鬼 100則 63社員の想像を超える度肝を抜く福利厚生 最大の経営要素は「人」である。社長は、磨けばダイヤモンドになる社員に「辞めたくない」と思わせる会社作りをしてモチベーションを上げなくてはならない。そのためには夢を語って社員を惹きつけ、さらに「夢の片鱗」を味わわせて社員の心をムンズと鷲掴みにしていくことである。 月並みな福利厚生を全て実行し尽くした私は、社員の度肝を抜くようなサプライズで、彼らのモチベーションをさらにアップさせる秘策はないだろうかと考え続けた。 当時、会員制リゾートホテル、エクシブの販売代理権を獲得し相当数販売していたので、あるとき鳴門のエクシブを全館貸し切りにして、パートを含めた全社員を招待した。 感動する社員を前に新制度を発表。 3カ月に一度、各人の業績に応じてポイントを付与し、そのポイント数に応じて〝夢のエクシブ 1泊無料招待〟というもの。効果は絶大。家族全員での 1泊を夢見て全員がチャレンジしてくれた。多くの社員が全国のエクシブを満喫。これに比例するかの如く、業績はうなぎ登りで、毎年、 1000万円 ~ 3000万円を特別賞与として分配。社員に喜んでもらえば、利益はどんどんついてくることを実感したものだ。 さらに、腰を抜かすほどのインパクトのある施策を次々と実施。アメリカ西海岸、東海岸への旅。カナダ・スキー三昧の旅。ヨーロッパ 3カ国・ドイツワインバイイングの旅。ドイツの新しいサッカー場での日本対イタリア戦に興奮。私が親善大使を務めるザイン城での晩餐会、ドイツ国際平和村での子供たちとの食事会、ベルリンのドイツ大使館での日本語スピーチコンテスト展開などなど、とどまるところを知らず膨張した。 たどり着いたのが、最高益のときのみに実施される最優秀社長賞の家族で地球一周の旅。発表時には社員総会の会場が大きくどよめいた。結果、 7人の家族が世界一周の権利を手に入れた。 社長は、自らの描いた人生設計・経営計画を完成させるためにも、労働環境をよくして社員の不安を取り除くと共に、「夢の片鱗」を社員に味わわせて働きがいのある会社にしていくことだ。そうすれば社員のモチベーションが大幅にアップし、並行して会社の利益も上がっていくこと受け合いである。
変えるにはリスクが伴う。変えなければもっと大きなリスクが伴う。ジョン・ヤング(宇宙飛行士)最も偉大な人とは、日常の小さなことを軽蔑する人ではなくて、それらの事柄を細心の注意をもって改善する人のことである。サミュエル・スマイルズ(作家・医師)
コメント