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現実を直視する

会社がうまくいかなくなると、どうしても現実から目を背けてしまいます。ある人は突然、宗教書や思想書を読み出したりします。またある人は、自己啓発書に目を向けて答えを探そうとします。その結果、一瞬の安堵は得られますが、時間が過ぎればまた不安になってしまいます。

現実の局面に比べて、夢や理想は安心感が漂うものです。そちらに心を向けた結果、「どんなに苦しくても、やがて必ずよくなる」と信じ込みます。本に書いてある通り、どんな経営者も同じ苦労をしていまに至っているのだと。

しかし、理想や夢を求めるのは悪いことではありませんが、それを逃避に利用してしまうと、現実が見えなくなってしまいます。

経営の苦しさは精神論だけで乗り切れるものではないからです。問題は、現実を直視することです。

よく、社長がわけのわからないことを言い始めたら要注意だといわれます。

突然、従業員に対して優しくなったり、人生とはなにかを唱え始めたり、心の話をし出したり、あまりにも現実とかけ離れた話をするようになったときです。ある社長は、このように言いました。

「私は夢や理想ばかり追いかけてきた気がする。とくに実現不可能なことや、無理難題を押し付けたり、要求ばかりしてきたような気がしている。それは、いま考えると現実逃避だったかもしれない。大切なことは、目の前の現実だった。現実はなにも変わらないし、ある日突然、好転するわけではない。私は私の考え方を変えることで会社がよくなると信じてきたが、どのような行いをしてもなにも変わらなかった。

すべての答えは、目の前の現実を直視することだった」社長になると、ほとんどの人は不安に陥ります。夢や理想はわずかな救いにはなりますが、それだけでは現実はなにも変わりません。

社長の現実とはなにか?すべて資金繰りです。不安、恐れ、お金が足りないという恐怖は、現実における最大目標となるものです。また、これは社長に対する踏絵に近いもので、「改めるべき」ことの一つです。

なぜ、お金が足りないのでしょうか?なぜ苦しいのでしょうか?この不安は一体なんなのでしょうか?もしかすると、無理してはいないでしょうか?能力以上のことを抱えていないでしょうか?社員を削れないからでしょうか?世間体が気になるのでしょうか?見栄が自分を苦しめていないでしょうか?どちらにしろ、なんらかの無理をしているから苦しくなるのです。もう、無理するのはやめたらどうでしょう。無理をやめることで、どれほど社長も社員も救われるでしょう。

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