PDCAのチェックの部分を細かく行うことは、管理につながりませんか? という質問をときどき受けます。もしそこで、担当者の行動そのものを管理しようとすると、確かにそうなるでしょう。重要なのは、結果──たいていは数字そのもの──をチェックすることです。結果や数字がすべてを物語りますから。そして、その過程で、何をすることが必要かを自発的に考える力を養成することです。 PDCAを毎週行い、徹底的に目標と結果のギャップを埋めていった会社では、業績が飛躍的に上がりましたが、それは、一定規模以上の売上げが見込めるような新商品を十個つくるという目標に対して、数十個の有力新商品が生まれるなど、全社的に、自発的に工夫し、最後まで詰める習慣が根づいたからでした。チェックだけでなく、その後のアクションも素早く徹底していったからでした。わたしはよく、あと一歩踏み込む紙一重の詰めが個人の成果を変えるという話をしますが、会社も、あと一歩踏み込む社風があれば、大きく変わるのです。
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