経営の格言に、「平均値でものを見ない」というものがあります。これはそのまま、人材育成にも当てはまります。とくに社長が人材育成を考えるときに最初に知っておくべきは、「平均値で人を見ない」ということです。同じように人を見てはいけないのです。マネジメントが下手な会社ほど、社員を「平等に」扱います。正確に言えば、悪平等です。トップランナーも含めて同じように管理しようとします。お客さま第一の小さな行動を徹底させるのは、平均的な社員をスーパーマンに育てるためのものであり、基礎力が十分にある場合は、さらに高度なことをさせる必要があるのです。基礎力が十分にあり、自発的に良い仕事をどんどん工夫してできる人は、ある意味、規律を守らせながら自由にやらせたほうがいい。上位、中位、下位の三つに分けて育成方法を変えている会社もありますが、理想的には、一人ずつ各自に合った指導法があるべきです。
目次
コメント