わたしのお客さまのひとつに、埼玉県が毎年もっとも優秀な経営者に授与する「渋沢栄一賞」をとられた会長さんがいらっしゃいます。かれのモットーは、「商道の真ん中を行く」でした。正々堂々と、お客さまに良い商品・サービスを提供して、喜んでいただいて、その結果、その利益をいただく──まさに、商道の真ん中です。かれもまた、普遍的に長く人々に支持されてきた哲学を持っていたのです。お客さまも従業員も社会も応援してくれるような哲学を持っていたのです。そしてそれを建前ではなく、本気でやっていました。強い会社は、普遍的な哲学、つまり正しい考え方を求心力にしているのです。それはやはり、論語や仏教など長い間多くの人が信じてきた考え方です。自分だけが良ければいい、単に儲かればいいといったものでないことは明らかです。
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