上手な資金繰りなどない。工しい経営と正しい資金運用こそ、資金繰りを円滑にする道である。
一口にいって、「上手な資金繰りのやり方」なるものはない。不足資金は
割引手形か、借入金か、資産の処分しかないのである。
すべては事前の計画と管理によって、事前に不足をつかみ、事前に金融機
関に申し入れ、金融機関の融資を受けることしかないのだ。そのためには、
経営計画において資金運用計画をたて、それにもとづく運用管理をする。 一方、
金融機関に対しては、メインバンクを必ず決め、経営計画書と資金繰計画書
を必ず提出しておき、毎月実績の報告を怠らないことである。あとは金融機
関の人々との人間関係を円滑にすることである。…
資金繰りに、上手な資金繰りなどなく、小手先のテクニックは通用しない。
社長の正しい姿勢にもとづく正しい経営によって利益を生みだし、正しい資
金運用を行うことによって、資金繰りは自然につくものである。
一倉定の社長学第2巻 「経営計画・資金運用」より
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