会社を潰す社長として、見栄っ張りに次いで特徴的なのは、「大雑把な」こと。特に数字に大雑把なのは致命的です。経理をごまかされても気づきません。優れた社長は、社内の誰よりも数字に強いものです。数学や統計分析や財務の数字の扱いに、担当者よりも優れている必要はありません。ただ、大事な数字は何かを知っていて、常にそれをきちんと把握しているのです。顧問を務める会社の役員会に出ていると、自社の売上げも正確に言えないようなダメな社長がいる一方で、そこで配布される資料の大事な数字のわずかな間違いに、いちばん初めに気づく社長もいます。膨大な数の数字が並ぶなかで、直観的に誤まりを見つけるのです。「その数字が目に飛び込んでくる」と表現する人もいます。なぜでしょうか?真剣さの違いです。社長は会社の業績にもっとも責任を負っているからです。逆に言えば、数字が見えないのは覚悟や真剣さが足りないということです。
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