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後継者問題の一番のネックは?

後継者問題の現状  社長が引退の時期を迎えると、後継者問題が悩みとなります。  近年、息子や娘の世代は立派な大学を出て、大企業に勤めているケースが多くなっています。こういう子供たちは、帰ってくることはなかなかありません。また、いくら優秀でも、無理に継がせてうまくいくとは限りません。大企業の給与は良いです。親父よりもらっているとボヤいている経営者もいます。  逆に、学歴は優秀じゃなくても、商才があり、根性があれば成功するかもしれません。本人にやる気があれば、思い切って継がせる選択肢もあるでしょう。見極めも大切です。  また、血縁関係でなく、会社の中にあとを引き継いでほしいと思う人物がいることもあります。会社のことも熟知し、頼りになる人材がいれば幸せなことです。一番のネックは「個人保証」  しかし、ここで問題になるのが「個人保証」です。会社の後継者対策としても、個人保証をなくすべきです。  社長にかかっていた個人保証は、後継者が引き継ぐという決まりがあるのです。  私もそれまで借金などなかったのに、親父から社長を引き継いだ途端に、 140億円の負債を負ってしまいました。個人保証がかかるとなると、誰でも二の足を踏むでしょう。  後継者がいないことが社会問題になっていますが、実は個人保証がその背景にあります。政府は個人保証を取らない融資を進めていますが、結局は優良な会社しか個人保証を外しません。それが問題です。  ひどい話もあります。社長だった父親は金利も払えず 6億円の借金を抱えていました。銀行は、その会社を何もわかっていない 20代の息子に「社長になれ」と言って引き継がせました。当然、保証人にさせられ、ただ借金を返すだけの生活になってしまいました。そんな事案は今でもいっぱい相談に来られます。ひどい話です。上手な事業継承のヒント  社歴の長い老舗ほど負債があるものです。特に地方に行くと、名前の通った企業にもかかわらず、先代が拡大路線を敷いてきたため、借入金が重くのしかかっているという話を聞きます。  こういう場合は、老舗の会社をそっくり残そうと思うからしんどいのです。  いい事業だけ息子に引き継がせれば楽になります。  ただし、銀行はすべての借金を後継者に引き継がせようと思っています。銀行の裏をかいて、うまく事業を息子の会社に移すようにするべきです。そのテクニックはのちほどの項目で解説します。

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