嫁と結婚記念日にジャズタクシーに乗ってきました。 ジャズタクシーとは、ジャズを流しながら夜の東京をドライブしてくれるタクシーです。 ホームページから予約して、運転手の安西さんと何回かメールでやり取りしてお金を振り込みます。 安西さんが売っているのは、「人を運ぶ」ことではありません。ジャズの流れる空間を、夢を売ってくれるんです。 安西さんからの「結婚記念日のお祝いなら、こんなこともやりましょう」というさまざまな提案のメールで、嫁の喜ぶ姿が目に浮かびました。 安西さんは、ドライブの最後に神社に連れていくと教えてくれます。 そしてその神社の言い伝えとかを教えてくれて、その話をしながら、神社の階段を 2人で歩いて上がってくれと言われます。 言われたとおりに、神社の言い伝えを嫁と話しながら上がっていくと、安西さんが先回りしてワインを用意して待っていてくれています。 嫁との結婚記念日のドライブは神社の境内で、ワインで乾杯! このプランを説明されて、私は2つ返事でこのワインの購入を決めました。 よく考えたら、このとき「ワインを買ってください」とは一言も言われていません。夢のプランを説明され、それにお金を払うことを決めた結果、そのプランに必要なワインも買うことになったのです。 このタクシー会社の社長さんは、「ただタクシーで人を運んでいるだけでは、価格競争に巻き込まれるし絶対に大手には勝てない」と思い、異業種を参考に、「夢を売るタクシー」を作りました。 そしてお客様を喜ばせることに専念し、堂々と費用を請求する。 お客様も満足されているので、喜んでそのお金を払う。 喜んでもらえるしお金もきちんといただけるので、商売をしていて楽しい。 安西さんは、ホテルに送ってくれる道中で駅前のタクシーの行列を見て、「お客さんが喜ぶ方法を考えたら並ばないでいいのに」としみじみと言っていました。「お客さんが喜ぶ方法を考えることなしに、ただ単に駅で客待ちをしているタクシードライバーを見ると情けなくなってくる」とも。 少し発想を変えるだけで見えてくるのに、発想を変えることができない 99%の人には見えない世界があるのです。 中小企業の社長は、「ライバルに勝つ」とか「少しでも安く」とか、嫌いなことをしてお金を稼いでいます。 労働は大変なもの。汗水たらして働けばお金を稼ぐことができると学校で教えられたからです。 成功する人はその思いから抜け出して、好きなことでお客様を幸せな気持ちにしてお金を稼いでいるのです。
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