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96  面授口訣で社員の心を鷲掴みにせよ

鬼 100則   96面授口訣で社員の心を鷲掴みにせよ  会社の規模は小さいほどいい。社員の育成の点から言うと、規模が小さいうちは、社長と社員とが濃厚に接触できる。社員と共に日々業務をこなしながら、機会あるごとに思いを伝えられる。  社長に夢があるように、社員にも夢がある。夢に向かって共に手を携えて、協力し合えるようになれば理想的だ。そのためにも、ときには 1対 1の超近距離の中で語り合いながら、社長の夢、志の渦に、社員の夢も少しずつ巻き込んでいく。社長は目を輝かせながらあふれんばかりの熱い思いで社員とやり取りを交わす。そうやって目指すべき目標を積み上げていくのである。  仏教用語に、師匠が弟子と向き合い、面と向かって言葉で奥義を授ける面授口訣というものがある。相手と面と向かって、自分の思いを語りかけながら、少しずつそれを相手の腑に落としていく方法である。  当然ながら社長の思いと社員のそれとの間では、いくらかの距離がある。両者の思いのギャップを埋めるためにも、社長は社員ときっちり対峙し、自らの熱いそして大きな思いを伝えなければならない。  さとすように!丁寧に!わかりやすく!熱い思いで!くり返しながらほとばしり出る熱い思いで!焦ることなく!時間をかけてヒタヒタと迫っていくのである。  他方、社員の思いにも真剣に耳を傾ける。ときどきメモ取りを相手に促すと同時に、自分も意識的に彼の思いをメモする。まさに面授の双方向版だ。相手の質問・意見に冷静に対応しながら仕事のフローの見直しを図り、あるべき姿に整理したりする。  そうやって 1人 1人に心を寄せて相手の話をじっくり聞きながら、社長の熱い思いを伝えつつ、こちらの考えを相手の腑に落としていく。  社長と社員は、互いにかけがえのないパートナーである。社長の目の届く範囲であれば、面授口訣を通じて社員の心に寄り添い、社員をあって欲しい姿に押し上げていける。そういう意味で、会社の規模は小さいほどいい。私の場合、この方法を使って、飽きっぽくて成績の悪い人を人材に様変わりさせた経験がある。  だから、私は言いたい。 1人 1人に心を砕いて接して、社員の心を鷲掴みにせよ。

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