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経営で重要な 11の経営指標

経営で重要な 11の経営指標  ここからは、月次決算書類から得られる経営指標のうち、極めて重要なものに絞り、その読み方をくわしく解説していきます。企業経営では、会社の業績や財務力、会社の価値を測るため、さまざまな経営指標が用いられます。  しかし、あまりに多くの指標を見ようとすると、かえって判断を誤ります。経営の舵取りでは、見るべき指標を限り、重点的に見たほうがよいのです。  弊社では、中小企業の社長に毎月「古田土式・月次決算書」をお渡しして、「月次推移変動損益計算書」(月次推移変動 P/ L)と「月次貸借対照表」(月次 B/ S)、「月次キャッシュフロー計算書」(月次 C/ F)などの数字をもとに、会社の状況を正しく把握してもらいます。  その中で、「売上高」「変動費」「粗利益」「固定費」「経常利益」などの基本指標とは別に、「月次決算書」から得られる次の 11の経営指標を共有し、一緒にその意味を考え、経営の舵取りに役立ててもらっています。 ① 粗利益率(粗利益 ÷売上高) ② 損益分岐点比率(固定費 ÷粗利益) ③ 売上高経常利益率(経常利益 ÷売上高) ④ 生産性(粗利益 ÷固定費) ⑤ 労働生産性(粗利益 ÷人件費) ⑥ 労働分配率(人件費 ÷粗利益) ⑦  R OA(経常利益 ÷総資産) ⑧ 自己資本比率(自己資本 ÷総資産) ⑨ 持続力指数( ROA×自己資本比率) ⑩ キャッシュフロー ⑪ 資金力(資金別貸借対照表)  どれも月次推移変動 P/ Lと月次 B/ S、月次 C/ Fが手元にあれば、すぐに計算でき、ひと目でわかるものばかりです(巻末資料 ①)。  たとえば、 ①~⑥の経営指標は、すべて月次推移変動 P/ Lの数字だけで導き出せる収益性の指標で、 ⑦の「 ROA」は月次推移変動 P/ Lと月次 B/ Sから導き出せます。 ⑧の「自己資本比率」は、月次 B/ Sだけで計算でき、 ⑦と ⑧はどちらも、会社の資産や借金などの財務状況も含めた総合的な経営指標です。  さらに、手元の現預金の流れを見る ⑩のキャッシュフローは、単月と累計の C/ Fの情報そのもので、 C/ Fを見ればひと目でわかります。  最後の ⑪資金力は、月次 P/ Lと月次 B/ Sから、「資金別貸借対照表」(資金別 B/ S)という資金の流れを示す特殊な B/ Sを作り、そこから求めるものです。会社の資金力の強さを総合的に判断する弊社独自の指標で、解説すると 1冊の専門書ができるくらいの話になるので、本書では触れません。  ここからは、 ①~⑩までの基本的な経営指標について順に見ていきます。

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