経営計画書は、銀行の態度を変える。
銀行は金を貸すのが商売である。その銀行が一番心配するのは、貸すこと
ではなくて、返してもらえるか、ということなのである。つまり、返済能力
である。それを知りたいために銀行はいろいると手をつくす。しかし、頼り
になるのは、銀行用に粉飾しているかも知れない決算書と毎月のように変わ
る資金繰り表だけで、その会社の社長が何を考え、どのようにしようとして
いるかは、社長の話だけではさっぱり分からないのである。そこへ、経営計
画書が提出されたということであれば、銀行としては願ってもないことである。
この瞬間から銀行の態度が変わり、金を借りるのが楽になるのである。…
さらに、実績を毎月報告したら、もういうことなしである。状況のよく分
かっている会社と、分からない会社の、どちらに銀行は融資するか、いうだ
けヤボである。
一倉定の社長学第2巻 「経営計画・資金運用」より
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