鬼 100則 02自分の死ぬ日を設定して、壮大な生涯ストーリーを描け 「私の命日は 2033年4月 4日です」。講演会の冒頭、自己紹介でそう言うと、驚かれる。 学生時代、「あなたの人生はあなたが思い描いた通りになる」というポール・ J・マイヤーの言葉に出会ったときには心が震えた。そうか、思い描けばいいのか。 自分とは別世界のアメリカの豊かな生活を映画で見て憧れたが、自分の生活とのあまりの違いに絶望感さえあった。だが憧れを思い描くことで、その世界に行きつけるなら! 私の妄想人生はそこからはじまった。 「自分の人生をどうしたいのか」を描くには、行き着く先のゴール設定が必要となる。 自分はいつ死ぬのか。そのとき、どんな生活をしていたいのか。どうありたいかを決める。そこに行きつくためには、その 10年前にはどうなっていなければいけないか。 20年前には……、演繹法で考える。 その人生戦略のためには、会社の経営戦略をリンクさせることが不可欠で、どちらも単独では成り立たない。社長の戦略の両輪だ。 ゴールに描くものが大きく、現在との乖離が大きいほど、生涯のストーリーは壮大なものになる。 想像するのは勝手だし、金もかからない。 このストーリー、人生設計にどれほど自分が救われたか。「こんなところで躓くわけにはいかない。自分がたどり着くゴールは、遥かかなたなのだから」と、苦しいときにいつも自分を奮い立たせるエネルギーとしてきた。 強く願い、想像力をたくましくし、もがき続けると、どんな窮地にあっても、救いの手が差し伸べられたり、切り抜けられる秘策にたどり着いたりした。私の人生はそんな得難い出会いの連続だった。 正直いつまで生きるかなんて誰にもわからない。でも、死ぬ日をゴールとして決めなければ、今、どこに向かって舵を取ればいいのか迷ってしまう。だからまずは、舵を切る目的地を決めろ! 志はなんだ。社長としての夢・志は大きければ大きいほどいい。そこまでの道が、遠く果てしないほど、描くストーリーは壮大なものになる。人生をかけたストーリーを今日から描きはじめて欲しい。
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