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自己責任の重要性

 社長という仕事は決断の連続です。  あらゆる課題が毎日押し寄せてきますから、それを一つ一つ処理して決断していく必要があります。  もちろん会社規模が大きくなるにつれて、さほど重要ではない判断を部下に任せることもあると思いますが、その部下に任せる決断をするのも社長なのです。  会社が成長しない社長の特徴として、失敗を他人の責任と考えてしまうという特徴があります。  例えば、銀行からの融資を受けられないのは、きちんとした決算書を作れない税理士のせいだという方もいます。  決算書とは、会社がどのような数字を積み重ねているのかを会計的に表したものですが、その数字の積み重ねは社長が最終的に決断したものが反映されています。  もちろん、税理士も能力が高い人や低い人もいるかと思いますが、そもそもその税理士を選んだのは社長なのですから、きちんと税理士と話をしない社長の責任なのは言うまでもありません。  ひどいケースだと社員のせいにしてしまう社長もいます。   2023年に問題となった中古車販売の会社では、社長は不正は報告書を受けとるまで知らなかったとし、一部門の単独行動であり経営陣は関与していないという趣旨の発言をして大炎上しました。  最終的には会社を身売りする結果となりそうとのことですが、これも社長は自己責任という鉄則を守らなかったからでしょう。  大企業だけではなく、中小企業でもこのような話はよくあります。  僕が出資していた化粧品会社で内容証明が届いたことがありました。  経緯としては、新しい化粧品開発を任されていた部長がネーミングまで担当していたのですが、そのネーミングは商標登録をされていたため、商標権侵害で内容証明が送られてきたのです。  損害としてかなりの額が要求されており、会社は大パニックとなっていました。  株主総会で最終的にどうなったのかを知ったのですが、役員会では社長は部長を叱責することもなく、任せた自分に責任があるとし、社長が社員に謝罪し、自ら先方に出向き話をまとめてきたそうです。  このような社長なら社員もついていきたくなりますよね。 社員が責任をとる?  会社の古株など、会社に長く従事している方が自分の失敗のせいで会社に損失を与えてしまったので責任をとって辞めた、という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。  しかし、このような場合でも、部下のせいにせず社長自身が全責任をとるほうが会社は成長します。  かつてあのユニクロが野菜事業に取り組んだことがありました。  担当者が陣頭指揮を執り奮闘しましたが、 1年半で数十億の負債を抱えて撤退しました。  担当者は責任をとるために辞表を提出しましたが、社長から「一回失敗したくらいで何をいっている。この経験を次に活かせ」と叱咤激励されたそうです。  その後、担当者は別事業を担当し、「 G U」ブランドを世に出すことに成功しました。  このように、いくら社員が責任を感じても、社長がくみ取り、さらに働けるように背中を押してあげる企業こそが成長していくのです。  ユニクロの例は素晴らしい話ですが、そもそもスタートアップや中小企業でそこまで忠誠心のある社員は多くありません。  僕はかつて一緒に働いていた部下に、責任を持って仕事をしようとたしなめたことがありました。  すると「それは『自責思考』といって精神的ストレスが増加する行為なので鬱になりやすいと本で勉強しました。社長もそんな考えはやめたほうがよいです」と注意を受け、啞然としたことがあります。  この社員はかなり極端ではありますが、大なり小なり基本的に会社に忠誠心があり責任を持って働く方より、責任は自分にはないと考える方が多いものです。社長は自分で好きなように決定できる立場にあるので、すべての責任は自分にあると心に刻んだほうが無難なのかもしれません。  黒字化に成功している社長に共通していることは、景気のせい、社員の人間性のせいなど他人の責任とせずに、売上が落ちたのは自分のフォローや指導が足りないから、社員が辞めるのも自分の育成方法が悪いからと、すべての原因は自分にあるとしてどう解決するかを自分で考えられるかどうかなのです。黒字社長のルール ③

会社の出来事の責任はすべて社長にある。黒字を出す社長に「他責思考」は必要ない!

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