仕掛ける・仕組む
これからの高収益会社づくりのキーワードは、「仕掛ける」「仕組む」「しつづける」です。
「仕掛ける」とは、自社の新しいお客様を生むために種を蒔く行動です。
お客様のライフスタイルは常に変化し、飽くなきニーズをもちつづけます。それに柔軟に対応し、新たな顧客を生み出すためには、常にお客様のちょっとした変化の兆しを見逃さず、商品・サービスをスピーディに対応させていかねばなりません。
儲かる仕掛けをつくったら、それを「仕組み」として落とし込んでいくことが重要です。
儲かる仕組みづくりで一番大切なことは、仕事のやり方、仕事の流し方を例外を許さず果断に変えることです。それにはまずムダな仕事を止めねばなりません。
そして、今やっている仕事を機械やコンピュータにできることはさせ、各部門の垣根をとっぱらい、「儲かる仕組み」にするのです。
そのためには、会社の主要部門ごとに、コストを下げる、財務コストを下げる、売り方を変える、つくり方を変えるという4つの大きなくくりで、「それは自分の部門でどういうことを意味するか」「どうすれば変えられるか」、はっきり革新の切り口を示して、それぞれに新しい仕事のやり方、流し方を検討させることが大切です。
「儲かるような仕掛け」を打ち出し、「儲かるような仕組み」を整えても、「儲かるようにしつづける」ことができなければ、実際の利益にはつながりません。「成功するまでやめないで続けることです」。
この言葉は、ヒット商品をつくり出す開発のポイントは何ですかと、大塚製薬の戸部副社長に質問したときの答えです。
私は、これまで50年、多くの経営者に直接かかわってきましたが、「執念のある人物」と仕事をしたときが、いちばん成果が大きかったように思います。
わが社の新たな収益源を創るために、「仕掛けて」「仕組み」、莫大な資金を投入する。それをいったい何年で回収できるのか。
もし順調に利益を出しても、正しく納税していけば、5年や10年はかかるものです。だからこそ、社長には「しつづける」ことができる執念が必要なのです。
「儲かるようにすべてを変える」より
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