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ビジネスは時間軸で考える

 私の会社には「こんなビジネスをはじめようと思うんですけど、どうでしょうか」と起業家がよくアドバイスを求めにきます。そりゃダメだよねというビジネスモデルもありますが、非常に素晴らしいビジネスモデルもあります。マーケティング手法やビジネスの建てつけ、人の運用まで完璧な仕組みです。ただ 1点の問題点を除けばです。  私はいつも「それまで何をするんですか」とお聞きします。すると皆さん、きょとんとして言います。「いや今お話ししましたよね。こういうビジネスをやるんですよ」  ビジネスというのは時間軸で考える必要があります。言い換えると「自分は今どのステージにいるのか」を考えるということです。最初から大きな目標を掲げてそれに邁進するのはいいことだと思いますが、自分の会社がまだその域には達していないということがよくあるのです。  例えば、会員を 1万人集めてひとりひとりから月々 1000円をもらうというビジネスがあったとします。ある程度会社が大きくて、この売上はなくても会社が運営できるというステージに達しているのであれば何も問題はありません。しかし、まだその域に達していない会社の場合、非常に難しいビジネスとなります。  会員を数万人集めるというのは会社の規模、知名度、お金が揃ってはじめてスタートできるビジネスです。たとえ素晴らしいビジネスモデルであっても、会員を 1万人集める間に資金が尽きて会社が倒産してしまうでしょう。  ゲームのドラクエでいきなり魔王に挑む人はいません。まず力をつけ、威力のある武器や防御力の高い防具を揃えてから魔王と戦いますよね。起業家の方によく言うのは「ビジネスモデルは素晴らしいですけど、それは今やることではないと思います」という言葉です。  言い換えると「将来の目標としてのビジネスと、その目標を達成するために今やるべき現実的なビジネス」の両方を考えておくべきだということです。  蛇足ですが、起業当初は、将来の目標を達成するために、どんなに安くても嫌いなお客様であってもお金になることは何でもやるべきです。まず自分が「食える」状態になることが重要です。自分ですら食えない社長に次の未来はないのです。

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