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キャッシュフローをひねり出す五増六減策(ごぞうろくげんさく)。
「利益」に敏感な経営者は多いが、「キャッシュフロー」というと、流行語程度にしか理解していない経営者もまた、残念ながら少なくありません。
「利益」とは、「そのまま使えるかどうかわからないおカネ」です。
一方、「キャッシュフロー」とは、「使えるおカネの流れ」、つまり「カネ回り」のことを指します。
大切なことは、「キャッシュフロー残(使えるおカネがいくらあるか)」と「利益額」を明確に区別することです。
カネ回りをよくし、使えるおカネを増やす方法は、「五増六減策」にまとめられます。
増やすことで「使えるおカネを増やす」策は次の5つです。
- ①現金取引を増やす・前受金をもらう
- ②利益を増やす
- ③資本金を増資する
- ④未払金・買掛金・支払手形を増やす
- ⑤借入金を増やす
次に減らすことによって「使えるおカネを増やす」策は次の6つです。
- ①受取勘定サイトを縮める
- ②在庫棚卸高を減らす(償却)
- ③建物、機械、設備を減らす(償却)
- ④土地を売却する
- ⑤生命保険は掛け捨てにし、損金にする
- ⑥納税金を減らす
これら、どれかひとつだけを採り入れるのではなく、自社の状況に合うように複合的に、しかも継続的に取り組んでいただきたいのです。
この五増六減策を平素からやっていなければ、たちまち「キャッシュフロー残」がどこかに消え去り、おカネが回らなくなってしまいます。
「カネ回りのよい経営」より
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