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創業初期は投資家から資金調達する

 とはいえ、自社の稼ぐお金だけで事業運営をするのは非常に難しく、会社は何らかの資金調達を行なうのが一般的です。  では、どのようにしてお金を調達したらよいのでしょうか。  資金調達の手段には、大きく分けて「エクイティ( Equity)」と「デット( Debt)」の二つがあります。  エクイティとは、株主資本のことです。創業初期は、株式の 100%を創業者や創業メンバーが持っています。その一部を、「エンジェル」と呼ばれる個人投資家やベンチャーキャピタルにお金と交換( =出資)してもらい、資金を調達するのです。  株式の値段は、単純に言うと「今の企業価値はこれくらい」という値段をはじき出し( =バリュエーション)、それを元に決めます。たとえば企業価値が 100億円になると仮定したら、全株式の 10%と引き換えに 10億円を出資してもらう、といった具合です。  一方、デットは負債のことです。金融機関からの借り入れが主な調達手段で、社債やコマーシャルペーパー( CP(*))などの方法もあります。  エクイティは資金を返済する必要がありませんが、デットは必ず借りた相手に返済しなければなりません。  創業初期に最も資金を調達しやすい方法は、少額のデット、すなわち公庫や地元の信用金庫等から創業関連融資を受けることです。  もっとも、貸してくれるといっても一般には数百万円程度で、最初から 1000万円以上貸してもらえることはまずありません。事業としての将来性も会社としての信用もないうちは仕方のないことです。  個人事業主レベルの事業ならそれでも良いですが、大きな事業を展開するには数百万円では足りません。創業初期は、だいたい事業がうまくいかないので、手持ちの資金だけで成り立つケースは極めて稀です。  そうなると、将来的な成長を志すスタートアップの場合は特に、創業の初期段階で投資家からエクイティによる資金調達をすることが必要になってきます。*コマーシャルペーパーとは、公開市場において割引形式で発行する無担保の約束手形のことです。無担保のため、ある程度の信用のある企業のみ発行できます。

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