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「打つ手がどれもうまくいかず、経営者として何もできていないんじゃないかと不安になる」セミナー企画会社社長   30代  明智栄一さん(仮名)

「結果が出ないから、自分はダメだ」という思い込み  セミナーの企画会社社長の明智さんは、なかなか軌道に乗らない経営状態をなんとかしようと、他社が主催するビジネスセミナーを受講したり、ホームページに手を加えたりと、いろいろやってみたものの効果が上がらず、すっかり自信を失ってしまいました。「自分は、経営者として、何もできていないのではないか?」と、精神的に落ち込む日々。  このままではいけないと、感情コンサルを受けてみる気になったそうです。  明智社長のように、ビジネスセミナーなどを受けて、講師の言う通りにやってみたのにうまくいかず、その結果をすべて「自分のせい」だと思って悩んでしまう人がよくいらっしゃいます。落ち込む理由は簡単で、売上が上がらないから。結果が出ないから、「自分はダメだ」って落ち込んでしまう。これ、結構多いパターンです。  そういう方は、結果を求めて、また新たな「結果が出ている人」に依存してしまいます。つまり、別のビジネスセミナーへ行く。いわゆる、セミナージプシーになってしまうんです。私自身、プロローグでお伝えした通り、道に迷い、答えを求めて数々のセミナーを受講しましたから、そのあたりの心理はよくわかります。「結果が出ないから、自分はダメだ」  そう思い込んでいる人が感情コンサルにこられたとき、最初にやるのは、「結果が出ない」 →「結果が出せない自分はダメ」という思い込みを外すことです。「結果が出ない」というのは、ただの「出来事」でしかありません。  同じことをやったって、成功することもあれば失敗することもあります。  結果を出せなかった自分はダメだって否定するのではなく、まず、「やったけれど結果が出なかった自分を肯定してあげる」こと。なんなら、ダメだった自分について、「ダメだっていいじゃん」くらいに認めてあげることがスタートです。「できていること」のほうをクローズアップする  もう1つ考えるべきことは、「本当にできていないの?」という部分の正しい検証です。私は、明智社長に聞きました。「経営者として、何もできていないんじゃないかということですが、本当に何もできていないんですか?  たとえば、 ○ ○はできていませんか?」「あっ、いえ、そこまではできていました」「じゃあ、 ● ●は?」「ああ、それもできていますね」  私が具体的に聞いていくと、明智社長はちゃんと、経営者としていろいろなことをやっておられるんです。  私からの質問で、明智社長の「自分は何もできていない」という思い込みは、だんだんと外れていったようでした。  人って、結果が出ないと、「できていないこと」ばかりをクローズアップして、「できるようにしなきゃ、できるようにならなきゃ」って、そればかり考えるようになってしまいます。結果として、「できていること」がかき消されてしまう。  でも、冷静かつフラットになって見れば、実は、「できていること」だって、たくさんあるものです。  思い込みがひどい人だと、「私は、ここもできていないし、あれもできていないし」って、できていないことだけで、何時間でもしゃべることができます。  私は、そういう人には、「自分が朝から晩までやったことを全部書いてみてください」って言います。  良いか悪いかは関係なく、「顔を洗った」とか「朝、目玉焼きを食べた」とか、全部書き出してもらうんです。  それで、その書き出してもらった紙を一緒に見ながら、「ほら、ここやってますよね、これもできていますよね」って、自分の行動を可視化して確認してもらう。  それくらいやって、初めて、「ああ、自分って、結構いろいろやってるかも」って、やっと「かも」の部分に目が向くようになるのです。  明智社長は、感情コンサルによって、「自分は何もできていない」から、「できていることと、できていないことがある」と冷静に自分の行動を俯瞰して見ることができるようになりました。  そこで、「この施策は、ここまではできていたけど、ここが一歩足りなかった」「この部分は、もう少し押せばよかった」など、これまでの施策を再検証してみると……。  自分の会社のセミナー企画の強みが見えてきて、「ここを伸ばせばよかったんだ」という点が明らかになったのです。  そこに特化して力を注いだところ、口コミでお客様がつくようになって、ビジネスがどんどんうまく展開していくようになったそうです。「経営者として何もできていないのではないか」と悩んだときは、立ち止まって、「本当に何もできていないのか」検証してみてください。フラットな視線で全体を見たら、明智社長のセミナー企画会社のように、「すでにできている得意な部分」を伸ばすだけで、事態が好転するかもしれません。

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