悪徳ファクタリング業者の実際 短期の資金繰りにファクタリング会社を使う社長もいます。 たとえば、 3000万円の売掛金が入る予定があるのに、その間の資金が足りないとします。本来なら、銀行が貸せばいいところですが、リスケをしていると絶対に貸してくれません。 仕方なくファクタリングを利用すると、高額の手数料を取られます。もっとひどい場合は、株を担保に取られ、会社を乗っ取られた経営者もいます。いろんな業者がいますから気をつけてください。 昔、顧問先だった老舗の食品加工会社も、悪徳ファクタリング会社にやられてしまいました。若い二代目社長は、人生で一度もお金の心配をしたことがない人でした。早くお父様が亡くなったので、経営というのは教わっていなかったのかもしれません。大学は誰もが羨む有名大学を出ていました。 しかし、業績がだんだんと悪くなり、私のセミナーに参加してから顧問になりました。とにかく現場に出て現場を知らないといけないし、社員との信頼関係を築くようにアドバイスしましたが、聞く耳を持ちませんでした。業績が悪いのを社員のせいばかりにしました。 親が築いた資産をどんどん売却して赤字の穴埋めしていき、とうとううるさい私を切って、いかがわしいコンサルと契約を結びました。 株も担保に入れて社長は交代して、社長は北海道に行って影を潜めるように言われたようです。その間、会社にはややこしい整理屋が入って、めちゃくちゃになりました。この社長は一生ブラックリストに載り、表舞台には出られなくなりました。ファクタリングに手を出す前にやるべきこと ファクタリングに手を出す前に銀行からなんとかお金を借りる努力をするべきです。 銀行には、「弁護士に相談したら、お金を借りられないなら法的処理をしないといけないと言われた」という話をします。このように銀行が困る話をして交渉すると効果があります。なぜなら、急に取引会社が法的処理されると、支店長としてはもう先がなくなるからです。実際、そのような交渉で融資が下りた顧問先もあります。 そのためには、きちんと今後の会社がどうなるか数字で示して、納得できる材料を提供する必要があります。 ところが、多くの経営者はその資料がつくれません。支店長も本部との交渉材料がないから、どうしようもないのです。そこが大切です。納得させられる材料さえあれば、あの手この手を駆使して、銀行から短期融資を勝ち取った例はたくさんあります。銀行交渉には「エビデンス」が必要です。
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