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景気下降期の対策

景気下降期に入った時、

まず手をうたなけ沢ばならないのは、

資金対策である。

景気下降期に入ったことが分かった時に、まず打たなければならないのは、

資金対策である。売上が下がってゆくのに、売上の多い時に振り出した手形

を落としてゆかなければならないからである。

まず、売掛金の回収をいそぐ。資財は当用買だ。不急の支出は一切止める。

新規設備投資は無論のこと、現在進行中の設備投資でも、中止できるものは

中止し、中止できないまでも延期するか、ピッチを落とす。場合によっては、

新入社員や欠員補充の削減、中止、延期が必要かも知れないのだ。

その上さらに、いち早く銀行にかけ合って、借金またはその約束をとりつ

けるのである。ただし、約束はホゴにされるおそれがあることも事実だが。

景気が上昇に転じた時には、他社にさきがけて行動をおこす。先手必勝の

原理である。

一倉定の社長学第1巻 「経営戦略」より

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