以上のことを踏まえると、エクイティで資金調達をする場合は、自社にとって良い投資家をしっかり見極めることが大切です。 エンジェルにしてもベンチャーキャピタルにしても、どういう思想を持っていて、他にどんな会社に出資していて、どのような関与をしているのかは、出資してもらう前に確認したいところです。 とはいえ、起業家が金融機関やベンチャーキャピタルの出身でもない限り、その見極めは難しいでしょう。創業チームに、 CFO(最高財務責任者)のような経験を持っている人がいれば話は別ですが、そうした例も稀です。 そこで行ないたいのが、信頼できる投資家を人づてで探すことです。 まず、こういった投資家はエクイティの仕組みに長けているので、資金調達に関して適切なアドバイスが得られます。投資の業界では、良くも悪くも投資家の評判が回っているので、そうした情報もつかめるといいでしょう。 それだけでなく、有能なエンジェル投資家やベンチャーキャピタルに出会えると、起業家の視座を上げてくれます。「目先の黒字や明日の売上を追ったり、今日の赤字を 1円減らしたりするのも大切だけど、君にはもっと未来のために、するべきことがあるでしょう?」「トラブルシューティングばかりに時間を使うのではなく、将来的にどうしていくのか、そこを踏まえてリソースも割くべきだ」などと未来軸で話をしてくれるので、起業家も大局的な視点を取り戻せるのです。 エッグフォワードもベンチャーキャピタルとして、出資先の企業には経営や組織の支援をほぼ無償で行なっています。 いずれにしても、自社に適した投資家を見つけ出すことは、事業を中長期的に成功させるうえで欠かせない要素と言えるでしょう。素晴らしい投資家を見つけ出すには、周りの起業家や投資家に話を聞いたり、実際に会ったり、と自分の足で稼ぐことが大切です(*)。*著名であれば良い投資家とは限りません。口では良いことを言う人でも実態は違うというケースもあります。見極めは難しいのですが、いろいろなタイプの起業家に会うことで、見る目が養われてくるでしょう。
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