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02常に「 10年先を考える」視点がある 10年後の世の中を想像し、自社のあり方を逆算せよ

02常に「 10年先を考える」視点がある 10年後の世の中を想像し、自社のあり方を逆算せよ「これから」のことを考えるのは、経営者にしかできない仕事。世の中の流れを見据え、常に 10年先を考えているのが、できる社長です。 社長は未来を語れなくてはいけない「この会社を、これからこうしていきます。このビジョン(将来構想)に基づいて行動すれば、 5年先も 10年先もわが社は安泰です。ですから、皆さんは目の前のことをしっかりやってください」  社員に対して、自社の将来を約束することは社長の大事な役目です。  中長期のスパンで未来を考え、それを具体化し、言葉ではっきり提示する。  先を見据えて会社の将来を語ることは、社長にしかできないことです。  毎日が忙しいからといって、目の前の課題、いま現在のことばかりに躍起になっている社長は、けっして良い社長とは言えません。  終身雇用制はもはや過去のもので転職が当たり前の時代かもしれませんが、それでも、この先どうなっていくのかが見えてこない会社では、社員の不安が募ります。若手社員は、ひょっとすると、 10年どころか、 20年、 30年この会社で働くかもしれないのです。  社長が将来に向けてしっかりと展望を語ってくれたら、社員は前向きな希望を持って働くことができます。転職も減り、「この会社で頑張っていこう」と思えます。  いまがどんなに良くても、長い目で見て、会社を存続させていけなければどうしようもありません。経営は、中長期的に考える視点を持たなければならないのです。 「 10年後を具体的に想像する力」を身につけよ  私は経営者の方たちに、「 10年先を考える」ことをよく話します。  できることなら 20年、 30年先の将来まで考えられるようであればより良いのですが、社会の変化が速くなり、先のことを予測するのは昔に比べてとても難しくなっています。  そこで、 10年後でもとても難しいのですが、 10年先を一つの目安にしてください、と言っているのです。   10年先を考えるには、世の中の流れを読む感覚と想像力が必要です。  ピーター・ドラッカーがいうように「人口動態」の変化は、ほぼ確実に将来にも影響を及ぼします。 2020年、日本人人口は前年より 50万人減少し、現在 29%程度の高齢化率は、ますます上昇します。このことは将来の日本の社会や経済に影響を及ぼすことは確実です。 A Iをはじめとするテクノロジーがさらに進化することも確実です。しかし、多くのことが将来どうなるかは、なかなか分からないのが現実です。  そこで、私は、「経営者は新聞を丹念に読んでください」と口を酸っぱくして言っていますが、それは世の中の短期・長期の動きに関心を持ち、情報収集をする習慣をつけ、世の中の流れに反応する感覚を研ぎ澄ませるためです。  もちろん、それでも未来がどうなるかは誰にも分かりません。今回の新型コロナウイルスのように、突然何が起きるかは分からないわけです。  しかし分からないなかでも、現実的なリスクを回避することを考えながら、将来的にどうしていこうかと考え続け、それを具体的に掲げる。そして、社員に、株主に、お客さまに会社の将来像を示していくのが、社長の社長たる仕事です。 250年先まで見据えていた松下幸之助  日本電産の代表取締役会長の永守重信さんは、「 100年後に生き残るためには長期的思考がなければ絶対に無理だ」と語っています。  とんでもなく長いスパンで遠い将来を見ていたのが、松下幸之助さんです。  松下さんの本を読んでいたら、 25年をひと区切りとして、 10世代にわたって事業を続けることで社会を良くしていくという理念のもと、 25年 × 10世代の「 250年計画」という壮大な計画を立てていたことが書かれていました。

 そんな松下幸之助さんの経営哲学に強く影響を受けたというソフトバンクグループ代表取締役会長・社長の孫正義さんも、「 30年ビジョン」を打ち出し、「 300年成長し続ける企業にしていく」と語っています。  社長業とは、会社を存続させるためにやるべきことを中長期的に考える仕事なのです。  長い目で考えられる人ほど、遠い将来を見通すことができるのです。これも普段からの習慣や思考パターンによるものです。 Point 「10年後、会社がどうあるべきか」を示すことができるのは社長だけ。

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