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昔の決断を悔やんでも仕方ない

 社長はどんなときも自分が判断できる範囲において、ベストな決断を下しているはずです。  しかし、それでも自分の意思決定に 1 00%自信を持てる社長はなかなかいません。悩ましい経営判断になればなるほど、「本当にこれで良かったのだろうか……」「もうちょっとこうすべきだったのではないか……」という気持ちが断ち切れないときがやはりあります。  事業に関する決断も悩ましいですが、人に関する決断は特に大きな葛藤を伴うものです。  私自身も企業再生の現場で不採算の事業部を組織ごと解体せざるをえないという意思決定をした経験が何度もありますが、その度に、言葉では表現し難い葛藤に苛まれていました。  一緒に仕事をした人たちの顔が浮かぶだけに、心の奥底ではそうしたくないのです。  社長自身が大事にしていることと反する意思決定をせざるをえないときの葛藤に、社長の多くが苦しんでいるのではないかと思います。  しかし、社長であろうと、そうでなかろうと、過去の決断を振り返って悔やんだところで何も生まれません。結局は未来を向いて、意思決定を活かしていくしかないのです。  その意思決定の結果として、仮に事業や組織が望む状態にならなかった、厳しい状況に追い込まれたとしても、その経験を踏まえて、「次にどう活かせるか」と考えるしかありません。  結局のところ、意思決定は、そのとき、その瞬間の判断にすぎないのです。  ベストと思える意思決定をしたら、その決断を成功させるために全力で取り組む。意思決定したことには固執せず、様子を見ながら軌道修正する。そのサイクルを速く回すことのほうが大切だったりします。  変化が大きく、不確実なスタートアップで成功確率を高めるには、 1回の意思決定に囚われず、改善のサイクルをとにかく速くすることを心がけるといいでしょう。

2「撤退」の判断こそ経営の醍醐味だ

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