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Chapter3 アロマテラピーの安全性

きまざまな効果が知られるアロマテラビーはヽ ・ ・ き|ちんとした知識があってこそ楽しめます。 | _ 精油を安全に使用するための心得や保管方法などを学びましょう。

目次

精油を安全に使用するための心得

アロマテラピーを快適に心地よく楽しむためには、誤った使い方をしないことが大切です。 精油の取り扱い方や注意事項をよく読んで、正しく活用しましょう。

原液を直接皮膚につけない

精油は植物の香り成分を高濃度に含有していま す。原液のままでは刺激が強いため、必ず希釈 (薄める)して使用します。 >>対処法 精油の原液が皮膚についた場合は、速やかに大 量の水でよく洗い流します。 精油は水に溶けにくい性質がありますが、身近な ものでできる方法として、まずは水で洗い流す方 法をおすすめしています。赤み、刺激、発疹など がみられた場合は、医療機関を受診してください。

火気に注意する

精油は引火性があるため、キッチンなど火気を 扱う場所で、精油を用いて手作り化粧品などを 作製する場合は注意が必要です。

子どもやベットの 手の届かない場所に置く

誤飲などの危険性が

精油を飲用しない

日本では一般的に精油は医薬品や食品ではな く、「雑品」に該当します。AEAJでは精油を飲 むこと、ほかの食品と―緒に摂取すること、 う がいに使うことをおすすめしません。 >>対処法 精油を誤って飲んだり、日の中に入ったりした 場合は大量の水ですすぎます。 飲み込んでしまった場合は吐かせずに、すぐに医 師の診察を受けてください。その際、誤飲した精 油ビンを持参しましょう。

精油を目に入れない

目は皮膚よりもデリケートな部位なのでさらに 注意。誤って目に入れたり、精油がついた手で 目をこすったりしないよう注意しましょう。 >>対処法 精油が目に入った場合は、大量の水で洗い流し ます。決して目をこすらず、速やかに医療機関 を受診してください。

注意すべき対象者

アロマテラピーを安心して楽しむためには、健康状態や体質、感受性などに 配慮することが大切です。不快感や異変を感じた場合は、使用を中止しましょう。

妊産婦の方

本テキストに掲載のアロマテラピー を実践して、妊婦に重大な事故が生 じたことは、現在までに報告されて いませんが、妊産婦の方は体調に考 慮し、芳香浴(P42~45参照)以 外で楽しむ場合は十分注意してくだ さい。アロマトリートメントを受け る場合は、医師や経験豊富な専門家 に相談しましょう。

子ども・ペット

3歳未満の幼児は、芳香浴 以外は行わないようにしまし ょう。3歳以上の子どもで も、精油は成人の10分の1 の量から始め、多くても2 分の1程度にします。また、 動物は人間と身体のつくりが 異なるので、安易にペットに 使用してはいけません。

病気・ アレルギーのある方

医療機関で治療中の方、薬 を処方されている方は、か かりつけの医師に相談して ください。植物油など(P36 ~39参照)のアレルギーに も注意しましょう。

高齢者や 既往歴のある方

まずは基準の半分以下の量 の精油で試し、様子をみな がら使用しましょう。

皮膚の弱い方

皮膚の弱い方、初めてアロマテラピーを利用する方は精油 の希釈濃度に注意しましょう。手作りのトリートメントオ イルやボディスプレーなど、皮膚につける場合は、低い濃 度で試してから使用することをおすすめします。異常がみ られたら、大量の水で洗い流し、使用を中止してください。

精油の保管について

精油は製造したときから成分の変化が始まっています。 特に空気に触れることによる酸化、紫外線、温度、湿度に注意して保管しましょう。

保管容器

遮光性のガラス容器が最適です。フタをしっか り閉め、 ビンは立てて保管します。

保管場所

直射日光の当たらない冷暗所に保管します。エ アコンの温風の当たる場所も避けて。夏は湿度 にも注意します。

精油の保存期間

開封後、 1年以内が目安とされています。特 にかんきつ系の精油などは、ほかと比べて成分 変化が起きやすいといわれています。使用時は 必ず香りを確かめましょう。

使い方に注意が必要な精油

精油には有益な作用がたくさんありますが、中には使い方に気をつけるべき種類があります。

紫外線に気をつけたい精油

精油の成分の一部には日光などの紫外線に反応 することにより、皮膚に炎症や色素沈着を起こ す可能性のあるものがあります。この反応を光 毒性といい、光毒性をもつ可能性のある精油を 皮膚に使用する場合は注意が必要です。 近年では、光毒性をもつ可能性のある成分を取 り除いた精油も販売されています。光毒性をも つ成分の代表にベルガプテンがありますが、化 学的にフロクマリン類に分類されることか ら、ベルガプテンフリーもしくはフロクマリン フリーとしてラベルに記載されています。 [精油例] グレープフルーツ、ベルガモット、レモン

皮膚刺激に気をつけたい精油

皮膚表面から浸透したときに、皮膚組織や末梢 血管を刺激し、炎症、紅斑、かゆみなどの皮膚 刺激を起こすものがあります。 [オ青,由イ列〕 イランイラン、ジャスミン、ティートリー、 ブラックペッパー、ペパーミント、 メリッサ、ユーカリ

アロマテラピーに関するよくある質問

Q10 精油はたくさんの量を使ったほうが、 効果がある?

A.トラブルの原因になる場合もあるため、 適切な使用量を守りましょう。 精油の使用量は多いほどよいというわけではありま せん。高濃度で使うより、ほのかに香る程度のほう がリラックス作用や作業効率、集中力が高まったと いう報告もあります。また肌に塗布する場合には思 わぬ肌トラブルにもつながりますので、必ず希釈濃 度(P35参照)を守って使いましょう。

Q2. アロマオイルと 書いてあるものはNG?

A.植物から抽出した天然の 精油かどうかを確認しましょう。 アロマオイルと表記されているものの中には、合成 香料を含むものがある可能性があります。アロマテ ラピーに適さない場合があるので、天然精油である か確認して使用しましょう。また、極端に価格が安 いものにも注意が必要です。

Q3。 ペットを飼っていますが、 アロマテラピーをして大丈夫?

A.獣医に相談しましょう。 動物は人間と身体のつくりが異なるため、ペットを 飼っている場合は獣医に相談のうえ、使用しましょ う。ペットの口に入らないよう、保管場所にも気を つけましょう。

Q4. サロンでのアロマトリートメントが 原因で、お客さまに 肌トラブルが起きてしまったら?

A.医療機関の受診をすすめましょう。 まずは医療機関の受診をすすめましょう。AEAJで はアロマテラピー保険 × をご用意しています。アロ マテラピー活動中のさまざまなリスクに備えた保険 で、AEA」個人正会員の方は自動加入となります。 また、ボランティアやイベントでアロマテラピーを 行う際には、事前に参加者から「同意書」を得てお くことも大切です。 Xアロマテラピー賠償責任補償制度

精油の飲用について

精油は、日本国内では医薬品にも化粧品にも該当しな い「雑品(雑貨)」扱いのものが多く、その製造法や 衛生環境なども法律で管理されていないため、飲用 や、薬のようにして使用することはAEAJではおすす めしていません。 また、精油は植物の成分が複雑に混ざり合った高濃度 のエッセンス。中には刺激の強い成分も含まれ、飲用 は大変危険です。 ただし、例外といえるのが、医薬品の規格基準書であ る「日本薬局方」に収載されている精油や、食品香料 (食品添加物)として厳しい安全管理のもと生産され ている精油です。 たとえばハッカ油。日本薬局方に準拠したハッカの精 油は医薬品として取り扱われています。ハッカ油の中 でも、さらに食品添加物として認められているもの は、炭酸水に加えたり、チョコレートに混ぜたり、食 品香料として用いることが可能です。 現在、国内のアロマテラピーショップやインテリアシ ョップで購入できるのは、ほとんどが「雑品」の精 油。自分が購入した精油をきちんと見極めて、安全に 使いましょう。

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