鬼 100則 13蛻変せよ(脱皮・変身・成長) 長い人生の中で 3年 5年あるいは 10年ごとに大きく変化したり、成長するときがある。逆に、大変なピンチに見舞われることもしばしばである。多くの人がこのときに勇気を失う。 だが、会社や社長自身の成長は、実はこのピンチをいかに乗り越えるかにかかっている。 「蝉のように私たちもそして企業も、絶えず変化する社会環境のもとで、本来は意識的に脱皮・変身・成長を遂げていかなければならない」(帝人株式会社元社長 大家晋三) そのときに蛻変しなければ、あとは死を待つのみだからだ。 しかし、「蛻変のチャンス」は神様のテストという形で訪れることが多い。私の場合、人生の最大のピンチと思われることが十数回もあった。そのうちのいくつかを紹介する。 ①出店 4日目に妨害に遭い開店記念セール中にクローズ。社名変更に伴い、看板、名刺、書類全てを作成し直し ②新店が水没し 2億円の損失 ③超大型ライバル店の怒涛の如き出店により、半年以上、毎月赤字 ④電機商業組合の反対に遭い、逆風の中で高松 1号店を出店 ⑤ 42歳で脳腫瘍手術 私はその都度、絶望のどん底に落ち込み 1人悩んで苦しみ、神様を恨むほどだった。 だが、私には、社員という仲間がいた。ベクトル会の同志たちと悩み、リベンジの策を練った。さらに店長たちを集め、密議を繰り返し、方策を決定した。最後に全社員を集め、あるいはさらに各店を回って 1人 1人の手を握りながら協力を懇願した。「 ○ ○君、頼む! 何としてもリベンジしたい。皆と一緒に立ち上がってくれないか」と。 今にして思うのは、数々のピンチがなかったら、これほどまでに社内の団結力が広がることもなく、会社も私も社員もここまで成長しなかったということだ。ピンチはやはりチャンスだったのだ。神の与えた試練を乗り越えながら、脱皮・変身・成長を繰り返す蛻変の歴史こそが人をたくましく鍛えあげる。 大きな志のない人は、大きく変わろうとする決意や覚悟に乏しい。だから成長のための節目やチャンスに巡り合うことも少ない。 ピンチが背中を押してくれた今、あなたのビッグチャンス、蛻変は今なのだ!
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