鬼 100則 89組織表で日々戦略を考えよ 洋服のポケット、 iPhone、 iPad、 PCなどの中には、いつでもどこでも見られるように、組織表と過去 2 ~ 3年、これから 2 ~ 3年後までのスケジュール表が入っている。 生涯プランの中のこの 2 ~ 3年間で、人生を、そして組織をどううねらすかを考えるためだ。 2 ~ 3年後のあって欲しい姿を手に入れるために、常に、今年はどう手を打つべきかを演繹法で考える。その打つ手の一つ一つが 2、 4、 6年後の組織を作りあげる。 具体的には、現在の組織表と 1人 1人の顔写真、個人の社内履歴が記された人事ボードの2つを連動させ、両者を見つめながら、将来の人事構想を練りあげていく。そして、現在、 2年後、 4年後の彼らの年収計画にも夢をふくらませる。 例えば 3年後、ある人間をプロジェクトチームのリーダーにしたいと考えたとしよう。そのためには、現在の組織上の、どのポジションで、誰と何に関与させるかを考える。そうやって 3年後には、彼を確実にリーダーにまで押し上げ、年収を 500万円台に乗せる。そのときの彼の自信と希望に満ちた笑顔は容易に想像できる。 このようにして社長があるべき組織の姿とガップリ四つに取り組むことで、想像の範囲が広がり、組織戦略のレベルが日々バージョンアップされていく。 いつも頭の中でただ単に漠然と思い巡らすのではない。どのようにして、いつまでに彼らをそのポジションに就け、そこで何をどのように行わせるかなどについて具体的にシミュレーションしていくのだ。 社長は日々、社員 1人 1人の履歴と写真を見つめながらシミュレーションを行う。だから、組織の状況に非常に詳しくなり、かつミスジャッジも防げる。実は、社長が練りあげた組織表をもとに、会社の成長戦略を日々構想していくことが、同時に大切な社員個々の成長戦略を見つめることに直結していくのである。 だからこそ社長は、暇があれば組織表を広げ、逆に多忙であればあるほどに組織表を見つめて、組織の無駄を省き、効率化を図るための構想を練り続けなければならない。どんなに素晴らしいビジネスモデルも、理想的な組織なしでは絵に描いた餅だからだ。 組織表は活用次第であなたの進むべき道に大きなヒントをくれる「魔法のペーパー」になることを肝に銘じて欲しい。
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