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判断は「考えない」「悩まない」

 そうは言っても、社長たるもの、大きな判断を迫られる場面は数多い。私もよく、いろいろな経営者から「どう考えたらいいですか?」「どれが正解ですか?」といった質問を受けることがあるが、判断とは、そもそも「考える」ものではない。  判断を行う際の非常に重要なポイント、それは、「判断は自分で考えるものではない」ということだ。一見矛盾しているようだが、実は、決めるのは自分ではないのだ。判断とは、頭の中でじっくり考えてからひねり出すようなものではなく、また、何か突飛なアイデアを出して行うものでもない、ということだ。  では、一体どうやって判断するのかというと、その答えは「フレームワーク」だ。フレームワークをうまく活用することで、おのずと最適解が導き出され、それによって判断を下すことができる。私自身、ほぼすべての判断を、フレームワークを使って下しているため、考え込んだり、悩んだりといったことがない。  フレームワークとは、本来は「枠組み」という意味だが、ここでは「思考の枠組み」あるいは「思考の切り口」と思ってほしい。何か判断すべきことがあるときに、それをフレームワークに当てはめれば、答えが弾き出される。  また、フレームワークを用いることで、あらゆる角度から多面的に分析することが可能になる。それにより、物事をより深く理解できるようになるだけでなく、死角をなくすことにもつながる。  より適切な判断を下すには、状況をより正確に把握できていたほうがいいし、考え得るすべての利点・欠点を見据えた上で、判断できることが望ましい。

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