MENU

■会社は「お金」でつぶれる

会社がなぜ倒産するのか、それはお金がなくなるからです。つまり資金繰りです。倒産は4つのタイプに分けることができます。 ①売上が伸びて、利益も伸びているが、お金がなくて倒産するタイプ ②売上は伸びたが、利益が減って、お金もなくなり倒産するタイプ ③急激に売上・利益が減少して倒産するタイプ ④本業の業績とは無関係に、何らかの事故で倒産するタイプ中小企業が注意すべきは、 1番目から 3番目までのタイプです。ここは社長がきちんと経営していれば防ぐことのできる倒産原因だといえます。 1番目のタイプは「膨張拡大」の例です。過剰な設備投資、身の丈を超えた急速な事業拡大の結果、売上・利益は伸びているのだけれど、きちんとお金が残せないために、資金繰りに行き詰まるというものです。 2番目は、売上至上主義で、利益を度外視した営業展開をした例です。売上は伸びているものの、利益率が悪化して、結果として必要な利益を確保できずに、経営が立ちいかなくなるというタイプです。 1番目も 2番目も、ともに売上は伸びていますが、古田土会計では、これを「成長」とは呼びません。お金が残らない、利益が出ない拡大は、成長ではなく「膨張」です。成長はあくまでも、売上が増えて利益が増え、そしてお金が増えている状況をいうものと考えています。膨張で拡大している企業は、経営的には危うい状況だといえるでしょう。 3番目のタイプはとくに説明の必要はないと思います。どんな会社でも、経営を続けていくには、従業員の給料や事務所の家賃など最低限必要なコストがあります。売上が下がって、利益が下がれば、これらのコストを賄えなくなるわけですから、当然つぶれてしまいます。おそらく、多くの経営者がイメージしやすい倒産のタイプといえるのではないでしょうか。なお、 4番目のタイプは特殊なものです。デリバティブなどの金融取引が原因で大きく損失を出してしまうとか、土地などの不動産に投資して、景気の悪化とともに資産価値が大きく下がって損失を出すといったことにより、結果的に資金繰りが回らなくなるといったものです。バブル経済の崩壊後や、リーマンショックの後などにはこのタイプがよく見られました。しかし、このタイプは本来の企業経営とはいえませんから、本書では取り上げません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次