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34  年初のあいさつは 1年間かけて練りあげよ

鬼 100則   34年初のあいさつは 1年間かけて練りあげよ  社長たる者、スピーチの機会は多い。  社員の前での社長スピーチは、年間どころか毎月何度もあるため、十分な準備をしなくてもそこそこ話せる。そして慣れが高じると、自分の思いばかりを発信してしまう。さらに肝心なことを言い忘れても、そこそこ何とかなるので、いつの間にか惰性に陥る。結果、社員には社長の話は大した重みもなく、軽いレベルと受け取られてしまうのだ。  特に世間の一般情報は社長以上に社員の方が知っていることが多いので、貴重な時間を使い長々と話したりすれば、社員へのインパクトが少ない分、スピーチの効果はさらに期待できなくなる。  年間何十回ものスピーチの機会を前に、社長は社員に何を話すべきかを、スピーチの何カ月も前から少しずつ準備をはじめ、その期間中に構想を練りながら筆を進めていくのだ。  倉庫や店内や事務所をチェックしながら、久しぶりに何人かと会話した際に、何がしかの兆しを発見できる。気になることを部下に確認すれば、次の会議やスピーチの種となる。社内のさまざまなテーマについてより具体的な中身のある話をすることで、次第に社員間に緊張が走り、スピーチによる成果もさらに期待できる。  兎にも角にも社長のスピーチの会社全体に与える影響力はゆるがせにはできない。中でも集大成となる総会のスピーチや、新年のあいさつは特に大切だ。  まず、年間の行事計画の、社長のスピーチ予定日に印をつける。そして、年間計画の中で気になるテーマの資料を毎月少しずつ集めていき、いくらか集まったところで、 2 ~ 3カ月前にスピーチのあらすじを作ってみる。さらに週に 10分ずつでもあらすじに肉づけしながら、 1 ~ 2週間前までには原稿を完成させ、当日までに 2、 3回の練習を行って本番に臨む。  そして各々のスピーチの最終版をストックしておき、翌年のスピーチのためのヒント集の一つにする。  社長が一つ一つのスピーチについてここまで心を入れ込めば、思いは伝わり、社員の心を打つことができ、成果も期待できる。ひいては、これが社長の求心力にもつながるのだ。  こんな地道な積み重ねが、社長力を鍛えあげていくのだ。

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