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「会社の看板」が通用しない

 コンサルタントの現場でさまざまな修羅場に挑み、解決してきましたから、自分で起業した会社を通じて、より良い組織を創り社会を前向きに変えていく自信はありました。  ところが、いざ起業をしてみると、自分の甘さをいやというほど思い知らされました。  第一の誤算は、事業が立ち上がらず、 1年目はほとんど売上が立たなかったことです。  エッグフォワードでは、創業当時から「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」というミッションを掲げ、事業を展開しました。  でもうまくいきませんでした。まったく受注ができないのです。  理由はシンプルでした。気づいたのが、それまでの自分が「会社の看板」で仕事をしていたことです。  大手のコンサルティング会社では数多くの顧客から受注をいただきましたが、それは会社の看板や環境があったから。それがなくなった途端、お客様の反応がまるで違うものになりました。  特に会社の看板が物を言うのは、企業向けのビジネスです。昨今は、以前よりはスタートアップに優しい社会になりましたが、今でも日本企業が新たな会社と取引するときに看板を重視するのは変わりありません。  さらに困惑したのは「これまでの取引実績」を見る目でした。  たとえば某大手商社さんとの打ち合わせを何度も何度も重ねた後、ご担当の方は当社のビジョンと事業内容に賛同してくれ、稟議を通そうとしてくれたのですが、最終的には「エッグフォワードさんは、これまでうちの会社と取引実績がないので、残念

ですがお取引できない」と言われました。「そうですよね」と言いつつ、「ん?」と違和感を覚えました。創業間もない会社は、どうやって取引実績を築けば良いのだろう、と。これでは、論理的には永遠にお取引が開始できません。  もちろん、大手企業ほど稟議などを通すのが難しくなるのはわかるのですが、取引実績だけで判断されると、非常に苦しいものがありました。

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