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「パクリ」にどう立ち向かうか?

 とはいえ、パクリを完璧に防ぐ方法はありません。「明らかに参考にしている」と思うサービスでも、指摘したところで、立ち上げた人たちから「自分たちのアイデアだ」「見方によっては近しいかもしれ

ないが、これはもともと考えていたものだ」と反論されるだけです。  マネしてきた会社を訴えたとしても、特許の侵害やソースコードの盗用、といった明らかな問題がない限り、訴訟で勝つのは容易ではありません。仮に勝ったとしても、それで事業が伸びるかどうかは別問題です。  だからパクられた側としては、「競合に模倣されるのは必然的に起こりうる」という前提に立って、さらに一歩進んだ価値の提供を検討するべきです。  パクってきた競合よりも顧客の課題に合う形で提供価値をさらに磨き上げたり、コストを下げたりすることにフォーカスするべきです(*)。結局のところ、ビジネスはワンショットではなく、競争優位のドライバー(推進力)になりうる要素を見極めてそれに集中し、磨き続けていくしかないのです。  もっとも、パクられるのを恐れるあまり、出資や協業の話が来たときに、疑って断わるのはもったいないことです。自社だけで戦うのではなく、協業や連携をしたほうが、ビジネスとして飛躍的にうまくいくケースは数多くあります。  そうした話が来たときは、本当に信用できる相手なのか、できるかぎり情報を集めておきたいところ。相手の本気度やコミット度合いを確認し、信頼できるビジネスパートナーかを見極めていきましょう。  ちなみに、過去に他社連携などで不義理をしている会社は、ネット情報に限らず、悪評が回っていることもあります。逆に言えば、自社も不義理をすれば悪評が予想以上に広がる、という点は覚えておいたほうが良いでしょう。*もちろん、やれる限りの対抗手段は講じておいて損はないでしょう。一つは、社内の情報漏洩対策を強化すること。また、特許は有効ですが、取りすぎないことも重要です。特許を取れば、権利は守られますが、それで技術の中身がわかってしまい、うまく活用されるリスクもあります。

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