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会社をつぶさずに、お金を回せる社長は、地元の金融機関と積極的につき合い、そのメリットをフルに生かしている。

中小企業の金融機関、特に地域密着型の金融機関とつき合うといくつもメリットがあります。

まず、地銀はその土地の事情に精通しており、地元の有力者と太いパイプをもっているので、融資以外に、地域に溶け込むための人脈づくりなどにも一役かってくれると期待できます。

信用金庫、信用組合はよりきめ細かな地域情報をもたらしてくれ、企業規模によっては、いちばん身近で、いちばん頼りになる金融機関だといえるかもしれません。

そのかわり、こちらも祭りなど地域の行事には積極的な姿勢を見せること。

地域の行事に自社の商品を景品として差し入れたり、祭りでは神輿の担ぎ手になったりするなど、地域行事に熱心だと、地元の金融機関の印象はぐっとよくなるものです。

地域の金融機関とのつき合いの第 2のメリットは、長く強い人間関係を育めることです。

金融機関とのつき合いも最終的には人間関係に尽きます。

銀行の担当者と肚を割って話すことができるようになったり、さらに進んで、個人的なことまで相談できる間柄になったりすれば、これ以上心強いことはないでしょう。

人間関係は時間をかけてじっくり育まれていくものです。

ところが、大手行の銀行員は 3、 4年で転勤していくケースが多いのです。

せっかく親しくなりかけたところで地元から去っていってしまう。

ふだんしょっちゅう顔を合わせていなければ、人間関係は徐々に薄らいでしまうのが世の常です。

一方、地銀や地元の信金、信組の職員はその地域を離れる可能性はあまりありません。

長いつき合いを続けているうちにポストが上がっていき、しだいに組織内での力が強くなっていく可能性も大。

そうなれば、いっそう便宜を図ってくれる強い味方になってくれるでしょう。

私の顧問先にも、地元の信用金庫とじっくりつき合いを重ねていたら、初めの担当者が出世していき、理事長にまで昇り詰めたケースがあります。

もちろん、理事長が何もかも采配をふるうわけではありませんが、正直なところ、何かとやりやすくなったことは事実。

多様な領域の企業トップを紹介してもらえる機会も増え、有形無形の恩恵はかなり大きいといっています。

金融機関のスタッフと親しい人間関係をつくりたいなら、とにかくしょっちゅう顔を合わせること。

ふだんから、こちらからも足を運び、顔を合わせる機会を増やすのです。

特別な用事がなくてもいいのです。

「近くまできたから……」とか「社員旅行に行ってきたんですよ。

これ、皆さんで食べて」とちょっとした土産を届けるなどとってつけたような用事でも、わざわざ訪ねてきてくれた、それだけで相手はいい気分になり、その社長に好感を抱くものです。

❖地銀 1行という地域では…… 身の丈に応じた金融機関、地域に密着した金融機関を選ぶように、といっても地方によっては取引できる銀行の数が少なく、地元の信用金庫や信用組合、あるいは地銀が1つしかないという地方もあります。

こうしたところでは競争関係がないため、かなり高い金利を設定するなど、金融機関がわが物顔で取引していることが少なくありません。

安倍総理は「地方創生」をスローガンの1つに掲げていますが、地元の銀行の誠意ある支援姿勢がないかぎり、その理念の実現は不可能でしょう。

金融庁も懸命に金融改革を進めています。

同時に、地方の金融機関の意識改革も進めていかなければ、地域の中小企業は苦しい状況を抜け出すことはできないでしょう。

近くの金融機関が 1行しかないような地域なら、金利が高い・低いなどと文句をいうのではなく、必要なときにすぐにお金が出てくる、そんな固い絆で結ばれた関係性を構築するように注力することをおすすめします。

▼必要なときに担保なしで融資してくれる銀行がメインバンク。

大事なのは、自社の身丈と釣り合う銀行を選ぶこと。

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