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古い業界の慣習を打破するコツ

老舗ブランドのジレンマ  古くから続く伝統的な業界には、独特の商慣習があるものです。代々続く老舗のブランドは、その慣習のなかで商いを営んできたわけです。当然、馴染みもありますし、愛着、居心地の良さもあって、大切にしたいと考えるのは自然でしょう。  しかし、一方で商売のやり方は大きく変化しています。コンピューターが導入され、在庫管理や流通にも革命が起こりました。新しい業界であれば、すぐに最先端の仕組みを導入するところですが、古い業界は得てして遅れがちになります。  着物業界は典型的な伝統産業です。着物をデザインしてつくるところから店頭に並ぶまで、業界の人でないとわからない複雑な流通が支配しています。  たとえば、ある店で見た着物と同じものを別の店で買おうとしても、中間にいくつもの帳合いが存在して、自由に買うことができないのです。物の流れがスムーズではないということは、硬直化しているということです。  こういう古い業界で革命を起こすのは容易ではありません。老舗であればあるほど、業界に愛着があればあるほど、支配する常識を破ることはできないでしょう。おかしなことをすれば、強い圧力がかかる可能性もあります。根幹業務は伝統を維持しつつ、周辺業務で革命を起こす  しかし、これを上手に打破した会社があります。  その会社では、着物を売るという根幹の業務では、伝統的な流通に乗って老舗ブランドを守っています。大きく伸びることは期待できませんが、続けることに意義があるという考えです。  伸びているのは、着物のレンタルや洗い、修繕といった周辺の業務です。  うまくいった秘訣は、それを本業とは別会社にしたことです。特に I Tを駆使したレンタル業は大成功しています。古いブランドのままではできないことを、ガラッと違うイメージで成功させたわけです。  大切なブランドを守りつつ、よく知っている業界で新規ビジネスを立ち上げる。これぞ社長のファインプレーといえるでしょう。新規参入の余地がまだまだある  古い業界ほど新規参入の会社にシェアを奪われています。  そこには必ず I Tを駆使して、ネットを利用した販売をしています。  農業においても、若い人が農業法人を設立して参入しています。 ITを駆使して科学的に検証し、生産性を上げて成功を収めています。  昔から携わっていないので、業界の特有のしがらみや固定観念もないので、新しい取り組みができます。  日本は、昭和に高度成長を経験して、そこでかなりの資産形成をしてきたため、昭和から引き継いだローテクで、アナログな会社が山ほどあります。新規参入を考えている会社にとっては、まだまだ参入の余地があると言えます。  古い業界の常識を打ち破るアイデアと行動力があれば、停滞した業界で成功できます。  かつて、ダイエーなどが全国にスーパーマーケットを出店して流通革命を起こしました。メーカー直の仕入れをして、激安の商品を並べていったのです。そのように、業界の革命を起こすことができれば、大成功につながります。

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