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悩まない社長のためのフレームワーク集全体像を捉えるフレームワーク

 より適切な判断を下すには、その前提となる全体像をしっかりと捉えることが必要になる。「木を見て森を見ず」と言われるように、目の前の問題だけを見て判断を下してしまうことは、誰もが犯しがちなミスだが、社長の判断においては、そんな単純ミスは許されない。  ビジネスの全体像、その判断の全体像を捉えた判断を下すことは、思っているほど簡単なことではないが、フレームワークを使えば一気に整理することができる。 ● MECE(ミーシー) 「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った用語で、「相互に排他的な項目、完全な全体集合」という意味。要するに「漏れなく・抜けなく・ダブりなく」ということで、物事の全体を捉えるのに活用できるフレームワーク。  ビジネスでは、儲かることも大事だが、それ以上に失敗しないことが重要だ。失敗しなければ儲かるチャンスは続く。しかし失敗すれば、一発で立ち行かなくなることもある。  大失敗せず、コツコツ積み上げていく会社が長く存続するのだ。失敗を防ぎ、様々な可能性を見るために、 MECEで全方位的に物事を把握しよう。 ● 5 W 1 H   When(いつ)・ Where(どこで)・ Who(誰が)・ What(何を)・ Why(なぜ)・ H o wどのように)と考えることで、あらゆる視点から検討すべき課題を洗い出すことができる。   Howには H o w many、 H o w long、 H o w muchなど複数の Howがあり、それぞれに分解して 2 Hや 3 Hにしてもいい。 ● S字曲線  横軸に時間・労力、縦軸に成果を示した「成長曲線」と呼ばれるもので、その名のとおり、 Sの字を描きながら推移する曲線のこと。これは、費用対効果( ROI)を理解するのに非常に有効なフレームワークだ。  心情的には、 2頑張ったら 2の成果はほしい、 5頑張ったら 5の成果がほしい、という気持ちがあるだろう。しかし実際には、 2頑張っても成果は 1しかなかったり、 4頑張っても 2の成果しか得られなかったりすることも多い。  成果は、費やした時間や労力に応じて直線的に増えていくものではない。それらが成果となって現れるまでには、ある程度の初期投資が必要となる。特に最初は、なかなか時間・労力に見合った成果が出ない。  それでも、あるポイントを過ぎた瞬間、一気に成果が伸び始める。しかし、その成長が永遠に続くかというと、そうではなく、ある地点まで到達すると、成果の出方は次第に横ばいになっていく。  実は、この最初のポイント(ティッピングポイント)に行き着くまでに、成果が見えないからといってビジネスをやめてしまう人が多い。だが、そもそも成果の出方は S字なのだとわかっていれば、今はまだその手前なのだと理解して、努力を続けることができる。  それと同時に、一気に成果が出始めた暁には、さらに時間と労力、お金を投じて成果を伸ばそう、という判断もできる。  成果を伸ばしていった先には、もうこれ以上は伸びないというポイント(クリッピングポイント)が、必ずやって来る。どんなに素晴らしいビジネスでも、そのまま永久に伸び続けることはない。  だが、最も費用対効果が高い、つまり、投資に対してより多くの成果が出やすいのは、この地点だ。それを理解しているか、何も知らないままビジネスを続けるかでは、判断は大きく異なってくる。

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