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生き残る社長はスピリチュアルまでも利用し、潰れる社長はうさん臭いと拒絶する。

占い、信じますか。  中小企業の社長さんの間では、占いに対する態度はハッキリ分かれます。占いに限定せず、スピリチュアル的なもの全般にまで広げてもいいでしょう。すごく信じる社長と、まったく信じない社長がいます。  統計をとっているわけではないのですが、信じる人は意外と多いなと感じています。  信じる気持ちが行き過ぎて、依存してしまっているというレベルの方も時にいて、さすがにそうなるとマズいと感じるわけです。  かなり昔の話ですが、ガンで闘病中の社長がいました。  離婚をしていて、亡くなるとその後の相続関係が複雑になることが予見されました。前妻の子どもたちと、後妻とその子どもたちとの間で行われる遺産分割バトルは、間違いなくグチャグチャになります。  ゆえに私は社長に、遺言を残すことを強く勧めていました。  病は進行し、今を逃したらもう次の機会はないかもしれないという場面がありました。  そのとき、社長の後妻が「遺言を書いていいか念のため占いの先生に聞いてみる」と判断を保留しました。そして、占い師から「今はまだ早い」と言われたそうで、遺言の作成はペンディングとなりました。  結局、社長は遺言を残せないまま亡くなりました。何とも後味が悪い出来事です。  でも、だからといって占い等に有用性がないわけではありません。要は、かかわり方次第だと思います。  私の周りには、神社仏閣好きな社長がたくさんいます。  どこか遠方に行く用事があると、必ずその地区の神社まで足をのばしてお参りをしたりします。  そんな方は、お参りのたびに心を浄化できる機会を得るでしょう。また、ご縁を大切にする習慣も身につくのではないでしょうか。神様にお願いするから運がよくなるのではなく、心がきれいになって安定するから運が回ってくるのかと感じています。  ただのスピリチュアルとして片づけてしまうには、もったいない効用だと思います。  私も神秘的なものは嫌いではなく、中国古典の易経が特に好きです。  基本的には、哲学や生き方の技術を学ぶために読んでいますが、易経には占いのテキストという側面もあります。そして、ごくたまに占いをしてみることもあります。  ある女性経営者とコンサルティング契約を結び、彼女が抱える問題を解決するための提案をすることになりました。  私としては完璧な内容ができました。非の打ち所が見当たりません。  ところが彼女は、口ではよい内容だというものの、提案内容を行動に移してくれません。そこでもう一度プッシュする機会を作りましたが、のらりくらりとかわされました。  気を紛らわせたくて易経の占いをやってみたら、詳細の解説は省きますが「苦節はダメよ」と出ました。日本語では苦節は、苦節 10年だとかのいい意味で使われますが、元の易経では「自分が苦しくなるほどの節制をしてはいけない」と戒めています。  私にはピンときました。そういえば彼女には、苦しい状況を自ら引き受けたがる傾向が見られました。  次に彼女と会ったとき、彼女自身のことを深く聴いてみました。すると、子どものころの父親との関係性に原因があることがわかりました。  父親は彼女に理不尽な要求をし続け、苦しみながらもそれに応えることが、親子間における彼女の存在意義になっていたのです。この傾向が大人になっても残っていて、苦しみがなくなることは、自分の存在意義を失うことだと、心のどこかで恐れていたのでした。無意識の心が、彼女の行動にブレーキをかけていたのです。  占いが、見落としていた視点に気づかせてくれることもあるのだと体験できました。「科学的じゃないものは受け付けない」という人もいらっしゃるのでしょう。  でも私は、世の中をうまく生きるために、使えるものならば何でも使えばいいと思っています。 19  生き残る社長は、スピリチュアルだって利用する

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