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感情を害して勘定足らず

 ある博覧会に出展したときのことです。  博覧会の終了後しばらく経って業者から、廃棄料という名目で 3000円の請求書が届きました。よくわからない請求書だったので業者に問い合わせてみると会場内に当社が A 4の紙を 2枚置き忘れたそうで、その紙を廃棄する料金の請求とのことでした。当社のミスですからもちろん私はすぐにこの 3000円をお支払いしました。しかし次年度からはこの業者に頼むことはありませんでした。博覧会への出展も取りやめました。彼らにとって数十万円の売上がこの 3000円で消えたのです。  お客様の些細なミスにつけ込む業者とはもうおつき合いしたくないという感情が、私の中に芽生えてしまったのです。  ちなみに当社の場合、たとえお客様のミスでも些細なものにはお金を請求したりしません。  別に私が人に優しい性格をしているからではありません。小さな金額でお客様の感情を害することは、長期的に見ると損になってしまうからです。「本当は料金がかかりますがいりませんよ」と言えばお客様もありがとうと言ってくれます。  何でもかんでもルールを作り、些細なことでお客様からお金をむしり取ろうとする行為は、その後に控えているかもしれない大きなビジネスを逃してしまう危険性があるのです。  感情というのは損得勘定で動くものでもなく、お金で動くものでもない一番厄介な人間的なものです。  たとえミスをしたとしてもお客様からいい感情を頂ければ、何か問題が起こっても前向きに捉えてもらえます。逆にお客様が会社に嫌な感情を持っていた場合、些細なミスでも大きな問題に発展することもあります。お客様の感情には細心の注意を払って行動したいものです。

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