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8-4 経営者の退き際

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人生も事業も商品も始めるよりも終わるほうが難しい

私は経営コンサルティングの折々に「始末」という言葉をよく使います。

中国古典の「大学」に「物に本末あり、事に終始あり、先後するところを知ればすなわち道に近し」という一節があります。

この意味は「始めたら末にもけじめをつけてこそ、道に外れない生き方、考え方」ということです。

我々にとって一番難しいのは自らの役割の始末をどうするかです。

この世からいつかはお暇するのです。その前に経営者は企業から去るための始末をしておかねばなりません。

この準備の悪さから、せっかく築きあげた一大作品である企業そのものが消失した事実を、私は自分の日で数多く見て体験してきたからこそ申し上げるのです。

早め早めに終活行動に入るべきです。早めの引退が、愛する会社を存続させることにつながります。

「会社を上手に任せる法」より

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