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ビジネスモデルを絶妙にずらす

 フリーウェイジャパンは国内最大のクラウド経理、給与の会社です。ユーザーは 36万を超えています。ならば売上のほとんどはそちらから得ているのではないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。

一般的にクラウドメーカー、インターネットサービス会社のビジネスモデルは、最初の数カ月間は無料、それ以降も使いたい場合には有料とか、最低限の機能は無料でもっと便利に使いたい人は有料など、利用者からお金をもらうのがセオリーになっています。いわゆるサブスクモデルです。  一方、当社のビジネスモデルはどうかというと、全国の税理士事務所がメインの売上先です。無料で使っている企業が税理士事務所と顧問契約をすると、経理システムのサーバ利用料を税理士事務所に請求するというビジネスモデルです。ですから一般的なクラウドメーカーのように企業からお金を 1円ももらわなくても、ずっとサービスを続けることができるのです。  実は儲かっている企業のほとんどはビジネスモデルが絶妙に「ズレている」んです。なんであの会社はこんなことしてやっていけるのかな、どうしてそんな商売で儲かっているのかなと不思議に思う会社のほとんどはビジネスモデルがズレています。  私の大学の先輩がパンの缶詰を製造販売している有名な「パン・アキモト」はずっと売上が伸び続けています。では、パンの缶詰を作れば誰でも売れるのかというとそう単純な話ではありません。企業秘密なのでここではお話しできませんが、ビジネスモデルの話を聞いたときに「そりゃすごい」と本当にビックリしました。  どうしてドン・キホーテだけがひとり勝ちなんでしょうか。 TSUTAYAが先行の大型ビデオショップを次々と撃破し国内のレンタルビデオ店の 7割を占めるようになったのはなぜでしょうか。多くのラーメン店の中で熊本の「味千ラーメン」だけがなぜ海外に 700店以上も出店できたのでしょうか。  これらの会社はすべてキャッシュポイント、ビジネスモデルがズレているんです。だから正攻法で戦っても勝つことはできません。  ビジネスモデルが普通だと大量の営業社員を雇い、全国に支店を出して力技で売るという方法しかなくなります。するとノルマを達成できない営業社員は次々と辞めていきます。社内も殺伐としていきます。  こういう消耗戦に参加しないためには、普通に仕入れて普通に売るのではなくて、違うところからお金がやってくるという「ズレた仕組み」を考えてみたらいかがでしょうか。

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