松下幸之助さんは「ダム経営」を行いなさいとおっしゃっています。ダムに水が貯まっていると、日照りの日が続いても、下流に安定して水を供給できるように、企業も、少し余裕を持った経営を行うことが大切だということです。とくに、お金の余裕は必要です。時間の余裕も必要ですが、時間はお金によって買うこともできます。もちろん、効率性を追求することは大切です。ただ、それをあまりにギリギリまで行うと、少しの環境変化にも耐えられなくなります。とくに、ギリギリまで設備投資などで使っていると、急な売上げの減少などに耐えられなくなります。企業はお金がなくなったときに、即座に倒産の危機に瀕します。赤字のときではありません。手持ち資金をすべて使わずに、ある程度をいざというときのために貯えておくことです。お金や時間の余裕をなくしたときに、経営者は判断を誤りがちです。常に、余裕を心がけるべきです。一方、中小企業では、人と設備の余裕にも気をつけていないと、いざというとき、すぐに事業に支障をきたします。
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