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社長にとっての P/ L、 B/ S、 C/ F

 こうした資金繰りの手当てを先んじて実行するために欠かせないのが「財務三表」です。自社の財務三表を見れば、現状を正確に把握することができます。  少しだけ専門的な話に入りますが(詳しい読者の方々には釈迦に説法かもしれませんが)、財務三表とは、 P/ L(損益計算書)、

B/ S(貸借対照表、バランスシート)、 C/ F(キャッシュフロー計算書)のことです。  ビジネスパーソンは簿記や会計を勉強している人が多いので、社長でなくても、自社の財務三表をチェックしたことのある方も多いでしょう。ただ、組織で働くいちビジネスパーソンと社長では、見ている部分が違います。  最も違う点は、社長は「一気通貫で見ないといけない」ことです。  日常的に財務三表を見ているビジネスパーソンも、ほとんどの人は一部分しか見ていません。  いや、見ていないというよりは見る必要がない。実際に仕事をするうえで必要になるのは一部分だけだからです。  たとえば、営業パーソンは売上を見ますが、コストサイドまでは見ないケースが多い。せいぜい売上から原価を引いた「粗利」ぐらいまででしょう。受注と値引きも含めた粗利までが管轄範囲であることが多く、コストの中でも自分たちが関与していない販管費、たとえば本社の経費までは細かくチェックしません(*)。  それに対し、社長は B/ Sや P/ L、 C/ Sをすべて見る必要があります。現状を把握し、未来を予測するときに、三表すべてを見ないとわからないことがあるからです。  特に創業初期において悩みの種になりがちなのが、 P/ L上の利益とキャッシュフローが一致しないことです。「 P/ Lで見ると純利益が出ているのに、手元に資金が全然ない」ということが起こりがちなのです。*コーポレートもじつは、コスト面では一気通貫で見ているようで、すべての事業を見ているわけではありません。 P/ Lが上から下までどうなっているか、 B/ Sにおいて、自社のアセットが何で、それが他人の資本なのか自己資本なのか、といったところまで細かく見るケースは稀です。

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