鬼 100則 86部下を育てる人を最大評価 かつては販売額の多い人が一番評価され店長になった。だが、 1店に 50名〜 100名もの従業員がいる今では、店長の仕事は複雑で多岐にわたり、自分で売る暇などない。 売上の予実管理、販促計画から顧客や業者への対応や店舗管理はもちろん、従業員のシフト管理から健康管理まで、店長は日々大忙しだからだ。 個人個人に頼る売上や業務推進力はもちろん大切だ。だが、しょせんそれは 1人のマンパワーに過ぎない。 1人のスーパーマンに頼るよりも、売上や業務推進力で平均以上の力を持った人を数多く揃えた方が、総体としての成果は大きくなる。 だとすれば、店長には自分の能力、パワーを部下につぎ込んで育てていくことが求められる。むしろこれこそが、会社を成長させる最大のパワーなのだ。 だが社長は、口先で「人を育てよ」と店長に言い放つだけではいけない。具体的に人を育てる方法を教え、かつ、ケーススタディで事例勉強をさせる。さらに、人を育てた人には、正しい人事評価を行うことが大切だ。 そして、何よりも「なぜ人を育てるのか。育てたら組織はどう変わるのか」といった人事育成の必要性を店長に十分理解してもらうことが大切である。そのためには、コーチャー制度を設けるなどして人を育てる仕組みを作り、途中経過のチェックを行う。そして最終評価を行い、良ければ優遇するという一連の制度設計を行うのだ。 なお人事評価制度については、人を育てることの大切さを、具体的に数値化しておくことが大切。そうでないと、結局、お題目を並べただけで終わってしまうからだ。 このような「部下を育てる人を最大評価する」という制度を構築し、一連の流れをしっかりと運用して欲しい。注意すべきは、多くの社員が注目しているということである。だからこそ、その運用は丁寧に扱うのだ。 納得した人が増えるに従い、組織の中には育てる環境が整ってくる。これが組織の風土として定着してくれば、もう本物だ。 兎にも角にも社長がその重要性を声高らかに叫び、部下を育てることを社内の最大のミッションとしてしまうことだ。そして、そのための環境を整えよう。
目次
コメント