儲かる経営者は、例外なくホームページを最大限に活用しています。 I T活用に熱心な経営者は、自社のホームページをよく見ており、頻繁に更新することに注力しています。 しかし、真に儲かっている経営者の大きな特徴は、自社のホームページよりも他社のホームページを見ることに時間をかけているということです。 関西で学習塾を複数店経営している I社長は、関西だけではなく全国各地の学習塾のホームページを日頃から注視していました。 I社長がチェックしていたポイントは、他の塾が何を売りとしてアピールしているか、情報の更新をしているか、集客や価格設定などに関してどのように工夫しているか、といった点でした。地方の個人経営の塾から、大手フランチャイズチェーンの塾に至るまで、さまざまな規模や業態の塾を見ていました。 I社長は、他の塾のホームページを参考にして、自社のホームページを更新してターゲットとする顧客にとって魅力のある内容にすることを推進していきました。 その結果、 I社長の塾は、各地域で独り勝ちを収めるほど順調に生徒を集めることに成功したのです。もちろん、 I社長が地域 1の塾をつくりあげたのは、他に理由がありますが、ホームページで他社に負けていないことが大きく寄与しています。 また、インターネットがあまり関係ないと思われる事業でも、ホームページを活用することで営業実績を高めている事例があります。 九州で個人タクシーを営んでいる Jさんは、全国の同業者のホームページを見たうえで、ユニークなホームページを開設して多くの個人客を集めることに成功しています。 Jさんは、個人タクシーでホームページを開設している事業所のなかでは比較的珍しい「 ○ ○県検定」の最上級資格に合格していることを記載して、「県内の観光名所をわかりやすく案内できますよ」とアピールしているのです。 Jさんは、自分のタクシーを利用して観光名所をまわりたいというお客様を次々と確保し、個人タクシーとしてはかなりの売上を上げています。 これらの事例のように、他社のホームページを観察したうえで、自社のものをブラッシュアップすると、インターネット上で強く自社をアピールすることができるのです。 他社のホームページを観察することは、自社のホームページを改善するヒントがつかめること以外に、次のような効果があります。 ①競合先企業を知ることができる 競合している企業のホームページをチェックすることにより、提供している商品やサービスの変化を知って、自社の戦略を立てる時の材料とすることができます。 ②販売先や仕入先など取引先候補を調べることができる 新たな取引先を開拓する必要がある際に、検索機能を利用して候補先企業を探すことができます。それらのホームページの内容を見たうえで、リアルにアプローチすることでうまく商談を進めることができます。 ③業界の動向をつかむことができる 意外なことですが、業界を取り巻く大きな変化を見落としてしまう経営者は少なくありません。自社が所属する業界の情報は、会合などで同業者と会うことによって入手する経営者が多いのですが、リアルタイムで動向をつかむためには、こまめに他社のホームページをチェックすることが有効です。 また、ホームページだけではなく、「フェイスブック」「リンクトイン」「グーグルプラス」などの SNS(ソーシャルネットワークサービス)や、経営者が個人で書いているブログなどを読むと、新たな取引先を確保するきっかけになったりさまざまな情報が入手できたりします。 今や、インターネット上で個人の人格、あるいは会社としての「社格」を、どのように表現するかということは非常に重要な課題となっています。 自社のホームページだけをじっと見つめていても、効果的な改善方策は浮かびません。まずは他社のホームページをよく観察することによって、自社をうまくアピールするためのノウハウが得られるのです。 15/儲かる社長は、自社のホームページをブラッシュアップするのに余念がない!
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