そもそも企業はなぜ利益(経常利益)を追求すべきなのか。社長、あなたならどう答えますか? ここでいう利益とは、粗利益でも営業利益でもなく、経常利益のことを指しています。もっといえば、税引き後当期利益です。中小企業の場合、それは〝社員とその家族を守るため〟だといえます。いい換えれば、「利益とは、社員とその家族を守るためのコスト」だと定義づけることができます。利益は、企業の中に内部留保という形で蓄積されていきます。このお金は、非常事態の際に、社員を守るための原資です。利益を出すと、その約半分は税金や配当・役員賞与として支出されます。その額を見て、「こんなに税金を払うくらいなら、経費で使おう」と考える社長がいます。しかし、この考え方は間違っています。注目すべきなのは、税金を支払った後に残る「税引き後の利益」です。これが内部留保です。内部留保がなければ、不況や貸し倒れにあったりすると、とたんに経営が厳しくなります。そんなとき、内部留保されたお金の多い少ないが、社員をどれだけ守れるかを決めるといっても過言ではないのです。ですから、社長は「内部留保できる利益額を増大させること」を常に考えなければいけません。
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