当初は売れていた商品も、徐々にお客様に浸透していくにつれてだんだん売れなくなっていきます。そこであなたは販売拠点を増やしていこうと考えます。多店舗展開や販売店戦略です。お客様としても近所にお店がある、サポートしてもらえるという安心感から売上が伸びていきます。 なーんて甘いことは起こりません(笑)。 販売拠点を増やしていいのは、すごく売れているときだけです。 売上が下がってきたときに販売拠点を増やすのは赤字の増大に繋がるだけです。販売地域が広ければ売れる、営業社員を増やせば売れるというのは幻想です。多少売上は伸びるでしょうが、コスト負担が大きく結果的に利益はマイナスになります。販売店戦略を取ればコストは増えないのではと思われるかもしれませんが、販売店のフォローやクレームなどで、無駄な人件費がアップします。そもそも論ですが、自社で売上が伸びないものを販売店が売れるはずがありません。 ではどうしたらいいのかというと、やはり商品やサービスのクオリティを向上させるのです。 ただクオリティは意識しないとどんどん陳腐化してしまいます。今の時代は、ライバル会社はもとより異業種からやってくる商品とも戦わなければなりません。テレビ局のライバルは、今やテレビ局ではなくネットの動画になりつつあります。クオリティを上げるというのは一見地味で遠回りのように感じるかもしれませんが、いいものはやはり売れるのです。 2020年のコロナ騒動のときは、都知事が夜間外出を自粛しろと言っていたため夜の町は閑散としていました。当社のある秋葉原駅や神田駅の周りの居酒屋にはお客様はほとんどいません。私はこれならいつもなら予約なしは入れないような有名店で呑めるかもしれないと地図を片手にお店を探しました。店が見つかり外から店内を覗くと席は満席です。 結局、何があってもクオリティの高い店は繁盛し、ダメな店にお客様はこないのです。
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