ですから、まずコンテンツを作成するのに人員が相当数必要になりますので、それ相応の予算が必要ということになるわけです。 それら巨大組織と戦うだけのリソースがなければ、撤退を選択するのが無難でしょう。 以上のリサーチポイントを、できれば検索結果の上位 10位以内を全記事見てみてください。
そうすることによって、そのキーワードでは、どんなタイプの記事が上位表示できているのか、自分がどんな記事を書けばいいのかが見えてきます。 上位の記事と下位の記事とでは何が違うのかを分析する事で、そのキーワードにおける Googleの上位表示基準が見えてきます。 このリサーチを数こなすことで SEOの腕前はどんどん上がります。 基本的に、それら上位に表示されている記事に匹敵するものが書ければ、上位 10位以内が獲得でき、それらを上回るものが書ければ、 1位も夢ではないということになります。 以上を踏まえて、自分ならどのような記事を書くかを考えます。 また、上位 10位のうち、キーワードの検索ニーズからズレている記事がある場合には、そのキーワードは「穴場」である可能性が高いということになります。ニーズとズレた記事が多ければ多いほど難易度は低いと見ていいわけです。 例えば「 Webデザイン独学期間」というキーワードで検索しているにもかかわらず、「 Webデザイン習得までの独学期間」以外のことを解説した記事が上位 10位以内に表示されているような場合です。 このような場合には、そのキーワードのニーズに応える記事がまだないか、少ないということになるので、しっかりとした内容の記事が書ければ上位表示がしやすいとみていいわけです。 このように、以上の視点で上位 10記事を分析すると、キーワードごとの上位表示の難易度も知ることができます。 以上のような視点から、複数のキーワードで上位 10記事を見ていくことでも SEOのスキルは向上します。
◆キーワードからページの内容を考える ここからは具体的な記事の内容を作成していきますが、まずその前に、キーワードからページの骨組みを考えます。 手順は概ね以下の通りです。 ■コンテンツの骨組みの基本 まず、基本的な Webコンテンツの型をご紹介します。コンテンツは、ほとんどの場合次の 3つの要素からできています。 ①問題提起 ②解決方法 ③根拠 本書冒頭から解説している通り、検索エンジンのユーザーは、何らかの問題や疑問を抱えて検索しています。 まず、その問題や疑問(検索ニーズ)を、キーワードから遡って特定します。 次にその問題や疑問について「このページを読むことでそれらが解決できる」ことを伝え、その根拠を示す、というのがコンテンツの基本構造になります。 ■検索ニーズをはっきりさせる【重要】 ですから、まずやらなければならないのは、そのキーワードから、検索者がどんな問題や疑問を抱えているのか? という点をはっきりさせること、つまり、検索者のニーズ(検索ニーズ)を明確にすることです。 例えば、「 webデザイン独学何から」というキーワードなら、「 Webデザインを独学で習得するには何から勉強したらいいのかわからない」「何から勉強するのがベストの選択なのか」「他の多くの独学者は何から勉強しているのか」といったあたりが検索者の抱えている疑問点(検索ニーズ)なのではないかと予想がつきます。 手順としては、それを考えて予測を立ててみるというのが初めにやるべき手順で、次にやるべきこととしては、実際に Googleで検索してみて上位の記事がどんな検索ニーズを想定して記事を書いているのかをリサーチすることです。 初めに検索して答えを見てしまってもいいですが、すでに上位表示されている競合サイトのパクリになってしまうと上位表示が望めませんので、できるだけ自分の頭で考えて、オリジナルの記事になるようにしましょう。 キーワードから検索ニーズが読み取りにくい場合ははじめから競合サイトをリサーチしたほうがいい場合もあります。 ただし、その場合には、完全に同じではなくさらに深化させたり、ズラしたり、範囲を広げたりすることで独自の視点から記事を書くことをお勧めします。 ■解決方法と根拠を調べ、列挙する 検索者の問題点や疑問点がはっきりしたら、それを解決するための手順や前提知識などの根拠を調べ、大まかに見出し( h 2や h 3に該当するもの)を列挙します。 骨組み段階ではそれらを列挙しておけば結構ですが、この部分(とくに根拠)が本文の大半を占めることになります。 根拠を列挙するにあたって考慮すべきことは、どのような順番で解説するのがわかりやすいか、それらを解説するにあたって必要な前提知識はないかどうかなど、読者視点でいかにわかりやすくなるかを意識しましょう。 はじめは難しい作業だと思いますが、この「わかりやすさ」が昨今の SEOではことさら重視されていますので、わかりやすく解説するにはどういう骨組みにしたらいいかを考えながら、読者ファーストで記事のアウトラインを考えてください。
◆ページにタイトルをつける 本文を書く前に、以上の骨組みを考える作業を踏まえて適切なタイトルをつけましょう。 ソース内に titleタグで設定するページタイトルは、 Googleの検索結果上で、ページへのテキストリンクとして表示されます。 そのため、ページ内容を簡潔に伝えるものである必要があり、アクセスを呼び込むための文字通り入り口になる部分なので、非常に重要です。 タイトルが SEO上、最も重要な要素だという人もいるほどです。 まず間違いなく、ページタイトルをおろそかにしては上位表示は望めませんし、仮に上位表示されてもクリックされずにアクセスが呼び込めないという悲劇にもつながります。 ですから、本文と同じか、もしくはそれ以上によく考えてつけるべきものだという認識で SEOに臨んでください。 では、タイトルをつける際のポイントを確認しましょう。 ■タイトルには狙っているキーワードを全て含める まず大前提として、タイトルにはキーワードが含まれていなければなりません。 Googleはページタイトルと本文からそのページ内容を把握します。ですから、タイトルがうまく表現できていないと、 Googleが正しくそのページを認識しにくくなってしまいます。 そうならないために、タイトルは適切なタイトルをつける必要があり、その第一歩として、タイトルにキーワードを含めます。 これがある意味、コンテンツ作成すべてのスタートラインといえるでしょう。 ■ページ内容を的確に表現する 次に重要なのは、ページ内容とマッチしていることです。タイトルと内容がズレていると、 Googleがページ内容を把握できないため、まず上位表示は望めません。 また、あまりにもズレすぎているとスパムとしてペナルティを受けることもありますので気を付けましょう。 それから、ここでは記事の本文作成前にタイトルを考えるという順番で解説していますが、タイトルを決め、本文を書いている段階で、もっといい記事のゴールを発見してしまうようなことがあります。 その場合はタイトルを後から変更する必要に迫られることもありますので、記事全体の内容とタイトルがマッチしているかどうかについては常に意識して考え続ける必要があります。 もし複数の記事を作成してみて、タイトルは本文の後に書いた方がいいと感じた場合には、そのように順番を前後してもいいでしょう。 ■文字数は 32文字が限度 文字数は、検索画面の横幅の関係上、画面に入りきらない部分は自動的に「…」に置き換わってしまいますので、 32文字を限度とします。 30文字を限度とするという説もありますので、 30〜 32ぐらいが限度とお考えください。 それから、狙っているキーワードは、できるだけはじめの方( 15〜 20文字まで)に含めた方がいいというデータもあります。 ■ h 1タグにタイトルをそのまま使用する 記事本文( bodyタグ内)の大見出しに h 1タグを設定し、この h 1には基本的にタイトルをそのまま入れます。 基本的にはタイトルをそのままで構いませんが、 h 1には文字数制限はありませんので、タイトルで省略せざるを得なかった部分を入れて 32文字を超えてしまっても問題ありません。 h 1タグの設置も必須です。
■不自然な表現は NG 時々、キーワードを入れようとして不自然な文章になってしまうことがありますが、それではやはり Googleがページ内容を正しく把握できないので、上位表示は望めません。自然な表現をめざしましょう。 また、どうしても不自然になってしまう場合は、そもそもキーワードからページ内容がうまく想定できていないということも考えられます。 そのような場合は、まず本文を書いてみて、後からタイトルを決定してもいいかもしれません。 そのあたりは作業のしやすさに個人差がありますし、キーワードの性質にもよりますので、柔軟に対応してください。 また、キーワードを羅列しただけのタイトルも NGです。省略した簡単な表現になってしまっても構いませんが、最低限、体裁の整った文章にしましょう。 ■競合ページと全く同じタイトルは NG 競合ページと全く同じタイトルにすると、これも上位表示が望めない可能性があります。 これは記事内容が全く同じ場合も同様ですが、すでに存在するコンテンツのパクリと受け取られかねないので、タイトルと内容は競合とまったく被らないように気を付けましょう。 ■他サイトのリサーチは有効 とはいえ、いいタイトルをつけるにあたっては、競合相手だけでなく他サイトのタイトルは参考になります。 とくに競争の激しいキーワードで、すでに上位表示されているページのタイトルは、クリック率が高いものとみて間違いありません。 今狙っているキーワードで上位表示されているページのタイトルをパクるのは NGですが、ほかのキーワードで上位に表示されているページのタイトルはむしろ積極的に参考にしてみてください。 ■クリックしたくなるような魅力あるタイトルにする 記事のタイトルは、上述した通り、検索結果の一覧にページへのリンクとして表示されます。そのため、一覧の中で、クリックしたくなるような魅力的なタイトルのものがより多くクリックされることになります。 このクリック率が検索順位変動に大きな影響を及ぼします。つまり、クリック率が高いと上位に表示されやすいのです。 ですから、魅力的でクリックを誘発するようなタイトルをつける必要があります。 魅力あるクリック率の高いタイトルがどんなタイトルなのかは、上述の通り、他のキーワードですでに上位表示されている記事のタイトルが参考になります。 ■タイトルは試行錯誤が必要 とはいえ、タイトルは一度つけて一発で成功するとは限りません。一度自分なりにタイトルをつけてみて、数記事書いて放置した後、なぜかクリック率の高いタイトルというのが見つかります。 それをとっかかりにして、クリック率の低いタイトルをたえず改善し続ける必要があります。 タイトルの改善には上述のリサーチ方法を使ってみてください。 ご自分が Googleで何かの情報を探すときに、検索一覧からどのようなタイトルをクリックしたくなるかを観察してみてもおもしろいでしょう。 ■クリックされやすいタイトル例【具体的な数字を入れる】 〜のための 3つのポイント 1ヶ月で-20 kgに成功したダイエット方法〜 〇〇駅徒歩 2分〜 0円で〇〇できる〜【簡易性や即効性をうたう】 小学生でもできる〜
毎日たった 1分の〇〇で〜 今日からすぐに〇〇できる〜【強調する】 たった 1分で〜 あっという間に〜 今日中に〜【専門性や権威性をうたう】 〇〇コンサルタントが教える!〜 現役東大生が伝授!〜 実際に〇〇病院で実践されている〜【具体的なメリットをうたう】 無料でできる〜 サラリーマンをやめられる〜 長年悩んだワキガが改善〜【感情を揺さぶる】 まだ社畜を続けますか?〜 あなたの〇〇が無駄な 3つの理由 なぜあなたが〇〇できないのか〜【方法・理由・選・なぜ・無料などの言葉を使う】 以上見てきたように、「〜の方法」「〜の理由」「 ○選」「なぜ〜」「無料」などを使うとわりといいタイトルになります。 ほかには、「簡単に〜」「〜比較」「限定〜」「〜できる」「わかりやすい〜」などがよく使われており、効果が実証されています。 また、「【】(隅付き括弧)」を使って、 【必読】〜 【無料】〜 【超簡単】〜 【完全無料】〜 【比較】〜 【図解】〜 【東大生が解説】〜 【現役医師も驚いた】〜 【驚愕】〜などとすると、目を惹くことができるうえ、フレーズを短縮して文字数を稼ぐことができます。 ぜひ、ご活用ください。 ※以上は最低限知っておきたい基本的なタイトルのつけ方になります。さらに応用的なタイトルのつけ方は「応用編・【 4】他サイトに差をつけるタイトルのつけ方」で解説していますので、そちらをご一読ください。
◆記事の書き出し(リード文・導入文)を書く タイトルが決まったら、本文の書き出し(リード文・導入文)を考えます。 本文の書き出しは、タイトルに並んで重要なパートです。この部分もやはり、しっかり書けている記事といない記事では、はっきりと検索順位に差が出ます。 理由は、ページにアクセスした人がまず読む部分であるため、ここで読者を掴むことができないと、ほんの数秒でユーザーが離脱してしまうからです。 これにより、「クリック率」同様、 Googleが検索順位を決める要素として計測している「離脱率」「ページ滞在時間」がともに好ましくないものになってしまい、順位が下がる要因となってしまいます。 ですから、タイトルと本文の書き出し以下が完璧に書けていても、書き出しが良くなければ、他の良さを殺してしまいかねない部分だと思ってください。 検索結果から、無事にクリックして中に入ってくれた人を、さらにサイトの深部へ連れて行けるかどうかという大事なパートになります。 ではポイントを以下にまとめます。 ■書き出しの目的は本文を読み進めてもらうこと 書き出しの目的は、読者に対して、記事を読むことでどんな問題点が解決できるのか、どんなメリットがあるかを伝えて、さらに本文を読み進めたいと思ってもらうことです。 コンテンツの骨組みを考える際に、以下のコンテンツの基本構造を紹介しました。 ⑴問題提起 ⑵解決方法 ⑶根拠 書き出しでは主に、読者に ⑴と ⑵を伝え、 ⑶(本文)への興味・関心を持ってもらいます。(場合によっては根拠を小出しに例示してもいいでしょう。) つまり、読者の問題点について理解・共感を示し、この記事を読むことでその問題は解決できる、ということを伝えるのが書き出しの目的だということです。 それをうまく伝えることができると、自動的に本文の内容(主に ③根拠)が気になり、読み進めてもらえるというわけです。 ■問題提起で読者に共感する まず、問題提起です。 このパートは、読者に対して「そのキーワードで検索したのはこれこれこういう問題があるからですよね? その状況わかります」と共感することで、読者との距離を縮め、文章を読んでもらう糸口を掴むパートです。 例えば、「 webデザイン独学何から」というキーワードであれば、「 Webデザインを独学しようと思っても、学習することが山ほどあって、何から学習していけばいいのかわかりにくいですよね?」など。 こうすることで、読者に寄り添い距離を縮めます。 さらに心を掴むには、「コーディングからやるべきという人もいれば、デザインから学んだ方がいいという人もいて、どういう基準で決めればいいのか迷っている人も多いでしょう」と、さらに具体的な現場の用語などを盛り込むと、より距離が縮まる書き出しになります。 ■解決方法を提示する そして、この記事を読むことでその問題点が解消できることを伝えます。「この記事では、そんな問題を抱えた方が何から学習すればいいのかをこの場で判断し、今すぐにでも独学を開始していただけます。」など。
このように、ゴール地点で読者がどのようになっているのか、どのような変化が起こるのかをはっきりさせることで、より本文を読みたいと思ってもらうことができるわけです。 ■文字数は気にせず書く 書き出しの文字数についてですが、これは 200文字以上とか 500文字以内とか諸説ありますが、要は文字数は気にせず、ひたすら読者の興味を引き続きを読んでもらえるように心を掴むことを念頭に書きましょう。 とはいえ、あまりだらだら長いとそこで離脱されてしまいますので、長くならずにコンパクトに読者との距離を縮め、ゴールを示すようにしてください。 ■執筆者名を明記する 書き出しの前後には、できるだけ記事の執筆者名とその肩書きを記載しておきましょう。そうすることによって、読者は安心して読み進めることができます。 以前までは、ネットの記事を読むときにユーザーはそれほど「誰が書いているのか」を気にしていませんでしたが、ネットユーザー全体のリテラシーが向上した現在では、まず本文を読む前に、そもそもこの記事は読むに値するものなのかどうかを気にする傾向が強まっています。 そのため、冒頭に記名があるとないでは、離脱率とページ滞在時間が大きく異なることになります。 また、昨今 Googleが重視している「専門性・権威性・信頼性」の面でも、やはり記名があるのとないのでは大きく差が出ます。 ですから、書き出しの前、もしくは後に可能なかぎり執筆者名を記載しておくようにしましょう。
◆本文を書く では、いよいよコンテンツの主要部分となる「本文」です。 本文では、 ⑴問題提起 ⑵解決方法 ⑶根拠 のうちの主に「 ⑶根拠」と、その根拠を補足する情報を箇条書き風に書いていくのが通例です。 箇条書き風に、というのは、つまり、とりとめもなく長たらしい文章を書いていくのではなく、書き出し以後、小刻みに小見出しで区切って、小見出し( h 2) 本文小見出し( h 2) 本文小見出し( h 2) 本文小見出し( h 2) 本文小見出し( h 2) 本文という形で解説していくということです。 参考にしていただくために、本書も基本的にそのような構成で書いていて、特に参考にしていただきたいのは、上述の「 ◆ページにタイトルをつける」の項です。 この項では以下のような小見出しを使用し、本文を区切っています。 ■タイトルには狙っているキーワードを全て含める ■ページ内容を的確に表現する ■文字数は 32文字が限度 ■ h 1タグにタイトルをそのまま使用する ■不自然な表現は NG ■競合ページと全く同じタイトルは NG ■他サイトのリサーチは有効 ■クリックしたくなるような魅力あるタイトルにする ■タイトルは試行錯誤が必要 ■クリックされやすいタイトル例 このように、パートごとの内容を要約して小見出しとし、リズムよく文章を区切ることで読みやすい構成にするわけです。
1つの小見出しにつき本文 500字程度を限度に収め、それ以上長くなるようでしたら 2つの小見出しに別けるようにしましょう。 以下、本文を書く際のその他のポイントです。 ■小見出しを並べる順番は、重要度の高い順にする 小見出しは、原則的にコンテンツ内で重要度の高い順番に並べて解説していきます。もったいぶって重要な項目を後回しにするようなことはしてはいけません。 インターネットのユーザーはかなりせっかちで、少しでもストレスを感じると離脱してしまう傾向にありますので、前倒しに重要な情報を伝えるということを念頭に置いて構成を考えてください。 ただし、最後まで読んでもらうためには、できれば前後の流れに繋がりを持たせ、それぞれの小見出しが分断されていたり、話が前後してわかりにくくなることは避けるようにしましょう。 ■文章だけでなく、画像や図表等でわかりやすく解説する これは「リサーチ」の解説でも書きましたが、画像や図表、動画、音声、 SNSからの引用、書籍からの引用などを使うことで記事をわかりやすくすることを心がけましょう。 昨今では、パッと見て記事のゴールまでのイメージが伝わるようなフローチャートなどの画像があると SEOの評価が高くなる傾向にあります。 ユーザーにとってその記事が「最高」と思ってもらえるように、文章だけではなくあの手この手を使ってわかりやすさを追求するようにしましょう。 ■書き出しと最初の小見出しの間に「目次」を入れる 書き出しが終わった後に、目次を入れ、各小見出しに飛べるようにしておきます。 訪問者は、全員が書き出しから順にしっかり読み込んでくれるわけではなく、いきなり本文を読もうとすることも多くあります。 ですから、そういう人のためにも、また、書き出し後にコンテンツ全体を俯瞰するためにも、目次を入れておきましょう。 WordPressの場合は、プラグインがあります。 ■文字数は気にしない これは「書き出し」のところでもお伝えしましたが、基本的に総文字数は気にせず、とにかくユーザーにとって必要な情報を過不足なく伝えることを意識しましょう。 文字数が気になっている時は、ユーザーではなく Googleに対する意識が強くなってしまっているので、もう一度ユーザーが何を必要としているのかという前提に立ち返りましょう。 ■リサーチする 何を書いたらいいのか、どのように表現したらいいのかがわからない場合は、とにかくリサーチするしかありません。とくに、競合の多いキーワードで 1〜 3位に上位表示されているような有料記事や、そのサイト内のコンテンツを参考にするといいでしょう。 コンテンツ作成はリサーチが必須だといえます。 また、ご自分が何かに困っていて Googleで検索する際はチャンスです。 ぜひ、その際には、どういう解説の仕方をしているページがわかりやすいか、どういう解説の仕方がわかりにくいかを注意してみてください。 そうすることでも SEOの力量は格段にアップします。 ■小見出しを入れ子にしすぎない 小見出しの中にさらに小見出しを入れる必要があるときもあります。 その場合は、小見出し( h 2) 本文 小見出し( h 3)
本文 小見出し( h 4) 本文小見出し( h 2) 本文といった具合に、見出しタグを使い分けます。 ただし、何重にも入れ子にしてしまうと読みにくくなりますので、せいぜい 2つか 3つ( h 4ぐらい)までに止めることをお勧めします。 また、間違っても、 h 3の中に h 2がある、 h 4の中に h 3があるというような使い方はクローラビリティを低下させることになりますので、気をつけましょう。 ■ユーザー視点でコンテンツを作る【重要】 コンテンツ作成で最も重要なこと、それは、ユーザー(ページ訪問者)の視点でコンテンツを作成できるかどうか、という点です。 ユーザー視点を知るためには、まず、そのコンテンツをある特定の疑問( Q)をもったターゲット層に絞って作成する必要があります。 ターゲットを設定しなかったり、複数のターゲット層を設定してしまうと、ユーザーの視点がいくつも存在してしまい、誰に向けて書かれたものなのかがわかりにくい、ぼやけたコンテンツになってしまいます。 そうなってしまうと、読者は最後まで読むのがつらくなり、途中で離脱する確率が圧倒的に高くなります。 ですから、まずはターゲットをある程度絞り、その人の属性をはっきりさせましょう。 サイト設計のはじめにサイト全体のターゲット層を決めましたが、ここではさらに詳しく、年齢や職業、性別から、そのキーワードで検索した動機や目的を詳しく設定します。 そして、その人をそのゴールへ導くために必要な情報を漏れなく提供していくことで最後まで読んでもらいます。 そうすることで、キレのあるコンテンツができあがり、ユーザーの離脱率が下がるばかりでなく、拡散されやすいコンテンツにもなり、 Googleから評価されやすいコンテンツ =「良質なコンテンツ」ができあがります。 ■不必要な情報を詰め込まない コンテンツを充実させようとして、不必要な情報を詰め込んでしまうことがあります。 これは主に、ページのボリューム(文字数)を意識的に増やそうとしたときにやってしまいがちです。が、これは順位を下げる要因になります。 このような場合も、やはり、本来の「良質なコンテンツ」をユーザーに提供するという原則から離れてしまい、 Google様にいかに気に入られるかということにばかりに意識がいってしまっています。 そのような時はまずその原則に立ち返り、ユーザーにとって何が必要かというところに意識を戻して、ユーザーにとって必要な情報以外は詰め込まないようにしましょう。 ■独自のコンテンツを作る【重要】 記事を書くに際して、一番手っ取り早い参照元はネット検索でしょう。しかし、ググッてわかったことはすでに Google上にある情報ですので、単なる類似コンテンツとみなされて Googleから軽視されます。 こうならないためには、可能な限り書籍に当たったり取材したり、独自の知見を交えたりと、まだネット上に存在しない情報をアップする必要があります。 また、ネット上に既出の情報でも、独自視点でわかりやすくまとめ直したり、解説の角度を変えてみたりと、まだされていない解説の仕方を探し出してコンテンツを作成するという手もあります。 とはいえ、全コンテンツを 100%独自の情報にするというのは事実上不可能ですので、独自要素率 50%以上を目指してコンテンツ作成してみてください。 その際、無理やり独自性を出そうとして、安易に信憑性のない情報を掲載してもダメで、しっかりとした根拠が求められます。 この部分についても、やはり、サイト訪問者の視点、ターゲット層の視点が必要になります。 自分が訪問者だった場合、どのような情報があったら納得するか、どのような情報があったら拡散したいか、などを考え、的確な情報を掲載しましょう。
今後は、特にこの部分について、妥協なく追求して作成されたコンテンツが上位表示のカギを握ってくるものと思われます。 ■末尾に「まとめ」を付す 本文の締めに、記事の「まとめ」を付します。 これは、全体のまとめとして、記事を総括するものですが、まとめが重要という説もあればそれほど重要ではないという説もあります。 簡単に 100文字程度で総括しておけばいいという説もありますが、筆者がオススメなのは、記事の内容を箇条書きでまとめる方法です。 本書でも時々「《まとめ》」としてそれまでの内容を振り返り、箇条書きで重要なポイントを復習していただけるようにしています。 このように、最後に本文の中から重要なポイントを抜き出して箇条書きにすることで、そのコンテンツのダイジェスト版にするというのも一つのまとめ方です。 筆者はこのまとめ方をお勧めします。 ■ meta descriptionを書く 順番としては、本文が書けた後の仕上げに meta descriptionを書きます。 meta descriptionには基本的にその記事で上位表示を狙うキーワードを必ず含めましょう。そして、その記事の内容を端的に表した要約文を 80文字程度で書きます。 PCのブラウザで表示される検索結果のスニペットには、 120文字程度の要約文が記載されますが、スマホの検索結果では 80文字までしか表示されません。 ですから、できれば 80文字、長くても 120文字以内に収めるようにしましょう。 meta descriptionの要約文がページ内容とマッチしていないと、 Googleが勝手にページ内の文章を抜粋して記載してしまいます。これには特にペナルティはありませんが、ページ全体の評価に影響を与える可能性がありますので、ここも本文の一部とみなしてきっちり書くようにしましょう。 キーワードの詰め込みや、他ページの要約文の使い回しはしないようにしてください。 ■本文を書くスキルを高めるためのコツ 最後に、本文を書く技術を向上させるコツをお伝えします。 それはやはり、先述したリサーチを繰り返すことです。 もちろん、リサーチしているだけではダメで、実際に手を動かしてコンテンツを作成し、 Googleアナリティクスとサーチコンソールで順位やアクセス数、滞在時間等を確認しながら、上位表示の感覚をつかむことも重要です。 実地で自ら体感した実体験をもとにリサーチしてみると、何もやらずにリサーチした時に比べてより色々なことに気づくことができます。 それを繰り返すことで、スキルアップが加速します。 リサーチのコツとしては、ご自分が上位表示しようとしている分野ではない他分野で、かつ、競合の多い分野の検索結果が参考になりますので、 1つの分野での上位争いにとらわれずに、他ジャンルを検索して記事をのぞいてみるといいでしょう。
③被リンク対策【重要度: ★ ★ ★】 ■被リンクの意義 被リンクとは、すでに解説した通り、自サイトの外部から自サイト向けに貼られたリンクのことをいいます。 SEO効果が望めるのは、ドメインパワーの高いサイトで、かつ自サイトと関連性の高いサイトからのリンクになります。 例えば、自サイトが税理士事務所のサイトであれば、税務署サイトからのリンクであるとか、国税庁のサイトからのリンク、税務関係の大規模メディアからのリンクが該当します。 税理士事務所サイトに、飲食店のメディア等からリンクが貼られていても、 SEO効果は望めないわけです。 仮に、まったくなんの関連性もない怪しいサイトからのリンクが貼られた場合には、順位が下がることもあります。 ただし、上記のような SEO効果が望める被リンクの獲得は、基本的に自発的にはできないと思ってください。 ■ SNSからの被リンクは効果ある? また、 SNSからのリンクも「直接的な」 SEO効果がないと Google関係者が発言しています。 ただし、一方で SNSからのリンクは「間接的な」 SEO効果があるという意見もあります。 これは、 SNSから貼られたリンク先のページの検索順位が上がる効果はないが、サイト全体のドメインパワーの評価にはプラスに働いているのではないか、ということです。 つまり、 SNSからリンクが貼られることによって、サイト全体が SEOで強くなるのではないかという見方があるわけです。 ですから、サイト所有者が自発的にできることがあるとすれば、 SNSでリンクが貼られるようなコンテンツを作成すること、だといえます。 ■被リンクを増やすコツ SNSでリンクが貼られるようなコンテンツとは、要するに、 Twitterや Facebookで拡散したくなるような、多くの人に役立つものや、エンターテイメント性が高くおもしろいもの、気づきを与えるものなどです。 そういったコンテンツを作成し、記事に拡散用の「いいね!ボタン」や「シェアボタン」を設置しておくことで拡散されやすくなります。 ときどきそのような拡散用のボタンの貼られた記事に出くわすことがあるかと思いますが、あれはそのような SEO効果を狙ったものなのです。 被リンクを増やすコツは、以上のような拡散記事を書く以外は特にないものと思っていいでしょう。 ■被リンク購入は厳禁 繰り返しになりますが、被リンクを販売している業者等から被リンクを購入すると、非常に厳しいペナルティが課されますのでやめましょう。
④その他 SEO注意点 ■ドメインは独自ドメインの方が有利?【重要度: ★ ★ ★】 ドメインには、レンタルサーバーの会社を通じて自分専用のものを取得する「独自ドメイン」(有料)と、レンタルサーバーとの契約時に自動的に割り振られる「共有ドメイン」があります。 「独自ドメイン」の方が SEOに有利かというと、特に優位性はなく、「共有ドメイン」でも十分 SEOは可能です。 ただし、サイトを長く運営する場合には、サーバーの乗り換え時などに不都合が生じることがあるため、運営面でデメリットの少ない「独自ドメイン」を利用することをお勧めします。 ■ドメインの SSL化( https化)は必須【重要度: ★★★★★】 SSL化とは、ドメインのセキュリティ対策で、通信を暗号化してフォームの入力内容等が漏洩しないための技術をいいます。 ドメインを SSL化すると、ドメインの「 http://」の部分が、「 https://」に変更となります。そのため、 https化とも呼ばれます。 SEO上は、 SSL化がされているサイトに関してはユーザーにとって安全性の高いサイトとして評価されます。 これは SEOを行う上で必須の対策といえるでしょう。 手続き方法は、ご利用のレンタルサーバーごとに異なります。 ドメインを新たに取得した際は、必ず SSL化するようにしましょう。 ■サイトの名称による SEO対策【重要度: ★ ★ ★ ★】 SEOを行う際は、サイト名が重要になることがあります。 例えば、メインで上位表示を狙うキーワードをタイトルに含めるとか、そのままサイトのタイトルにする、キーワードを含めたサブタイトルを付けるという手もあるでしょう。 そうすることで、サイトの専門性を Googleに対してアピールできたり、総じて SEOがしやすくなるというメリットがあります。 ■サイトの信頼性を担保するためのページを用意する【重要度: ★ ★ ★ ★】 サイトの運営者情報や、運営会社情報、個人情報保護の方針(プライバシーポリシー)の詳細を記載したページを用意しましょう。 これによって発信する情報の信頼性を Googleに伝えます。 ■ SEOを意識したサイトの更新方法【重要度: ★★★★★】 サイトを育てて行く方法についてですが、記事を追加する頻度(サイトの更新頻度)は直接検索順位に影響はありません。 頻繁に更新したからといって検索順位が上がったり、ドメインパワーがアップしたりはしません。 むしろ更新頻度を意識して質の低い記事をアップするぐらいなら、時間がかかっても質を重視して記事を増やす方が SEO的に有利です。 また、ある程度記事が貯まったら、記事を追加すると同時に既存の記事をブラッシュアップして質を高めるような更新も必要になります。 ここもやはり量よりも質を優先して考え、サイトを育てましょう。質よりも量が気になるようになっている時は、検索ユーザーではなく Googleに気に入られようとしている時ですので、意識を Googleの向こうの検索ユーザーに向けましょう。 ■トップページから 2クリックで全ページにたどり着ける設計に【重要度: ★ ★ ★ ★】 サイト設計の話ですが、内部リンクはトップページから 2クリックでどのページにもたどり着けるように設計にしましょう。
こうすることで、ユーザビリティもクローラビリティも向上します。 ■サイテーションの獲得【重要度: ★ ★ ★ ★】 被リンクに似た概念に、サイテーションというものがあります。 これは、インターネット上で自サイトについて言及されることをいいます。有益で、影響力があるサイトは、いろいろなシチュエーションでそのサイトについての言及が増えるわけです。 信憑性は定かではないものの、このサイテーションが検索順位に影響があるのではないかといわれています。(一般的に信憑性は高いものとされています。) つまり、リンクの有無を問わず、ネット上で話題になったり、言及されたり、拡散されたりするだけで SEO効果があるのではないかということです。 これもやはり被リンク同様意図的に作り出すことはできません。コツコツ地道に良質なコンテンツで情報を発信し続けることで獲得するしかないものといえます。 ■ AMP化でサイトを高速表示【重要度: ★ ★ ★】 AMPとは、サイトの高速表示のために開発された手法です。 AMP HTMLでソースを記述し、ブラウザでの表示速度を高速化します。 表示速度の面で通常の HTMLよりも格段に早く表示できるため、 SEO効果があります。 デメリットとしては、古いバージョンの端末やブラウザでは表示されなかったり、レイアウトが崩れたりする点と、ページ作成や更新に手間がかかる点が主に挙げられます。 WordPressではプラグインがあるため多少導入はスムーズに行えます。 現在、それほど AMP化を急がなければならない状況にはありませんが、今後はどうなって行くかわかりません。 競合相手との兼ね合いで導入を検討してもいいかもしれません。 ■サイトマップの設置【重要度: ★ ★ ★ ★】 このサイトマップは「内部対策」で解説したサイトマップの xmlの話ではなく、実際に訪問者がサイト内で迷子にならないようにサイト構成を把握するために設置するものです。 これはユーザービリティの向上と同時にクローラビリティを高める効果もあります。 作成する場合は、全ページのタイトルをわかりやすく列挙し、テキストリンクで各ページにリンクを貼りましょう。 ■初心者がまず始めにやるべき施策【重要度: ★ ★ ★ ★】 実践編の最後に、これから SEOを実践しようとされている初心者の方のために、どんなことから始めるべきか、という具体的な手順を解説しましょう。 まず、何よりもやってはいけないこととして、いきなり競合がひしめくキーワードで上位表示を狙ってはいけない、ということがあります。 これをやると、まず上位表示ができず、 SEOそのものの自信を喪失して嫌になってしまう可能性があります。 なので、はじめは、競合がまったくいないキーワードで上位表示を狙ってみます。 例えば「(あなたの名前) +出身地」というキーワードで、「(あなたの名前)の出身地はどこ?」などのタイトルで短い記事でも構いませんので書いてみます。なんでしたら、実名でなくても仮名でもいいでしょう。 そうすると、ドメインを取り立てであるとか諸々の悪条件がある場合は少し時間がかかるかもしれませんが、たいていの場合簡単に上位に表示ができるでしょう。 そのように上位表示が簡単なキーワードでも上位表示を実現してみると、上位表示までにどれぐらいの時間がかかるのかや、順位の変動の仕方(例えば、はじめは 2ページ目に表示されていたが、徐々に順位が上がってきた)など、上位表示される感覚が身につきます。 このような手順で 2、 3記事簡単なキーワードで上位表示してみて、徐々に自信をつけながら競合がいるキーワードに移行していくというのが、最も堅実な SEOの習得方法ということになります。 そのように、レベルの低いキーワードから成功体験を積み重ねて、少しずつ競合の多い、レベルの高いキーワードも狙うようにしてみてください。 ぜひやってみてください。
応用編
応用編では、以上の基礎、および実践技術を踏まえた上での応用として、 withコロナ時代の対処方法から、筆者が実際に現場で実践してきたノウハウの一部や知っているのといないのとでは決定的な差が生まれるような豆知識までをご紹介します。 とはいえ一応、本書は入門書ですので、応用編といっても基本的には初心者の方(初心者なりにサイト作成やコンテンツ作成が進んだ方)を想定読者に定めていますのでご了承ください。
【1】 withコロナ時代の SEO ■ Googleの評価基準の変動 コロナショックの SEOへの影響についてですが、この影響で Googleの上位表示基準が変わったのかというと、ほとんど何も変わっていません。 が、まず基本的な話として、「コロナウイルス」や「ワクチン」関連のワードは、上述のように医療・健康系ワードにあたりますので、公的機関や病院、大手メディアが上位表示を優遇されることはまず間違いありません。 また、そういった他者の健康を害する恐れのあるデリケートなワードについて、デマの流布を取り締まる観点や倫理的な観点から、いい加減な情報を流したサイトには何らかのペナルティが科される可能性はありそうですので注意が必要でしょう。 Googleの他サービスではありますが、 Google広告では広告文に「コロナ」のワードが入っているだけで検索結果への広告掲載が停止されますので、非常に神経質になっていることが伺えます。 Google広告と自然検索の基準はまったく別物ですが、 SEO上でも非常にデリケートなワードであることは意識しておいた方がいいでしょう。 ■トレンドワードに注意を払う SEOを行う上で注目すべきなのは、「コロナウイルス」「コロナショック」「コロナ禍」など、直接的なコロナ関連ワードの他に、この一連の騒動に関連して新たに注目を集めるようになったキーワード(トレンドワード)が多く派生しているということです。 例えば、次のようなワードです。 テレワーク/リモートワーク/在宅ワーク リモート飲み会/オンライン飲み会 リモート会議/オンライン会議 zoom/ whereby/ skype/ google meet アフターコロナ/ウィズコロナ コロナ時代/新しい生活様式 不況/コロナ不況/不景気/大恐慌 コロナ離婚/コロナ疲れ/コロナストレス/コロナ鬱 抗菌/除菌/消毒/殺菌 感染対策/感染予防 等々 こういった新たに生まれたキーワードや概念と、ご自分のビジネスに関係するワードとの接点を探ると、アクセスを大きく伸ばすヒントになることは間違いありません。 上記のキーワード例は、簡単に誰でも知り得るトレンドワードで、すでに 2020年の後半からは競合がひしめくワードとなっており競争が激化しているため、もうトレンドとは言えないワードになっていますが、もう少し踏み込んでご自分のビジネスに引き寄せたワードを見つけることができれば、間違いなく優位に SEOが行えます。 ヒントとしては、ご自分の業種で新たに生まれた概念や、新たな商品名、サービス名、固有名詞などに関するワードで、過去の実績をもとにキーワードが表示されるサジェストツールに引っかからないようなワードです。 狙い目のトレンドワードは、安易にパソコンの前で思いつかないようなワードである可能性があります。ですので、ネット検索からキーワードを見つけようとするのではなく、ビジネスの現場でキーワードを拾うような作業が必要になります。上記キーワード例は、その際のキーワードの切り口の参考にご利用ください。 そのような実地から見つけるようなキーワードの拾い方は、ある程度決め打ちのようなことにもなってしまうのですが、そのような感覚が掴めると非常に SEOが優位に行えます。 また、今後様々なオフラインでのビジネスがオンラインに移行してくることが予想されます。生活環境の変化という点も見逃せません。 そのような、「業態の変更」や「生活様式の変化」に伴ってすでに続々と新たなキーワードが生まれており、そのような状況が 2021年も継続して続くことは間違いありません。
ですから、今後しばらく SEOでは、そういった「トレンドワード」をいかに見つけるか、という技術が成否を大きく左右することになります。ぜひ、現場のお客様の声に耳を傾けて、それをキーワード化するという作業にもトライしてみてください。(トレンドワードの意義や見つけ方、ドレンドワードを扱う注意点は、基礎編の「【 8】キーワードについて」で詳しく解説していますのでそちらを再度ご確認ください。) ■オンライン全国対応!に注意「オンライン全国対応」の 2つの問題点 主にサービス業のサイトで、コロナショック後に、 ZOOM等を駆使したオンラインサービスを開始し、それによって、それまで地域性を重視してきたターゲット層を全国に拡げるケースが目につきます。 この戦略は、トレンドを取り入れたアグレッシブな戦略という意味ではいい戦略なのですが、しかし、「全国から受注できる可能性が開かれた」というわかりやすいメリットがある反面、あまり気づかれない甚大なデメリットが存在します。 そのデメリットの最たるものは、まず、どこもかしこも「オンライン全国対応」としたことで、全国の同業者がこぞって同じキーワードに参入したことによる競争の激化が挙げられます。 例えば「東京」というワードは非常に激戦ワードなのですが、「全国対応」には当然、東京も含まれれば、大阪も、福岡も、名古屋も含まれます。つまり、「全国」という語句は、全国のあらゆる県名、都市名、市区町村名、駅名等が含まれる語句なわけですから、どれぐらいか激戦かはいうまでもないでしょう。 それから、地域性を重視して、ある地名での上位表示を狙ってきたサイトの場合、そのサイトを全国対応にするということは、その地名での SEOの競争で、専門性が低下することから全国対応にしていない業者に比べて弱くなり、上位表示しにくくなる可能性があります。 デメリットとして、主にこの二つが挙げられます。 競争の激化については、全国展開するに際して、全国からアクセスを集めるだけのページ数やコンテンツ量と質、または、競合があまりいないにもかかわらずニーズがあるような、ブルーオーシャンなキーワードを知っている、そういったキーワードからの戦略がある、などの場合には、オンライン全国対応を謳って、ガンガン攻めるといいでしょう。 逆にいえば、それらの勝算がなく、ただ安易に「全国から受注できる」という考えだけで全国展開を進めるのは、上記のデメリットにはまり込んで集客力がどんどん低下する可能性が高いので、見直すことをお勧めします。 それから、地名での専門性が低下する件についてですが、これは非常に甚大なダメージとなる可能性があります。 そもそも、特定の地名を含めた検索というのは、その地で今まさにサービスを受けようとしている人が検索するワードで、成約率が非常に高いワードです。ですので、地名を含めたワードで順位が低下すると、売上減少に直結することになります。 なので、これまでコツコツと地域性を出してサイトを育ててこられた方であればあるほど、「オンライン全国対応」を安易に謳うべきではないわけです。これらの問題を解決するには? 以上のような問題を回避するにはどうしたらいいのか、ですが、オンライン対応自体は悪いことではなく、むしろ導入したほうがいいものだと言えます。 問題は「全国対応」にあります。 これは、上述のような勝算がある場合以外では、まず「全国対応」の訴求はやめるのが一番いいでしょう。 「全国対応」はやめて、それまで通り、地名特化の色を強く出し、そこに「オンライン対応も可能」という付加価値をつけるようにコンテンツを作成します。 こうすることによって、多くの同業者が「全国対応」を謳っているような地名での戦いで、よりその地名に特化した地域性のあるサイトとして、競合よりも上位を狙える可能性が出てきます。 つまり、どこも「全国対応」を謳っている現在、地域性の濃いワードが手薄になっている可能性があるということです。競合が全国に目を向けている隙に、地名で上位表示が狙えるというわけです。 それから、もう一つは、地名と「全国対応」のコンテンツをきっぱり分けることです。こうすることで、地名のセクションと、「全国対応」のセクションを完全に別個のコンテンツとすることで、どちらも一定の専門性を保つことができるものと考えられます。 間違っても、同一のページで地名と「全国対応」を謳わないようにしましょう。 これは、ある意味 2つの別個のサービスを 1ページで訴求しているようなものだと思ってください。 2つの別個のサービスは、 2つのページを用意して、各ページで掘り下げて解説し、訴求しましょう。 「全国対応」以外のワードでも、トレンドを狙おうとするあまり、それまでのサイトの方向性を見失って激しい競争の只中に迷い込んでしまわないように、くれぐれもご注意ください。 ■情報の鮮度が落ちないように気をつける 大きく社会の様相が変わることにより、過去に書いた記事内容が古くなってしまい、情報の鮮度が落ちてしまうことがあります。 社会状況の変化により、情報が古くなってしまっている記事については内容を修正し、社会状況に合わせる必要があります。 これは、以前から Googleの特徴的な性質でもあるのですが、記事内容の鮮度が低くなるにつれて、鮮度が高いサイトに順位を抜かされる傾向があります。
ですから、過去に書いた記事を一度見直し、内容を社会状況に合わせた内容にブラッシュアップする必要があります。 Googleが、記事内容が古くなっている、社会状況に合わなくなっている、というところまで内容を把握できているのか?という疑問をもお持ちになる方もおられますが、まだまだ未熟な部分があるとはいえ、傾向としては記事内容まで把握するような傾向にあります。 Googleはアルゴリズムのアップデートを繰り返すことで、今後さらにそういった細部までコンテンツを見極めるような傾向を強めることも予想されますので、そのあたりも意識してサイトを運営していくことをお勧めします。 また、コロナショックが起こった後に書いた記事も、めまぐるしく状況が変化しているため、 3ヶ月、半年という短いスパンですでに古くなってしまうこともあります。 その辺りのチェックも常に欠かさないようにしましょう。 ■短期と長期のキーワードの使い分けが必要 以上のように、「新たに生まれたキーワードを狙う」というのがアフターコロナ、 withコロナ時代の基本戦略になります。が、そもそも SEOは短期的な Web施策ではないため、基本スタンスは中長期的な戦略として考えてください。 つまり、 SEOは原則的には長期施策として行い、例外的に(短期トレンドを見つけることができれば)短期施策としても機能させることが可能なものなのです。 ですから、今後新たに生まれるトレンドワードには 2種類が考えられます。「新たに生まれる長期ワード」と、「新たに生まれてアクセスを集められるものの、すぐに廃れてしまう短期ワード」の 2種類です。 そのワードがどちらのワードなのかは、やってみないとわからない部分もありますが、ともかくそのような長期と短期の違いがあり、できれば長期的なワードを見つける、ということを意識しましょう。 ■キーワードをよく知る必要がある 以上のような理由から、 SEOを通じて、世の中のニーズの変化にこちらから働きかけるためには、キーワードについての深い理解が必要です。 つまり、 SEOで withコロナ時代に対応するためには、キーワードへの理解と、それを利用したコンテンツ作成が速やかに行えるかどうかが重要な鍵を握っているのです。 また、 2021年という年は 5 Gの普及が本格化する年でもあり、通信環境の変革期にも当たります。そのため、より一層新しいキーワードが生まれやすい環境を迎えることになります。 そのような変革期の SEOは、ひとえにキーワード戦略がカギを握って来ると思って間違いありません。 ですから、基礎編の「【 8】キーワードについて」を再度よくお読みになり、キーワードを選定する技術を身につけてください。 おそらく、この先どんな社会状況になっても、キーワード選定がうまくできるかどうかによって SEO施策の成否が大きく左右されるものと思われます。 うまくキーワード選定が行えて、コンテンツを世に送り込めれば、既存の競合との上位表示争いでも一気に優位に立てる可能性があります。 SEOによって、この社会の変革期をチャンスに変えるポイントがあるとすれば、それは間違いなくキーワード選定のスキルでしょう。 ■キーワード選定に SNS利用が不可欠になる 以上のような状況を迎えることから、基礎編でご紹介したキーワード選定ツールの使用だけではキーワードを見つけることができない可能性もあります。なぜかというと、それらのツールは、過去のデータの蓄積から検索ニーズのあるキーワードを教えてくれるものになるため、直近 1ヶ月とか 1、 2週間、場合によってはここ数日のうちに生まれたキーワードはデータとして出てこないからです。 そのような鮮度の高いキーワードをピックアップするには、やはりネット上では SNSでアンテナを張り巡らすことがもっとも有効です。特にリアルタイムのトレンドがはっきりと単語で表される Twitterは不可欠かと思われます。 ご利用でない場合は、自身で発信しなくても構いませんので、閲覧用のアカウントを取得しておくことをお勧めします。 以上、「 withコロナの SEO」についてまとめると以下のようになります。
●基本的な Googleの評価基準は変わらない。 ●「コロナウイルス」「ワクチン」のような医療健康系のキーワードは公的機関や病院等が優先的に上位表示されるので、素人は手を出すべきではない。 ●コロナ関連で新たに生まれたキーワードはトレンドキーワードとして狙い目である。ただし、パソコンの前で簡単に見つかるような安易なワードは競争がすでに激化している可能性があるので注意。 ●アフターコロナはトレンドワードを見つけるチャンスであり、それが SEOの成否を分けるポイントになり得る。 ●ビジネスのオンライン化や生活様式の変化が進んだことから、キーワードの質が変わる可能性があると同時に、オンライン化の流れから検索需要そのものの総数が増える可能性がある。 ●パソコンの前でキーワードを探すのではなく、ビジネスの現場で新たに生まれたワードを見つけることができると SEOを非常に優位に進めることができる。 ●「オンライン全国対応」は競争が激化しており、それまで地域性を出してきたサイトであれば、「オンライン全国対応」とすることにより、地名での検索が弱くなる可能性がある。 ●「オンライン全国対応」にシフトする場合には、コンテンツの質と量が充実していて競合に負けないサイトであること、ブルーオーシャンなキーワードを知っていることなどの勝算がなければならない。 ●「オンライン全国対応」と地域性のあるコンテンツとは同一ページ内に混在させず別ページにするか、もしくは強豪に勝つ勝算がないようであれば「オンライン全国対応」はやめるのが無難である。 ●以上のような動向を踏まえて、コンテンツを作成し、すでに作成済みのコンテンツも情報の鮮度が落ちないように改変する必要がある。 ●サイトコンテンツでの「造語の使用」は、ユーザーにとってわかりにくいうえ、 SEO上、検索に引っかかりにくいという 2つの問題点があるため避けるべきである。すでに造語を使っている場合は改善する。 ●「オンライン」「リモート」等、より月間検索ボリュームの多いワードを選ぶべきである。 ● SEOによって、この社会の変革期をチャンスに変えるポイントは、キーワード選定のスキルである。 ●鮮度の高いキーワードを入手するには SNSの利用が、特に Twitterの利用が不可欠である。 ちなみに、「 withコロナの SEO」については新しい展開がありましたら、この章に追加していきますので、更新情報が受け取りたい方はメルマガ登録してお待ちください。 ◆新着情報メルマガ登録はこちら それから、 SEO以外のアフターコロナ対策(サイトコンテンツの修正ポイント、新たな Web戦略の立て方、ホームページ以外の媒体の利用方法など)は、別著『 Web集客・超入門』で詳しく解説していますのでこちらもご利用ください。
【2】トップページの順位の上げ方 1)お困りごと別ご案内 この方法は、筆者が過去に多くのお客さんのホームページ(主に個人事業主や中小企業のサイト)で試してみて、かなりの頻度でトップページの順位が上がった方法になります。 それは、トップページのファーストビュー、もしくは 1スクロールで見られる位置に「お困りごと別ご案内」を導入することです。 「お困りごと別ご案内」という名称がカッコ悪いと思われるようでしたら、「何にお困りですか?」とか「どのような情報をお探しですか?」という、問いかけ調の見出しにしてもいいでしょう。 こうして、主要なサービスや商品ページにリンクを貼り、サイトの主要なページへのナビゲーションとします。 イメージとしては、ビルのエントランス(エレベーターホール)にある階数表示(何階にどんなテナントが入っているかを示す表示)のようなイメージです。このような表示を設けることによって、目的のページに最短でたどり着いてもらえるようにします。 こうすることで、これまでの筆者の体感、検索順位が 2〜 5位ほど上昇する印象です。 これは、本書の第 1章から再三申し上げている、「 Q& A」の考え方に基づいていた施策です。 これで順位が上がるのは、おそらく、ユーザーフレンドリーを意識しているサイトだということが、この「お困りごと別ご案内」を導入することで Googleによく伝わるためではないかと思っています。 この施策は、サービス業のサイトでは非常に導入しやすいかと思われます。 ECサイトに導入する場合は、商品が解決するお困りごとを挙げることで導入が可能です。 導入に向いている業種とそうでない業種があるかと思われますが、お客様のお困りごとがはっきりしている業種では効果覿面ですのでぜひ導入してみてください。 2)サイトの更新履歴を掲載 これは、 2021年に筆者が SEOの現場でお客さんのサイトを管理運営していて感じる感覚に基づいた情報ですが、トップページにサイトの更新履歴があると順位が維持され、また、更新履歴がないページに比べると相対的にサイトの評価が上がって順位が上表する傾向にあります。 ポイントは、ただ更新履歴を載せるだけではなく、サイトのどこかを更新した際にその部分に追記して、サイトが更新されたことをアナウンスするという点です。 つまり、ただ更新履歴を掲載しておくだけではなく、実際に更新しなければならないということになります。 ですから、更新履歴があればいいわけではなく、サイトで発信している情報を常に新しく保つこと、が趣旨で、その更新状況をトップページに掲載することに意味があり、 Googleはそれを見ているという感じです。 ですから、そのように、サイトそのものをアップデートし、それをトップページで告知するような意識でサイトを運営してみてください。 更新の頻度は、筆者の感覚では、月に最低 1度、できれば 2、 3度更新すると、トップページを始めサイト全体の検索順位が維持、もしくは上昇するといった感じを受けています。
【3】キーワードを掘り下げて競合の上を行く記事の作成方法 キーワード選定やリサーチを行なってぶつかる壁の一つに、すでに競合相手が同じキーワードを狙って記事を書いていて、それら競合の記事とどのように内容をバッティングさせずに順位を上回ればいいのか、という問題があります。 この壁を乗り越えるためには、競合への対抗意識はそこそこにして、とにかくキーワードの向こうの読者と向き合い、そこに隠れたニーズを掘り下げることによって、より深く刺さる記事を書きます。 あるキーワードから記事を書く際に、ニーズを掘り下げずに書くとなると、割とそのキーワードからすぐに想像できるレベルの表層のニーズを満たすような記事しか書けず、そのレベルのニーズを追いかけると他の記事とバッティングすることになりがちです。 それを回避するには、ニーズを一層掘り下げて記事を書きます。 例えば「 Webデザイン独学期間」というキーワードで考えてみましょう。 表層のニーズとしては、 Webデザインの独学にかかる学習期間、 Webサイトが自分で作れるようになるまでの期間、ということになるでしょう。これは誰でも思いつくレベルのニーズです。 ではこれを掘り下げるとどうなるでしょうか? ニーズを掘り下げるには、「なぜ?」を 2回繰り返します。 「 Webデザイン独学期間」と検索した人がなぜこのキーワードで検索したのか? はじめに思いつくレベルのものが表層のニーズ( Webデザインの独学にかかる学習期間が知りたいから)ですので、そこからさらに掘り下げて、なぜこの人は Webデザインの独学にかかる学習期間が知りたかったのか、を考えます。 例えば、金銭的な理由で就職を急いでいるから、としましょう。ここで新たに金銭的な理由、就職、急いでいる、という要素が出てきました。 これだけでも、表層のニーズを追いかけて書かれる記事にはない要素が付加された記事を書くことができます。 つまり、この一層深いところのニーズを満たした記事は、金銭的な理由で早く就職したい人を対象に必要な情報が網羅された記事になるわけです。 そのような記事が書けますと、より一層絞られたターゲット層に刺さる記事になり、他サイトと差別化された独自性のある記事になります。また、このような記事は Googleからの評価も高いため、上位表示が望めます。
【4】他サイトに差をつけるタイトルのつけ方 記事内容と同様に、ページタイトル( titleタグ)をつける際に、競合相手との差別化ができない、しにくいという壁にぶつかることがよくあります。とくにタイトルは文字数に制限があるため、すぐに行き詰ってしまいがちです。 ここではそんな場合の差別化方法と、差別化することによってクリック率を上げる技術について解説します。 この技術は、前提として、上述した「キーワードの掘り下げ」により、記事内容そのものを他サイトと異なる独自性のあるものにする必要があります。 ページタイトルというのは、そもそも前章でも解説した通り、記事内容と一致していないと SEO効果はまず望めないものです。ですから、ページタイトルを他の競合ページと差別化し、独自性を持たせるためには、前提として記事内容まで同様に独自性がなけばならないということになります。 その前提に立って、先ほどの例「 Webデザイン独学期間」というキーワードで解説します。 まず、ニーズを掘り下げなかった場合です。この場合、ニーズには「 Webデザインの独学にかかる学習期間が知りたい」というありきたりなものを想定して記事が書かれるため、タイトルとしては、 ・Webデザインの独学にかかる学習期間を現役デザイナーが徹底解説! というように、せいぜい「現役デザイナー」や「徹底解説」の部分で強調したり、信憑性をもたせたりしてクリックさせるようなタイトルにせざるをえなくなります。 このようなタイトルは、割と簡単に思いつくため、検索結果で埋もれてしまってクリック率が伸び悩むことになりがちです。 ところが、ニーズを深掘りして「金銭的な理由で就職を急いでいる」等の要素を加味し、だから独学期間を知りたいのだ、というところまで深掘りした場合には、次のように、そのほかの訴求要素を加えてタイトルをつけることができます。 ・Webデザインを独学で習得し、最速で就職するまでの期間を徹底解説! こうすることで、就職のために独学しようとしている人や、習得を急いでいる人に対して強く訴求できるタイトルとなり、クリックされる可能性が増すわけです。 これは表層のニーズだけを追いかけていては、記事内容が伴わないことからも付けられないタイトルということになります。 ですから逆に言いますと、タイトリングがうまくいかず、どうしても競合の記事と被ってしまって差別化ができない場合は、そもそもキーワードから想定した検索ニーズに問題があり、記事内容自体が差別化できていないことが考えられます。その場合には、そこから記事を構成し、書き直す必要も出てくるでしょう。 そうすることで、競合との差別化が自動的に図られ、クリック率も上がって、検索順位が上昇します。 ページタイトルは、検索結果からアクセスを呼び込む最終段階として非常に重要な要素ですので、ぜひ、前項から開設している「キーワードを掘り下げる技術」をマスターして、記事内容を含め、唯一無二の記事を作成してみてください。
【5】他サイトに差をつけるコンテンツのブラッシュアップ方法 これは非常に強力なコンテンツのブラッシュアップ方法なのですが、「実践編」のコンテンツ作成の項でも少し触れましたが、 SEOコンテンツに図解を含めることです。 「実践編」から再三見て来た通り、昨今の Googleアルゴリズムの大きな特徴の一つに、そのページがどれだけ他のページよりわかりやすいかを評価基準としている、という点があります。 そして、ここ数年、 SEOを行う側(コンテンツ作成側)では競うようにコンテンツを充実し、わかりやすくしようと努めてきたわけですが、文章のみでのわかりやすさ勝負には限界があり、競争が激化すればするほど上位表示されている記事の差がなくなって来ているという事実があります。 そこで、それらの記事内容をいかに視覚的に読者にわかりやすく解説するか、という視点がそれら上位記事の鍔迫り合いでの勝敗を分けるポイントになってきています。 「図解でわかりやすく」というコンテンツ作成ポイントは本書「実践編」にも書きました。ですから、ここでお伝えしたいのは、すでにある程度充実したコンテンツになっているということを前提にした応用的なものです。 まずはコンテンツ本文を可能な限り充実させてあることが前提になります。 そのようなコンテンツであることを前提に、本文の導入部分に、そのページ内容が一目でわかるような図表を入れ、それを眺めるだけでほとんどそのページ内容のアウトラインがつかめるようにします。急いでいる人であれば、その図解だけでことが足りてしまうようなものが理想です。 わかりやすさの基準としては、その記事の論点についての図解画像として、競合他社に盗用されたり、 SNSで拡散されるほどのものが理想です。 そういった画像が作れると競合他社との競り合いに非常に強いページになります。 ちなみに、筆者のお客様のページに詳細な図解を入れてみた結果、とあるキーワードでの検索結果が以下のように変動し、 10位以下だったものが最高 2位まで上昇しました。
※この画像は 5/ 1からのもので、画像を入れたのは 5/ 18でした。この日の順位は 15位となっています。ちなみに、これ以後その他の部分は何もブラッシュアップしていません。 このように、徐々に順位が上昇し、数ヶ月かけてトップ 5入りも可能です。 この画像を入れる際、お客様との会話で、「パクられそうだからところどころにロゴを入れましょう」という話をしていました。 そのぐらいの力作で、この画像があるのとないのとではこのページの価値が全く違ってしまうような図表だったわけです。
もちろん、図解が向くページと、図解が向かないページもあります。後者では使えない手法になりますが、図解に向いている記事内容のコンテンツでは絶大な効果を発揮します。 例えば、「〜の方法」というタイトルの記事でしたら、その方法のフローチャートを作り込んで導入部分に入れたり、「〜の作り方」という記事でしたら、その作り方を 1枚画像にまとめてリンクを貼ったり、といったことが可能でしょう。 一枚画像にまとめると、画像が大きくなりすぎて表示しきれない場合は、小さめの画像を表示しておいて、リンクで拡大版の PDFを表示したり、といった方法での見せ方でも OKです。 ぜひ、ご自分のサイトコンテンツを今一度よく見直し、このページは図解で視覚的に訴えた方がわかりやすいのではないか、と思ったページは妥協なしでわかりやすい図表を作り、ブラッシュアップしてみてください。 ちなみに、この応用テクニックにはひとつ注意点があって、それは、図解は向かないもの、図解の必要がないものまで図解してしまわない、という点です。 つまり、その図表が、ただ単に SEOのために挿入されたもので、とくにユーザーの内容理解を深めないようなものは入れるべきではない、ということになります。 これをやってしまうと、逆に順位を下げることになりかねませんので、その点だけご注意ください。そういった考え方で Googleの裏をかこうとするのではなく、あくまでもユーザー視点で必要なものだけを挿入するようにしましょう。
【6】 Googleアップデート被弾後の回復方法 Googleのアルゴリズムのコアアップデート後、順位が急降下するなどの悪影響があった場合の対処方法についてですが、これはコアアップデートごとに様々な要因によって順位変動が起こっているので、一概にこうすれば良い、ということは基本的に言えません。 が、それではまったくこの節を設ける意味がないので、筆者の経験をもとにアドバイスさせていただきます。とにかく EATを強化する まず、昨今の基本的なコアアップデートの方向性として、 EATの厳格化の傾向が如実です。コアアップデートを被弾して順位が下落するのは、けっこうな割合で、匿名で運営されているアフィリエイト目的のサイト(ブログ)だということがいえます。 つまり、そのサイトに掲載されている情報が、個人名や法人名をはっきりさせて発信しているサイトに比べて信憑性が薄いと判断された場合に、それら信憑性が担保されているサイトよりも下にランクされるため、順位が下落する傾向にあるということです。 筆者のお客さんは当然ながら、個人事業主や法人として事業をされている方ばかりで、サイトにしっかりそのサイトで発信している情報の責任の所在を明記している方々ばかりなのですが、これらのサイトは基本的にアップデートの煽りを受けることは少ない印象です。(全く安全とは言えませんが。) ですから、アルゴリズムアップデートというものが時々行われていることにさえ気づいていないお客さんもいるぐらいです。 また、筆者のお客様で被弾したことがあるお客様は、同一ドメインで数百ページ規模のメディアを持っていて、記事を自分で書くのではなく、外部業者に丸投げしていたような運営方法を採っていたお客様でした。つまり、一見するとアフィリエイトサイトのように感じられるような、やや規模の大きいブログだったということです。 ですから、もしもコアアップデートを被弾して順位が下がってしまったようでしたら、サイトを根本的に見直し、可能な限り情報の信憑性を上げる必要があります。 例えば、サイトで扱う情報に関する国家資格を取得して、それをしっかり Googleおよびサイトの訪問者に伝わるように記載するなどです。(実際にそのように運営されていて、着実にアクセスを集めている方もいます。) その際、できれば実名を公表するのが好ましいですが、副業で行なっているなど公表できない場合にはハンドルネームでも構いません。とにかく誰が見ても疑いの余地がないように必要な情報を掲載し、それを情報の信憑性の拠り所にします。(競合相手が実名でビジネスを行なっているような方々の場合には、そのジャンルからの撤退も視野に入れるべきでしょう。)キーワードごとの検索ニーズの認識がズレていないか確認する Googleは、キーワード毎に、そのキーワードで検索した人が何を知りたくて検索しているか、という検索ニーズを書くキーワード毎に認識しています。 Googleで「掃除」と「清掃」をそれぞれ検索してみると、「掃除」の検索結果上位には、主に家庭で掃除する方法や道具などのページが表示され、「清掃」では、清掃業の求人や、清掃局のページが表示されます。 「掃除」と「清掃」では、 Googleの検索ニーズの認識に違いがあるということがわかります。 この、キーワードごとの検索ニーズの認識が、コアアップデートによって変更になっていることがあります。 例えば、この「掃除」と「清掃」の違いについて、「清掃」の認識が若干「掃除」に引っ張られたり、その逆があったりという感じです。 そのような変更が加えられると、しっかりと EATを表現してページの信頼性や専門性をアピールできていたとしても、ページ内容が Googleの検索ニーズの認識とずれてしまうことになり、順位が下がることになります。 これは、匿名のブログなどではなく、 EATをしっかり表現できている事業者や法人のサイトでも起き得る順位下落です。 ご自分のページの下落がそのタイプの下落かどうかは、実際に順位が下落したキーワードで検索してみて、上位 10位のページがどのようなページ内容になっているかを確認し、検索ニーズの認識を調べることでわかります。 このような場合には、ページ内容を Googleの新たな検索ニーズの認識に合わせてページ内容を改善する必要があるということになります。 特に、 EATがしっかり表現できている場合には、そのタイプの順位下落かどうかを疑ってみることをお勧めします。(逆に EATが十分に表現できていない場合は、認識を合わせても順位が上がらない可能性もあるので、まずは EATをしっかり表現することからはじめましょう。)古い SEOをやめる また、コアアップデートで順位が下がりやすいサイトの傾向の一つに、古い SEO対策を行なっている、ということも挙げられます。 5年、 10年とサイトを運営されてきた方などに多い印象です。 サイトの内部対策が、一昔前の SEOの知識によって施されたままになっているようなサイトも順位の下落が見られますので、一度本書の内容に照らして確認されるといいでしょう。情報収集で傾向を掴む
そのほか、コアアップデートごとに異なる順位下落の原因については Twitterでのタイムリーな情報収集が欠かせない、ということも言えます。 まず、順位が下落した際は、その場で場当たり的な施策で順位を戻そうとするのではなく、 Twitter等で状況を把握する、というのが常套手段です。 すぐに対処をしようがどうしようが、いずれにしても順位が戻るまでには相当な期間を要しますので、どっしり構えて対処する必要があります。 一喜一憂せず、発信している情報を、ユーザーおよび Googleに信じてもらうためにはどうしたらいいのかを考え、対策を練りましょう。特に重要なのは、 Googleに信じてもらう(信じさせる)、のではなく、ユーザーに信じてもらうことです。ユーザーが安心してそのページを読み、内容を受け取ってもらえるようにすることです。 アップデート被弾後は、どうしても Googleに対しての対策ということにばかりを考えて、小手先でなんとかしようとしてしまいますが、それが功を奏することはほとんどないと思って間違いありません。むしろ逆効果になって取り返しがつかなくなることもあります。 ですから、ユーザーファーストでどうすればいいかを考え、中長期的な視点で信用の回復を図る、というのが必要な施策の方向性になります。 ちなみに、先述した「 Googleウェブマスター向け公式ブログ」の記事「 Googleコアアップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと」にも書かれている通り、基本的にコアアップデートでの順位下落は、回復する場合でも、次のコアアップデート時に回復することになるため、次回のコアアップデートを待たなければならないということになります。
【7】国家資格保有者等の SEO 次に、豆知識として、国家資格保有者がご自身のサイトの信憑性を上げるためにとるべき SEO対策をご紹介します。 これは、ご自分が書かれた記事や監修した記事について、 1記事につき最低 1つはご自分の執筆であることや監修であることを明示します。 できれば文章の冒頭に顔写真付きで資格名と名前を明記し、さらにキャリアや経験など特筆すべき点を簡単に添えておくといいでしょう。 文末でもいいのですが、できれば冒頭に掲載して、本文を安心して読んでもらうようにしましょう。そうすることで本文を最後まで読んでくれる確率が上がり、離脱率が下がります。 また、これは何も国家資格所有者に限ったことではなく、会社の部署であるとか役職、肩書き、なんでも構いませんので、信憑性が増すものであれば記載しておくことで SEO効果があります。ご自分が読者としてそのページを訪れた際に、その記載があるのとないのとで情報の信用度が変わるかどうかが基準です。(信用度が上がらないものや、むしろ胡散臭くなる場合はやめたほうがいいことがあります。) 特に国家資格所有者の方は、ご自分の個人サイト内のページだからいちいち明記しなくてもいいだろうという判断から、ご自分の執筆であるにもかかわらず何も記載しないケースがよく見受けられます。 これは非常にもったいないので、 1ページに一度、できれば冒頭に明記するようにしましょう。 筆者のお客様で、これを行っただけで格段にアクセスが増えたケースがいくつもあります。
【8】コアウェブバイタル( Core Web Vitals)対策まとめ ■コアウェブバイタルとはなんのか? まず、コアウェブバイタルの基礎知識を確認しましょう。 コアウェブバイタルは、 2021年に導入された指標ではありますが、それ以前にウェブバイタル( Web Vital)というものが存在していました。 これは、そもそもなんなのかというと、「サイトの健全性」のことなのですが、ちょっと専門的な言葉を使えば UX(ユーザーエクスペリエンス)の高さ、サイトの使い勝手の良さを表す指標です。 そして、コアウェブバイタルは、ウェブバイタルのなかでも中核をなす重要な指標ということで新たに加えられた概念だということです。 すでに解説済みですが、もう一度コアウェブバイタルの3つの指標( LCP、 FID、 CLS)を確認しましょう。(重要ですので Googleの公式サイトから引用します。) Largest Contentful Paintは、ユーザーがページで最も有意義なコンテンツをどのくらい早く見ることができるかを表します。感覚的な読み込みスピードを測定し、ページ読み込みタイムラインにおいてページの主要コンテンツが読み込まれたと思われるタイミングを指します。 First Input Delayは、最初の入力までの遅延を表します。応答性を測定して、ユーザーが最初にページを操作しようとする場合に感じるエクスペリエンスを定量化します。 Cumulative Layout Shiftは、ページがどのくらい安定しているように感じられるかを表します。視覚的な安定性を測定し、表示されるページコンテンツにおける予期しないレイアウトのずれの量を定量化します。 https:// developers-jp. googleblog. com/ 2020/ 05/ web-vitals. htmlより引用 つまり、・読み込み速度の速さ・読み込み時のユーザーのストレスのなさ・視覚的な安定性(レイアウトの崩れなどのなさ)の3つが、ウェブバイタルの中でもとくに重要だということになります。 要約すると、 SEO上、とにかくユーザーがサイトの操作についてのストレスを感じないサイトにする必要が出てきたということになります。 ■コアウェブバイタルを測定する PageSpeed Insightsでスコアを確認する、という方法は確認しましたが、ここでは少し掘り下げてコアウェブバイタルを計測する方法をご紹介します。 まず、 PageSpeed Insightsでスコアを確認する前にサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」で、具体的にどれぐらいのページ数に、どれぐらい問題があるのかを確認します。
「ウェブに関する主な指標」では以下のように、「モバイル」と「 PC」の二段表示されますが、「モバイル」の方を見ます。
このように、「不良 URL」「改良が必要な URL」が改善が必要なページの数になります。
できればすべてのページを「良好 URL」にしたいところですが、まずは「不良 URL」をなくすのが最優先ということになります。 さらに詳しく見る場合は、「モバイル」のボックス内、右上の「レーポートを開く」をクリックします。
すると、以上のように、「詳細」というボックスが出てきて「不良」と「改善が必要」の内容が表示されます。
この画像では、「不良」が CLS(視覚的な安定性)、「改善が必要」が LCP(読み込み速度)と CLS(視覚的な安定性)にそれぞれ問題があるということになります。 このサイトの場合は、 CLS(視覚的な安定性)に大きな問題があり、 LCP(読み込み速度)も少し問題があるということになります。 サーチコンソールで確認できたら、次に PageSpeed Insightsでスコアを確認します。 こちらではページごとにさらに詳しく問題点が確認できます。
スコアの下に、 Origin Summary、ラボデータというスコアの根拠となる詳細のデータが表示されます。
これを見ますと、やはり、サーチコンソールで見たときと同様「 LCP」と「 CLS」に問題があることがわかります。(ただし、こちらはここのページの問題点で、サーチコンソールのデータはサイト全体のデータであった点に注意してください。) 以上のようにサイト全体の状態をサーチコンソールで、各ページの問題点を PageSpeed Insightsで確認できるというわけです。 ■具体的な改善策 では次に、具体的な改善のポイントを列挙します。(本書は初心者向けの書籍ですので、あくまでも初心者向けの内容になります。) ●画像の軽量化で読み込み速度を上げる 画像を軽量化するというのが、一番簡単な読み込み速度の改善方法です。簡単なので、競合もやってくる可能性が高いため、やらなければならない対策ということもできるでしょう。 とにかく画像を軽量化して、読み込み時にサクッと読み込めるようにします。 従来の gifや jpg、 pngでも OKですが、新しく開発された Webp(ウェッピー)というファイル形式を Googleが推奨していて、これを使用することで従来のファイル形式よりもだいぶ軽量化できます。 ただし、問題があって、古いブラウザでは Webpを読み込めないため、表示されなくなる可能性があります。( Webpへの画像変換はこちらのサイト等で可能です。) この問題は、時間が解決する問題なので、 Webpを使うかどうかの判断は各自で行うこととなります。 ただし、そのうち Webpが普及することになると思われます。 そのほか、既存のファイル形式のまま軽量化する簡単な方法をご紹介します。 やり方は至って簡単で、以下のサイトを使用して、サイトに使用中の画像を軽量化して、アップロードし直します。 https:// tinypng. com/ たったこれだけです。 ちなみに、以下は筆者のお客さんのサイトで画像を軽量化した際の PageSpeed Insightsの分析結果です。画像軽量化前
画像軽量化後
このようにスコアが 36から 74に改善しています。
これは、上記サイトで画像を軽量化し、さらに画像サイズが大きかった画像 1つにつき適切なサイズまで縮小しただけでここまで数値が向上しました。ラボデータを見ますと、 Speed Index: 8. 3秒 → 3. 5秒 Largest Contentful Paint: 11. 3秒 → 4. 1秒 Total Blockin Time: 730ミリ秒 → 360ミリ秒ここまで改善しています。 これが最も簡単なスピードアップ方法といえると思います。 ●ソースで画像の表示サイズを指定する 画像の表示サイズの指定がない場合、レイアウトにズレが生じて CLSの評価が下がります。とくにモバイルでの表示には気をつけましょう。 ● WordPressの軽量化 WordPressでサイトを構築されている場合には、それぞれ以下のようなプラグインを追加する方法があります。・画像の容量・読み込み最適化のためのプラグイン EWWW Image Optimizer(画像の容量を最適化) Lazy Load(画像の読み込みを最適化)・ソースの記述内容最適化のためのプラグイン Head Cleaner・キャッシュの最適化のためのプラグイン W 3 Total Cache 各プラグインの設定方法は、「それぞれのプラグイン名 +設定方法」等で検索してみてください。 ● html、 CSS、 JavaScripsを軽量化する こちらは地味な作業になりますが、ソースを可能な限り短く、無駄を省いて軽量化します。 とくに CSSや JavaScripsは無駄なものが存在していることがあるので、それらを探して軽量化してみましょう。 ソース内に書かれている「コメント」も削除することで軽量化が図れます。 場合によっては使用していないファイルを読み込んでいたりする場合もあるので探してみるといいでしょう。 ● Webフォントの使用を最小限にするかやめる こちらも簡単な方法ではありますが、 Webフォントを利用しているサイトは、それらをやめると簡単にページが軽量化されます。 もちろん、デザインとの兼ね合いということにもなるため、どうしても使用しなければならないものはそのまま使用するという選択になるかと思いますが、 Webフォントを使用しないだけで明らかに軽量化が図れます。 ●無駄な動画や画像を削除する 無駄なイメージ画像や動画は削除するのが妥当でしょう。 ただし、必要な画像や動画等を削除してしまうと、コンテンツが弱くなってしまうので、必要なものまで削除してしまわないようにしましょう。 ● AMPを導入する かなり大工事になってしまいますが、この際 AMPを導入してしまうという手もあります。 AMPは確実にコアウェブバイタルの向上には効果的です。とくに WordPressのサイトの場合はプラグインで移行が可能です。 とはいえ、 AMPを導入することでまた別の表示等の最適化問題が出てきますので、慎重に行う必要があります。
●レンタルサーバーを乗り換える レンルサーバーを高速なプランに変更する、または、サーバー自体を乗り換える、という手もあるようです。 ただし、これは現在ご利用のレンタルサーバーやサービスが相当粗悪なものでなければ効果はないでしょう。 ■コアウェブバイタルの影響 最も気になるのは、やはりコアウェブバイタルがどれぐらい検索順位に影響があるのか? という点かと思います。 これについては Google公式の見解が示されており、まずはとにかくコンテンツの充実度(専門用語では Page Qualityといいます。)と、そのキーワードの検索ニーズを満たしているかどうか(専門用語で Needs Metといいます)が検索順位決定要因としては最も重要であり、それ以上にコアウェブバイタルの 3つの指標が検索上位に影響を及ぼすことはない、とのことです。 つまり、ページ内容がないのに、ページ速度ばかりが早かったり、表示が安定したりしていても、コンテンツ内容が充実しているページには勝ち目はないということです。 では、どんな場合に影響があるかというと、ご自分のページと同程度のコンテンツの充実度であるページとの上位争いになった時に、コアウェブバイタルのスコアが良い方が上位を優遇されるということです。 ですから、コンテンツの質が拮抗する競合相手との上位表示争いでは影響が出て来る可能性が高いというわけです。 ということは、現在の競合相手のページを PageSpeed Insightsで調べて、最低限そこよりもスコアを改善する、という判断でもいいでしょう。 ■コアウェブバイタルに関する情報収集方法 次に、コアウェブバイタルに関するおすすめの情報収集方法についてです。 筆者のオススメは二つありまして、一つは Twitterでの収集、もう一つは SearchConsoleヘルプコミュニティでの収集です。 Twitterは、いろいろな情報があり、信憑性の低いものもありますので、競合他者やほかのサイト所有者の動向をチェックするのに使いましょう。 SearchConsoleヘルプコミュニティは、ご自分で質問することもできますし、過去に質問した人がいればすぐに解決することができます。 現在、サイト所有者がどんな施策を行なっているのかという動向を知ることも可能ですが、とくにこの二つは実際にコアウェブバイタル導入後に悪影響を受けて順位が下がってしまったような場合には役に立つことと思われます。 また、まずは Googleの公式見解(一次情報)に当たることもおすすめします。 以下にその一次情報の日本語版リンクを貼っておきますので参考にしてみてください。 ちなみに以下の第 1弾は 2020年 12月、第 2弾は 2021年 4月発表のものなので、特に新しい情報である第 2弾を読んでおくことをおすすめします。コアウェブバイタルとページエクスペリエンスシグナルについてよくある質問・第 1弾コアウェブバイタルとページエクスペリエンスシグナルについてよくある質問の第 2弾 ■コアウェブバイタル導入で最も重要なこと 最後に、コアウェブバイタル導入でもっとも重要なことについて解説して終わりたいと思いますが、それは、とにかくコンテンツを鍛えるべきだという従来の SEOの基本を忘れてはならないところです。 コアウェブバイタルは、サイトの健全性の指標なわけですが、先述した通り、そもそも SEOにおいて何よりも重要である「良質なコンテンツ」が、この指標導入によって不要になったり、評価基準として軽視されるようになるわけではありません。 先ほど紹介した第一次情報の第 2弾には、次のような記述があります。ページエクスペリエンスシグナルがランキングに与える影響仮にユーザーエクスペリエンスが平均以下だったとしても、全体として最適なページを最重要視することに変化はない。単にユーザーエクスペリエンスが良いからと言って、関連性の高いコンテンツを凌ぐことはない。 モバイルフレンドリーアップデートのように、 tie-breaker(タイブレーカー、同点決勝)の状況でより重要になる。同じような品質、内容のページが複数あったときに、ページエクスペリエンスが良いページのほうが上位表示するかもしれない。コアウェブバイタルとページエクスペリエンスシグナルについてよくある質問の第 2弾より引用
このように、「関連性の高いコンテンツを凌ぐことはない。」「関連性の高いコンテンツ」とは、そのキーワードの検索順位としてふさわしい内容のコンテンツ、という意味です。つまり「良質なコンテンツ」ですね。 コアウェブバイタルばかりに意識を奪われると、どうしてもコンテンツ作成がおろそかになりがちですので、そこのところは忘れないようにしてください。 また、違う見方をしますと、競合がコアウェブバイタルにばかり意識を奪われがちな時期は、コンテンツを追加し、磨きをかける大きなチャンスだと言えます。 SEOとは相手がいることであり、相対的に順位が決まるものですので、相手がおろそかにしているときにコンテンツを磨いた分だけ優位に上位争いが展開できると言えます。 ですから、ご自分のサイトのコアウェブバイタルのスコアアップにいかに見切りをつけてコンテンツ作成に戻れるか、というのがもっとも重要な観点かと思われます。 コンテンツが重視されるという基準は、コアウェブバイタルとは無関係に存在している最大の基準だということを忘れないようにしましょう。
【9】造語の使用に注意 SEOで気をつけなければいけないポイントの 1つに、造語の使用があります。造語というのは当然オリジナルのワードなので、まず検索に引っかかることがないため、そもそも SEOでは注意しなければならないものなのですが、コロナショックが起こり、どの業種でもそれなりにキーワード戦略が進むようになったことで、以前よりも失敗が顕著になりました。 コロナショックを受けて、オンラインで相談できるサービスを始めた企業が多くあります。が、そのサービスに「 TV面談」とか「 LIVE相談」とかいった名前をつけるケースが散見されるようになったのです。 このような造語を使った場合、業種ごとに余程浸透した的確な造語でない限り、まず、検索に引っかからないことでアクセスをロスすることになってしまいます。 また、造語には、わかりにくさが付きまとい、なんのことかわかってもらえなかったり、わかってもらうまでに時間がかかることになり、問合せや申込みまでのスムーズな流れが阻害されてしまいます。 ですから、より一般的な名称をつけることでそれら二つの問題点(「 SEO的な不都合」と「わかりにくさ」)を回避する必要があります。 どんな名称が一般的かは、業種ごとに異なる可能性はありますが、上記の例でいうと、もっともポピュラーで検索ボリュームがある言い回しは「オンライン」です。(オンライン相談、オンライン面談、オンライン商談、オンライン顧問、オンラインコンサルなど) そのほか、やや検索ボリュームは減りますが、「リモート」という言葉もそれなりに検索ボリュームがあります。 この例に限らず、ご自分の業種でどんな言い回しがもっとも検索ボリュームがあるか、また、新たに生まれたトレンドワードでの上位表示を狙う場合には、必ず Google広告内のキーワードプランナーを使うことで月間検索ボリュームを調べましょう。そうすることで、説明不要の、 Googleからアクセスが望める、より一般的な言葉を使用し、 SEO上のロスを減らしましょう。 すでに造語を使用してしまっている場合は改善をお勧めします。 トレンドを狙う場合は特にですが、 SEO全般において造語の使用は不利なので、サイト内のコンテンツでは避けるべきポイントになっています。
【10】 2022年の SEOのポイント この項では、筆者が SEOの現場で感じているリアルタイムの実感を元に、注意すべき点、改善すべきポイントを要点別にまとめていきます。内容は順次追加・刷新していきます。 1)コンテンツの情報の鮮度を上げる これは、一部「【 2】トップページの順位の上げ方」でも述べましたが、サイトコンテンツの情報の鮮度を上げることで、順位が維持され、また順位の上昇が望める、ということです。 逆に言いますと、情報の鮮度が古くなると、昨今、順位が下落する傾向にあります。 ですから、昨今の SEOでは、可能な限り情報の鮮度を上げるべく、コンテンツを見直し、修正を加える必要があります。 たとえば、「 2022年の Web集客」「 2022年最新の法人税法」「 2022年に始める株式投資」など、とにかく新しい情報を提供する、ということです。 注意点としては、「更新すればいい」という認識でテキトーにちょろっと手を加えるのではなく、しっかり内容のある更新をすることです。 それから、上記のような最新情報を加えるということは、その情報は時間の経過とともに古くなる、ということでもあります。ですから、その情報が古くなっていないかどうか、定期的に確認する必要があり、古くなった場合にはさらに内容を刷新する必要が生じます。そうなった場合には、再度更新することになりますので、その点は注意してください。 ただし、そのようにさらに新しい情報を提供する、という姿勢で更新していると、そのページはどんどん SEOが強くなって行きますので、アンテナを張って常に新しい情報を提供するように心がけてください。 2)コンテンツをコツコツ育てる これは、 1)とかぶる内容ではありますが、1つのページ内容をブラッシュアップして、そのコンテンツをコツコツ育てることが、昨今評価される傾向にあります。 以前の SEOは、どちらかというとサイト内のページ数などの「量」が評価される傾向にありました。現在でも「量」は重要な上位表示のファクターには違いありませんが、どちらかというと、ページ数よりもページ内容の「質」が重視される傾向にあります。 コツコツと更新を繰り返しながら、ユーザーにとって最良のコンテンツを探るようにコンテンツを育てているようなページは、じわじわ順位を上げて、あるときドン!と順位が上がるようなことがあります。 それには 1、 2ヶ月、場合によっては半年から 1年規模の中長期的な視点が必要になってはきますが、粘り強く育てると非常に高い評価が得られることがあります。 本書にあるようなリサーチを繰り返しながら、コツコツ育ててみてください。 3)イメージ画像をオリジナルコンテンツに よく、どこかで見たことがあるようなフリーの素材画像を、デザインやアイキャッチに多用しているサイトを見かけます。が、昨今こういった画像を使うと SEOが弱くなる傾向にあります。そのせいで、競合に順位を競り負けるようなこともあります。 たとえば、ブログ記事のアイキャッチ画像がありきたりなフリー素材だったり、トップページや商品・サービスの紹介ページなどでもイメージ画像を使用しているケースもあります。 そういった画像は、極力オリジナルの写真や画像を使うようにしましょう。 たとえば、ひどいケースですと、ご自分のプロフィール画像を猫の写真にしていたり、自社の外観や内観の写真がイメージ画像のオフィスの写真だったりすることもあります。こういった場合には、しっかりご自分の写真や自社の外観・内観写真を用いるなど、可能なかぎりオリジナルの画像を使うようにしてください。 ご自分の写真を使えば、それは誰も真似できないオリジナルの写真になりますし、それだけでもオリジナルのコンテンツとして認識されます。 写真のほか、サービス形態などを図解したりといった自作の画像も作れると独自性がアップします。 ぜひ、誰でも真似できるフリー素材は使わず、可能な限りオリジナル画像を増やして、サイトの独自性をアップさせてみてください。 4)総じて妥協なく育てたサイトが強い 上記のように、サイトの情報の鮮度を保つことや、コツコツ更新すること、またオリジナルの写真や図解、独自コンテンツを揃えるようなサイトのブラッシュアップは、結構な手間や困難があります。 そのような障壁を、妥協なくクリアできるサイト、妥協せずにサイトをコンテンツとして育てることができるサイトが、昨今、 Googleに評価されるサイトになっています。 一例を挙げれば、「お客様の声」などが挙げられます。
実際にお客様にお願いして感想などを貰うには、けっこうな障壁があるでしょう。 しかし、それを妥協なくどこまでやれるか、障壁を越えてユーザーにとって有益なコンテンツに強化できるかどうかが問われていると言えるでしょう。 ぜひ、可能なかぎり妥協せずに、中長期的な視点でサイトを育成してみてください。 ちなみに、サイトを育てる方法には次の 2つの方向性があります。・新たなコンテンツを追加する・既存コンテンツをブラッシュアップする この 2つはどちらも重要ですが、上述したように昨今の傾向としては、後者の「既存コンテンツのブラッシュアップ」が SEO上評価される傾向にあります。 優先順位としては「既存コンテンツのブラッシュアップ」が高く、新規コンテンツを追加できればさらに好ましい、とお考えいただければと思います。
おわりに 現在の SEOでは、以上見てきたとおり「良質なコンテンツ」作成の可否がとにかく問われます。 まずは、 Googleが「巨大な Q& Aシステム」であり、 Qに対して最適な Aを返す役割を担うのが SEOであるという基本的な考え方を踏まえ、作業に行き詰まった時は必ずそこに立ち返るようにしてください。 そんな時は、また本書を思い出し、読み直していただければ基本に立ち返るお手伝いができると思います。 SEOは長期戦になりますので、けっこう精神的な支えのようなものも必要になってきます。 本書が今後どんどんブラッシュアップされることで、読者の皆様にとってのそのような存在になれれば幸いです。 それから、さらに本書で培った SEOの知識を広く Web集客に活かしたいという事業者の方には、筆者の著書『 Web集客超入門』も併せておすすめします。こちらも 1日で速習可能なボリュームになっています。 こちらでは Web集客全般の withコロナへの対応策を解説しています。 →『 Web集客超入門 2022【仕組み化対応】』 Amazon商品ページへ 本書内容が更新されましたら下記でアナウンス致しますので、登録、またはフォローしてお待ち下さい。 ◆ noteでも有益な情報を発信しています ◆新着情報メルマガ登録はこちら ◆筆者による『サイト診断』はこちらアフターコロナ対策についても直接お答えします。 ◆ Twitterアカウント:@ takiguchi-ss 読者の皆様の上位表示をお祈りします。 拙い長文をお読みいただき、どうもありがとうございました。
コメント