学生時代のことを思い出してみてください。 たとえば、 1週間後に中間テストがある。 中間テストでよい点を取るために、この 1週間はどういう風に勉強しようと計画を立てた方も多いのではないでしょうか。 そのときの計画ってどういうものでした? 人それぞれ計画の立て方は違うと思いますが、基本的には行動計画を立てていた人が多かったのではないでしょうか。 たとえば私の場合、月曜日、 5時に学校から帰ってきて、 5時から 7時までの 2時間は国語の勉強をして、 7時から 8時までは夕食とお風呂で、 8時から 11時までは数学を 3時間勉強する。 こんな感じで、この 1週間に何時間勉強できるかを考えて、その時間で最大の成果が出るように時間を割り振りしていました。 決して、国語は 70点、数学は 80点、理科と社会は 75点で合計 300点取ろうなんて計画は立てていなかったです。 もし、うちの息子が時間をかけてそんな計画を立てていたら、そんなことしている暇があったら、少しでも勉強しろって注意していると思います。 でも経営計画では、後者の計画を立てている方が多いです。 去年は売上 1億円・経費 9900万円で差し引き 100万円の利益を出した会社があるとします。「売上は去年の 5%( 500万円)アップの 1億 500万円、経費は去年より 5%( 495万円)カットして 9405万円、差し引きして今期の利益は 1095万円出るぞ」 不思議ですね。なぜみんなこんな計画を立てるのでしょうか? なぜそうなっているのかと考えると、1つには銀行がこういう計画を立てない経営者は経営がうまくいかないって言うからですよね。 それって、本当だと思いますか? 本当に銀行は、中小企業の社長のことを思ってそういうアドバイスをしているのでしょうか? そもそも、銀行員は本当に中小企業の経営をわかっているのでしょうか? 銀行員は、基本的に大学を出てそのまま銀行員になる人が多いですよね。 学校を出てから、中小企業の経営をしてそのあと銀行員になった人を聞いたことありません。 やったことのない中小企業の経営を、どうしてそんなに知っているんですか? 学校の勉強だけで中小企業の経営ってわかるんですか? それにもっと言ってしまうと、銀行の方は本気で中小企業の経営をよくしようと思って経営計画を立てなさいなんて言っていません。 銀行が興味があるのは「貸したお金に利子をつけてきちんと返してくれるかどうか」あえて言葉を選ばず言ってしまうと、会社の経営がよくなるかなんてどうでもいいんです。 もちろんその会社の業績がよくなればお金ができて確実に返してもらえますが、そんなに長い目で見てはくれません。それよりも、「今ここで出費を削れば簡単に返せますよ」という、銀行にとって都合のよい提案をしてくるだけです。 話がそれましたが、経営分析や事業計画書の作成は、銀行が求めているなら行わないとダメですが、それで経営がよくなると思ってほしくないんです。 お客様に関係ないところで机の上だけで経費を削ったりして、利益が出たような気にならないでください。 では中小企業に必要な計画は何でしょうか。 それは「行動計画」です。 お客様が喜ぶにはどうすればいいのか、従業員のみんなが生き生き働けるにはどうすればいいのかの行動計画を立ててください。
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