MENU

■古田土式キャッシュフロー計算書にはお金の出入りが事実として記載される

キャッシュフロー計算書とは、端的にいえば、「ある期間におけるお金の増減」を計算した財務諸表のひとつといえます。すでに説明した通り、損益計算上の、「売上-原価-必要経費 =利益」と、実際のお金の出入りである「入金-支払い =現金残高」は必ずしも一致しません。そこで、実際のお金の出入りに着目して、ある期間において、どれだけお金が増えたのか(減ったのか)を明らかにするのが「キャッシュフロー計算書」です。キャッシュフロー計算書には、お金が増えたり減ったりする原因が大きく次の3つに分けて記載されています。 ①営業(活動による)キャッシュフロー ②投資(活動による)キャッシュフロー ③財務(活動による)キャッシュフロー「営業(活動による)キャッシュフロー」は、文字通り、その会社の本来の事業活動(営業活動)で増減したお金が記載されます。ここで注意したいのは、本来入ってくるべきお金が入っていない状態はキャッシュのマイナスであり、本来出ていくべきお金が出ていっていない状態はキャッシュのプラスとして計上されるという点です。具体的には、売掛金の増加はキャッシュのマイナスであり、買掛金の増加はキャッシュのプラスとして計算されることになります。支払うべき買掛金を支払っていない状態というのは、その分だけお金が手元に残っているものと考えるわけです。売掛金はその逆で、現金として入金されるべきお金がまだ入金されていないので、キャッシュの増減としてはマイナスと考えるのです。キャッシュフロー計算書では、あくまでも「お金そのものが、増える要因なのか、減る要因なのか」でプラス・マイナスを判断します。「投資(活動による)キャッシュフロー」とは、投資活動によるキャッシュの増減を記載する項目です。たとえば、設備投資で機械を購入すると、その代金分のキャッシュが減るのでマイナスです。逆に設備を売却してその代金を受け取れば、キャッシュのプラスとなります。「財務(活動による)キャッシュフロー」とは、主に借入金の増減や資本金などの増減が表される項目です。新たに借金すれば、その分のお金が会社に入ってきますので、キャッシュはプラスとなり、逆に借金を返せば、その分のお金が出ていっているので、キャッシュはマイナスとなります。以上3つの項目のキャッシュの増減を総合計することで、その期間におけるキャッシュの増減が算出されます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次