会計事務所に丸投げする VS会計ソフトを使う 最近はさまざまなクラウド会計ソフトが出てきており、非常に使いやすくなってきているので、会計事務所に丸投げするのではなく経営者が自ら経理をやるというケースも増えてきています。 ただ、実際に事業を立ち上げるとわかりますが、コストという観点から見ると自分で経理をやったほうがいいものの、経営面や事業の売上という観点から見ると、自分で経理作業を行うことが必ずしも正しいとは言えません。 経営者の時間は利益を上げるためにあるわけですから、利益を生み出さない経理作業は会計事務所に丸投げしたほうがいいでしょう。「経理」人材の採用は、規模が大きくなってから考えよう 起業したばかりだからお金の流れが見えるように経理は自社で管理したい、しかし自分で経理をやる時間もない。そんな場合に、経理を担う社員を雇おうと考える経営者も少なからずいらっしゃいます。 これはなかなか難しいところですが、その状況ならば会計事務所に丸投げしたほうがいいと私は考えます。もちろん、事業規模が大きくなれば経理は必要になりますが、現状でそこまでの事業規模でないならば、経理を雇うよりも会計事務所に丸投げしたほうが圧倒的にメリットが大きいです。 なぜなら、会計事務所に依頼すれば、定期的に試算表を作成してくれるから。もちろんこれは会計事務所との契約にもよりますが、月次や四半期ごとに試算表が確認できれば、お金の流れや会社の財務状況をその都度確認することができます。 また、近年導入されたインボイスの影響も忘れてはなりません。今までは会計知識だけで作成できた試算表や決算書も、今後は消費税の知識も必要になるため、会計事務所に依頼せざるを得なくなります。 もし自分で経理をやるとなると、相当きちんとした人でない限り、仕事を溜め込んでしまうケースがほとんどです。そしてそのまま、半年間何も入力せず、試算表も作らず自社の財務状況が把握できない……という形に。ちなみに、銀行などに融資の相談をする際には、決算から半年経過すると必ず直近の試算表が必要になりますから、入力作業をサボっていると徹夜で入力することになったりします。 それでも間に合わないとなると「来週までに試算表を作ってほしい」と会計事務所に駆け込んでお願いする経営者もかなり多いです。会計事務所としては「そんな急に言われても……」と、基本的にはどこもお断りするでしょう。そんな無茶振りをするような会社とお付き合いするのは難しいですからね。 ただ、そのような依頼は本当に多いということだけは、お伝えしておきます。 会計事務所に丸投げしていれば、定期的に会計事務所のほうがあなたの会社に連絡をして領収書などを取りに来るので、入力を溜め込んでしまう心配はありません。また、そのタイミングで前月分までの試算表を作成して財務状況をチェックしてもらえるので、そちらのほうが経営面でのメリットは大きいでしょう。 とくに今はほとんどオンラインでデータが送れる時代ですから、原本が必要な書類でない限り、ほぼすべてオンラインでやり取りできます。 経理作業は自分でやるとなるとかなり時間がとられるので、そこに経営者としての時間が制限され、利益が下がってしまっては本末転倒です。まず経営者は本業に集中し、ご自身でやらなくてもいい作業はアウトソーシングして効率化を図りましょう。
目次
コメント