リスケの保証料もバカにならない 銀行から借りた融資(特に 100%保証の融資)に対してリスケを繰り返すと、保証料がかさんでいきます。 保証料は、リスケをすることで金額が跳ね上がります。 保証協会の保証料は、企業の業績評価で数段階あり、段階によって金額が変わってきます。リスケして資金繰りを改善しようと思ったのに、思いの外、保証料が高くて、経営が苦しくなっている企業も見かけます。会社を継続するか、社長自身の人生再生を考えるか 基本的にリスケすると、融資はしてくれません。実質赤字であれば、会社のお金はキャッシュアウトしていき、資金繰りが悪化して、お金が回らなくなります。 なのに、高い保証料を払って、事業を続けている経営者もいます。 お金が回らないから、高金利のお金を借りて事業継続している。儲からないのに、さらに高金利の借金をして、うまくいくはずがありません。結局は長く続かず破綻し、自己破産に追い込まれています。ただ会社を残したいと思う一心で先の先を考えないで進むから破産に追い込まれるのです。 会社を継続することばかり考えているから、追い込まれて破綻するのです。 この会社を継続しても先はない。借金も多いし、返済できる自信がないなら、社長自身の人生の再生を考え、リセットしたほうがいいでしょう。 その猶予期間を設けるために、「代位弁済」も一つの策としてあります。「代位弁済」とは何か? 代位弁済とは、銀行に対して保証協会がその借金を肩代わりして払う仕組みです。 経営者側から見ると、払う相手が保証協会に変わるということです。つまり、 100%保証融資なら、銀行は何のリスクもないことになります。 銀行の本音では、早く代位弁済してほしいと思っているかもしれません。なぜなら、銀行貸付のままなら、毎月業績確認と資金繰り確認などして、定点観測しないといけないわけです。忙しい中、新規の貸付ができない取引先の仕事は、業績に寄与しないから困ったなと思っているからです。 保証協会のスタンスは、「払えるだけ払ってください」というものです。 ただし、 15%近い延滞金がつきます。延滞金が膨らむと大きな金額になりますが、元金返済優先です。将来、一括で返済できる日が来るなら、交渉次第で延滞金を払わないで済ますことができます。残金を全額払える自信がないなら、代位弁済のほうが得策です。 再生をどういう手順でしていくかを考え、代位弁済のタイミングを計ればいいと思います。 私は、会社を再生するより、社長自身の人生を再生して、生きる勇気とプライドをもって、残りの人生を悔いなく過ごしてほしいと願ってこの仕事をしています。 社長は資金繰りに追われると前向きな仕事ができなくなり、余計に事業は悪化します。 才覚ある社長なら、リセットして再チャレンジできるように手助けしたい。 日本の中小企業の将来のためにも、再チャレンジ出来る中小企業制度に改革したい。 本書はそのための 1冊です。
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